Over the Rainbow
試合に出ていてもベンチからでも一際通る声が聴こえる。
仲間を鼓舞し、自分を奮い立たせ、そこには強い気持ちを感じる。
ある試合で、連続した守備機会の際に不運もあり悔しい気持ちが溢れていたのを目にした。
例えば、自分が追い付かないとか至らないというわけではなく、グラウンドコンディションにもよるところのある不運であった。
中学1年のチームメイトには慰めの言葉をかけることもまだ難しい年代。本人が消化していくしかないのかもしれない。
でも、内なる強さが見えるほどなので、きっと悔しさも力に変えてこれからも活躍していくと思っている。
昨年夏の全日本選手権の決勝戦の日、ポニーリーグの女子野球にとって大きな始まりとなるであろう試合。2年生ということで年上の選手も年下の選手もいる中で、明るく気丈にチームの盛り上げ役となっていた。
3/12の試合では終始ベンチでの試合となったけれど、強豪チームにあってベンチワークもとても大切とされる中で、メンバーへの攻守交代の道具出し、水筒渡しからキャッチーの防具付け。何事も率先して「そういう役割」をキッチリとこなしていた。
でも、あの日の悔し涙を見た自分には贔屓目でも現状で満足してる様には全く見えなかったし、必死に抑える欲も見えた気がする。
まだまだ先がある。その先の景色は自分で進まなくては見ることが出来ない。
どんな時も胸の奥に熱いものがある限り、挑戦していってもらいたい。
いや、自分が期待するまでもなく、自らの限りを越えていくはず。
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