「気楽にまじめな話をする場」は「コミュケーションの質」を高める~(240722)
〇わが部のチームスローガン
「シン・価値創造~滲み出せ、はみ出せ、出しゃばれ~」
★「人の行動はすべて、目標によって確定される~人が生き、行為し、自分の立場を見だす方法は、必ず目標の設定と結びついている。一定の目標が念頭になければ、何も考えることも、着手することもできない。」(アルフレッド・アドラー「性格の心理学」)
☆7月の目標【第2四半期のはじまり。仕事は段取り八分。取り組む課題(宿題)を設定し、事前準備と確認はしっかりする。併せて、休暇の予定もしっかり立て、メリハリをつけることで、集中力を高めよう。】
★240722今週のつぶやき
○気楽にまじめな話をする場とは
(先週の管理監督職カタリバの話題からの続きです。)
・組織の中でなぜ互いの人となりを含めた安心して話せる場が必要なのでしょうか。仕事を進めるだけなら通常の会議や単なる事務連絡会でもよいのではないでしょうか。
・「オフサイトミーティング」という話しあいのやり方があります。「気楽にまじめな話をする」というのが「オフサイトミーティング」のコンセプト。業務の現場でも、事実・実態にもとづいて本音で大事な話ができるようになるために、「安心して言いたいことが言えて、聴き合える」話し合い方のルールがあります。
・通常の会議は、決められたテーマにしたがって、問題や課題を話し合い、解決することが目的です。それはそれで必要な話し合いです。
○オフサイトミーティングの目的と効能
・一方、「オフサイトミーティング」は、論理的に問題を分析し対策を考えていく問題解決型の話し合いではありません。参加者が感じていることや経験、思いなどをありのままに共有し、相談や協力がしやすくなる関係性をつくっていきます。このように関係性の構築が目的であり、解決策をつくることが必ずしも目的ではありません。
・この「安心して話し合える状態」を基礎として、さまざまな風土リスクやロスを克服し、組織がチームとしての一体感や創造的な活力を生み出していくことが目的です。
・オフサイトミーティングは「コミュニケーションの改善」「チーム力向上」「対話習慣の醸成」「主体性の喚起」などに有効と言われています。
・バラバラの人や仕事がつながるだけで組織は生産的になる。心からきちんと話し合えることで人の気持ちは前向きになる。互いの考えていることがわかれば知恵の資源は豊かになる。だから組織の中に、「人と話し合うこと」「人とつながること」の質を高める「場」が必要なのです。
・まじめにまじめな話をする場は「問題解決型の会議」。気楽に気楽な話をする場は「アフター5の飲み会」。その中間に位置する「気楽にまじめな話をする場」が「オフサイトミーティング」。そのような場を組織や職場で、一週間のうちに例えば10分でも20分でも、一か月にうちに30分でも1時間でも、確保することができたら。「コミュケーションの質」も随分変わるのではないでしょうか。
・関連サイトと書籍の紹介
⇒オフサイトミーティング https://www.scholar.co.jp/aboutus/offsite
⇒仕事の価値を高める会議 オフサイトミーティング (DOBOOKS)
スコラ・コンサルト 対話普及チーム 若山修・刀祢館ひろみ (著)
https://www.amazon.co.jp/%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%AE%E4%BE%A1%E5%80%A4%E3%82%92%E9%AB%98%E3%82%81%E3%82%8B%E4%BC%9A%E8%AD%B0-%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0-DOBOOKS-%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%88-%E8%8B%A5%E5%B1%B1%E4%BF%AE%E3%83%BB%E5%88%80%E7%A5%A2%E9%A4%A8%E3%81%B2%E3%82%8D%E3%81%BF/dp/4495540548