Naoyuk!Ohashi

ポニーリーグオフィシャルカメラマン

Naoyuk!Ohashi

ポニーリーグオフィシャルカメラマン

最近の記事

ゆうじょうときずなと

会心の当たり。 大きな飛球はフェンスを越えた。 放物線を描く打球へ「いけ!いけ!!」と声が押す。 立場的にも近い位置でチームでの取り組みをする仲間へ特別なものがあると前から感じていた。 かつてもホームランで帰って来たところを両手を広げて迎えていた。 結果に苦しんだ世代にあって、チームを支え続けた2人の友情と絆と。 胸に来るものがある今日だった。 優勝おめでとう。

    • 3人の大応援団

      昨年の秋。グローイングアップトーナメントの準決勝、決勝の日のこと。大きな声援をチームメイトへ送る話を書いたが、1年経っても試合は出ていなくてもその様子は変わらず、むしろ時を経ることで確たるものを持って応援していた。 ヒットが出れば喜び、やや押されていると思えば盛り返すべく励ます。 大会では別チームでの参加だが、この試合でも彼らは参加していた。 声援を力に変えていくというのは簡単なことでは無い。実力以上のものが発揮されるということはそうそう無い。 声援を受けたことがプレッシ

      • 輝くプレー

        試合展開が劣勢の中にあっても、輝くプレーを見られることがある。 そういったプレーをしっかりと撮れてこそのカメラマンという部分は大いにある。 ピンチを何度も救ったプレーであったので、試合後に監督とお話しさせていただいている中で「撮れた?」と聞いてもらったのに苦笑いで流してしまった。 試合中も撮れたものを確認しながらなので、納得出来るものが撮れていたというつもりでは居られなかった。情けない話だ。 ただ現代文明を活用すれば、納得のいかなかった写真であっても、どうにか贔屓目で及第

        • 伝えるということ

          拳を握り、胸を叩き、言葉で格好でしっかりと伝える。 ピッチャーが孤独になると、その疲労感と焦燥感は観るものの言葉を詰まらせる。 だからこそ、その前にちゃんと伝えて、仲間の居ることを知らしめる。 最初に見たのはブロンコの部の日本代表選考会。 ピッチャーの選考でのキャッチャーをしていた。殆どが初めて会う、初めて受ける相手だ。 それでも良い球がくれば、しっかりと褒める。やや思惑と外れたと思われる球がくれば良いところを伝えながら落ち着いて、と大きな声で伝える。 思わず、選考会の

          今年も暑い夏でした

          7/19の開会式から7/24の決勝までの日程で全日本選手権が行われ、今年も九州連盟と関メディベースボール学院ポニーの決勝戦となり、昨年は延長の末、2チームの優勝となりましたが、今年のアツい決勝は筑後リバーズの優勝となりました。 全日本選手権へどのチームも参加出来るという訳でもなく、春の地区大会を勝ち上がりが求められる。 どの場面でも安穏とした気持ちで臨む選手は居ないはずだけれど、全日本選手権ではより一層気持ちの入った試合となることは必然だ。 そんな気持ちの現れを同じフィ

          今年も暑い夏でした

          友情

          ポニーリーグでは広澤克実杯として、全国各地の連盟の代表選手を選出し、合同チームでの大会があり、そこには日本のポニーリーグの代表選手を選出する選考会がある。 その為に各地区での選考会があるわけだけど、各チームから推薦された選手がその場で組まれたチームで試合に挑む。 関東同士だったら顔見知りもいるだろうけれど、今回の選考会では岡山からの選手が2名、関東での選考会に参加する形となっていた。 理由としてはチームがポニーリーグへの加入時、既に所属の関西連盟での選考会が終わっていたのだ

          声が力になる

          『押し込め!!』 コーチャーボックスから緊迫の場面で仲間を鼓舞する。 チームでは元気印の存在感。そして今回の第8回全日本選抜中学硬式野球大会を楽しみにしていたことで、怪我によるプレーが出来ないことの悔しさは他人が推し量れるものでもなかった。 ただチームの誰もが欠かせない存在である素晴らしい環境下で彼の存在も試合でプレーするだけではない活躍があった。 悔しい敗戦。 だからこそ、きっとまだまだ強くなる。

          声が力になる

          2024、球春来たる

          春と呼ぶにはあまりに寒い2/25。 ポニーリーグ関東連盟の春季大会が開幕しました。 開会式は滞りなく進められたけれど、残念ながら当日は雨が降り出し、関東各地の試合会場で行われるのだけれど、どの会場でも試合が出来ない、もしくは出来ても1試合といった具合の1日でした。 開会式では今年ポニーリーグ50周年を記念し盛り上げるべく公式テーマソングを日本ハムファイターズの公認応援歌を歌われているHARTYさんに歌っていただいた楽曲『夢中になり描こう夢』をライブで披露していただきました

          2024、球春来たる

          ストーリーズ

          『ポニーストーリーズ』というのはポニーリーグを撮影するべく集まったカメラマンチームの名前であったのだけれど、今では実質個人の活動となっている。 撮影させていただいた写真を販売していたのだけれど、そちらも担当者様の離職により、また新たな方法を構築せねばという、本当に個人としての活動になってきました。 ただこの『ポニーストーリーズ』という名前。初めこそ、こんなものかと思っていたけど、今年で活動4年。一年生の時から撮らせてもらっていた選手たちが卒業するということを思うとまさに自分

          ストーリーズ

          栄冠は君に輝く

          栄冠は君に輝く

          盛り上がりが足りない?…訳がない

          関東連盟で新風吹き荒ぶという記事は書いたが、それはグローイングアップトーナメントに於いても激しく吹いていた。 結果は惜しくも2位だったが、今回の大会で勝ち上がる事を経験したことはこれからの武器だろう。 春から参戦していたけれど、撮影のタイミングが合わず秋季大会予選リーグで初めて撮らせてもらい、惜しくも本戦のトーナメントは逃したものの、グローイングアップトーナメントで勝ち上がり、再度撮影の機会を得たのだけれど、前に見た時とはチームが変わっていた。 伸び盛りの中学生活にあって

          盛り上がりが足りない?…訳がない

          少し特別な夏の日を過ごした彼ら

          ポニーリーグガールズワールドシリーズが終わって、そう遠くない日に、ポニーリーグで1番アツい日だった選手権の決勝の舞台『江戸川区球場』にて、ハワイのホノルルからポニーリーグの選手たちと親善交流試合が行われた。 江戸川区とホノルル市が姉妹都市であることなどで行われたこの催し物に2日にわたって参加させてもらった。準備運動から一緒に行い、拙い言葉でもコミュニケーションを深め、試合では力を発揮するべく和気藹々としながらも真剣さを含んだものだった。 ハワイの選手たちは季節ごとに取り組むス

          少し特別な夏の日を過ごした彼ら

          新時代

          関東連盟秋季大会、今年の優勝、準優勝はどちらもチームの結成数年というポニーリーグにあっての新興チームだ。 昨年、加入後初参戦の秋季大会で優勝したチームは今年のコルト大会(中学3年生大会)でも優勝。 全国的にもポニーリーグへ新たに加入のチームが増えて、これから更に賑わっていくことになるだろう。 第一回の女子野球ポニーリーグガールズワールドシリーズもふたつのディヴィジョンでの優勝。今回の秋季大会の準決勝まで進んだ4チームのうち2チームには女子選手がレギュラーとして活躍している

          あの日、吹いた風の強さ

          昨年の関東連盟秋季大会。 ポニーリーグへ新規加入のチームが一気に頂点まで登りつめた。 豪快なプレーの数々、奔放にも見える格好や所作、自分の知った数年のポニーリーグの中にあっても特異な存在であった。 ただ彼らが不埒な存在で無いことは試合をすることで多くの人が感じ、友人として関係を深めていった選手も多かったことだろう。 思えば、たったの一年だったのかというほどの存在感。 この一年、彼らの起こした風が今も吹き続けている。 そしてきっとこの先も残り続けるだろう。 吹き荒ぶ風はこ

          あの日、吹いた風の強さ

          ぃよっしっ!

          不慮の怪我だった。 それでもチームを支える献身もあり世界一を掴んだ。 怪我は無理出来るものではない。 先の野球人生も含めて、しっかりと回復させていかなければならない。 少し前、「まだリハビリ段階で」と親御さんからお聞きして、シートノックのサポートをしつつ、ランナーコーチを務めて、中盤から終盤での代打起用というのが続いた。 しかし代打で臨むもこれまでの積極的な気持ちも先走り、焦りというかなんだか落ち着かない様な風に見えた。 どうにかと振るバットに当たるもの飛ばせるものでな

          ぃよっしっ!

          Be the Hero

          これまでの試合の結果を見てもそれだけ出来る選手たちということは感じていた。 実際に見る事で実感した。 監督は謙遜しながらも、常にポジティブで自らチームを鼓舞していく。それに呼応する選手たちばかりで気持ちの良い試合が観られる。 三年生がコルトと分けられ、チームの中心が二年生となる中で、チーム事情もあれど一年生が主体で挑む大会でもこれまでもどのチームにも食い下がる様子はこれからの躍進が楽しみであるとともに、他チームにとって脅威となることは間違いない。 中学野球のみならず、す