私のFn設定 X100V 編
私は、いわゆる一眼タイプの「T系」とレンジファインダータイプの「Pro系」の二通りのカメラを持っているので、掲題の通りではありますが、今回の記事は私がFUJIFILMのカメラに設定しているFn設定について掲載してみようと思います。その時々で更新もするのですが、概ねこんな感じ、というレベルで見てもらえればと。
これは、以前「私のFn設定」という記事で、FUJIFILMのX-T3とX-Pro2の設定について書いたときの一文。
それぞれのハード面とソフト面の違いも踏まえて、その当時の設定を書いたわけですが、その後数ヶ月の時を経て同社のハイエンドコンパクトデジタルカメラ「X100V」を手に入れましたので、今回はその設定内容について書いてみたいと思います。あ、因みにX100系のカメラを手にするのは初めてです。
スペック等々はオフィシャル以外にも様々なレビューがあると思うのでそちらで見て頂くとして。Fn設定に関するもので先代X100Fからの大きな変更点といえば「セレクターボタンの廃止/背面チルト式液晶モニター(タッチパネル)の採用」でしょう。レンジファインダー機としてはボタン配置が似ていたX-Pro2も比較対象の部類に入るかもしれません。ここでは「X-Pro2ユーザーでもあり、タッチパネルを有するX-T3も所有する自分は、X100Vにこんな感じで設定しています」という所が伝われば良いかなと。例によって、既にFUJIFILMのカメラをお持ちの人のみならず、これから購入しようか検討している人にも少なからず参考になればと思う次第です。
あと、最初に言っておきますが「セレクターボタンが無くなって改悪だ」なんてのは全くの杞憂でしかありませんでした。(あくまで自分の場合)
X100V
■Fn2ボタン
「顔検出/瞳AF設定」を割当。
スナップにおいても顔認識機能に頼ることがあります。具体的には手前に狭窄物などが入るシチュエーションで保険の気持ちでONにします。逆に人通りの多い場面では、自分の意図しない人物にフォーカスすることを防ぐためにOFFとしています(どちらかと言うとOFFの時のほうが多いです)
■ファインダー切り替えレバー(ホールド)
「検討中」
通常、OVFとEVFを切り替える為に使用する切り替えレバーですが、2秒くらいホールドすることでFnとして使用出来るようになりました。とは言うものの。他のボタンのように押したら即変更というギミックではないので、何が最適か迷い気味。。
※現状では「ブースト」を適応中。
■Fn1
「カスタム選択」を割当。
以前の記事「私のFn設定」では「人間で言う酸素か水かくらい必須な項目」として挙げていた機能の1つをここへ。セレクターボタンを保有する機種の場合には左ボタンに設定していましたが、X100Vでは廃止になったことと、自分はこの機能の使用頻度が著しく高く、タッチパネルではなく物理ボタンに置きたかった為にFn1でセット。ここから、好みにチューンしたフィルムシミュレーションを即座に変更することが出来るようにしてあります。
■チルト式液晶モニター
セレクターボタンは廃止になりましたが、液晶モニターがタッチパネルになっており、上下左右にフリックすることでFnとして機能します。ファインダーを覗きながら操作も可能ですが、私の場合、物理的に鼻が近くで邪魔をすることもあってファインダーから顔を離して操作する場面が多いので、たまに使う程度の設定や、ファインダーに没入する前後に操作するであろう設定を多めにしています(ホワイトバランスシフトは比較的よく使うのですが、セレクターボタンが無くなったのでここへ。。)
「TFn1(上):フォーカスリミッター」
「TFn2(左):スポーツファインダーモード」
「TFn3(右):ホワイトバランスシフト」
「TFn4(下):シャッター方式」
■AELAFLボタン
「AFモード」を割当。
はい、でました。これも以前「自分にとって必須な項目」として挙げていた機能の1つ。AFの範囲選択を切り替える機能です。タッチパネルがあるとは言うものの、物理ボタンの安心感に替えられるものはありません。したがって有無を言わさずここへセット。主に「シングルポイント」と「ゾーン」を使い分けています。
■リアコマンドダイヤル(押し込み)
リアコマンドダイヤルを押し込んだ時の機能設定です。親指の可動域に近いため高頻度で使用する機能を割り当てします。「感度AUTO設定」にして3パターンのAUTO設定をしておきつつ、環境の光量を見て適時変更しています(ISOダイヤルを「C」の位置に入れたうえで使用します)
■Qボタン
「クイックメニュー」のままステイ。
クイックメニューとは「撮影に関する詳細な設定をタイル状に表示してくれる機能」で、まさに各種設定にクイックにアクセスするためのメニューです。自分はここに、撮影の明暗や色表現に関する機能をまとめて設定しておいているので、撮影の場面に応じて頻繁に変更します。従って、これもやはり物理ボタンに置いておきたいということで、出荷時デフォルトのままここにセット。
▼クイックメニューの例
まだ調整中ですが現状こんな感じです。
おまけ
■フロントコマンドダイヤル
フロントコマンドダイヤルには「露出補正」を割り当てています。FUJIFILMのカメラの多くはボディの右肩部分に物理的に露出補正ダイヤルが設けてあり、ダイレクトに操作して露出を補正することが可能ですが、このダイヤルを「C」に設定すると前後ダイヤルでの補正作業が可能になります。一般的なミラーレス一眼同様に左右に回すことで露出補正が可能ということですね。加えて通常の物理ダイヤルでは±3までの補正であるところ、C設定での補正の場合±5まで許容できるので、そこまで使うかはさておき自分はそういう設定にしています。
いかがでしたでしょうか。
使ってみてまだ一ヶ月ほどですが改めて思うのは、無くなって良かったとは思わないけどセレクターボタン無くてもいけちゃうな。ということ。むしろ、ミニマルなデザインに磨きがかかったし、何より新たに手に入れたチルト式液晶モニターの恩恵のほうが大きいんじゃないかなと、個人的には思います。
ボタン配置でまだ慣れないのは「Deleteボタン」くらいでしょうか(ファインダーの右側にあります)わざと押しにくい部分に置いたなという気がしないでもないですが、ついついサクサク撮っちゃうので、いざ不要なデータを消そうって時に親指から遠いなと…まぁデータ取り込んだらフォーマットすれば良いだけなんですけどね。
というわけで、今回はこんなところでしょうか。
Fnについてはだいたい網羅したかな。
感想などあればnoteのコメントかTwitterなんかでもお気軽に頂ければ嬉しいです。ではではー。