NaoyaSAKUMA

筑波大学附属中学校教諭。専門は科学教育、理科教育。現場から、理論を実践とつなげることを目指しています。

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筑波大学附属中学校教諭。専門は科学教育、理科教育。現場から、理論を実践とつなげることを目指しています。

最近の記事

中学校理科電気回路における思考を測る問題の紹介

はじめに本記事は、科学教育 Advent Calendar 2023の12月19日の記事です。 https://adventar.org/calendars/9086 学習評価で簡単な観点・難しい観点 我々教師は、授業をすれば評価をしなければなりません。 何を用いて、どのように評価するのかは真剣に考えなければなりません。 個人的な印象ですが、知識・技能の評価は結構行いやすいのではないか?と思っています。 難しいとされているのは、思考力・判断力・表現力及び主体的に学習に取

    • R5.4.12新歓担当教員の話

      はじめに私は筑波大学附属中学校に勤務をしていて、昨年度まで生徒部に所属していました(今年度より研究部です)。 本校は、委員長陣が組織する生徒会15団体が存在するのですが、生徒部の先生はこれらの団体の担当教員となります。 私は年度末まで、新入生歓迎準備小委員会、交流会準備小委員会、企画委員会、会計予算審議係を担当していました。 今年度より研究部への異動となり、これらの担当を去ったのですが、有難いことに新歓のみは年度始めの行事であるかから継続して担当することが認められました。 そ

      • R5.4.10担任団の話

        はじめに 私は現在、筑波大学附属中学校で第2学年の担任をしています。 毎年、節目にHRHで担任団の話があります。 HRHがどういうものかはさておき、私がどのような話をしたのか備忘録として残しておきます。 概要新年度、クラス替えを終えた生徒が新たな人間関係を築く上で意識できると良いことを伝えました。 ただ伝えたもつまらないので、理科の授業で教えている内容と関連づけて話をしました。 これは、暗に、日頃の理科授業では人間性を涵養することこそ目標にしているんだよ。ということを伝えた

        • 理科授業における環境シティズンシップシップ教育が生み出した学年行事

          はじめに本記事は、理科教育 Advent Calendar 2022 の12月23日の記事を兼ねています。また、本記事では、 ①環境シティズンシップ教育の実践に至るまで ②理科授業における環境シティズンシップ教育が学年行事を生み出した経緯 ③環境の内容に加え、学年集団が成長する機会として行事を位置付けた工夫 の3点について、私のが実際に経験したことを紹介します。 ①環境シティズンシップ教育の実践に至るまで導入単元に環境シティズンシップ教育を取り入れる 筆者が勤務している筑