見出し画像

4年越しの達成感

先日、地元の峠でベストタイムが出た。
2019年の落車以来、身体を戻す事で精一杯で登りで怪我する以前のKOM、ベストタイムを更新する事自体一生叶わないかなと思っていたが、遂に過去の自分を超える事ができた。

花脊峠は自分が自転車競技を始めて、峠というものを初めて登った登りである。
高一の時に初めて花脊峠に行ったが、真ん中あたりで足をついて止まってしまったのを思い出した。
足を着かずに登り切る事すら最初は出来なかったのだった。

大学に入学し、花脊峠は学校から1番近い峠だったこともあり授業の合間に登りに行った事もあった。
大学の卒業記念にタイムトライアルをした事もあった。


自分にとっては思い入れもあり、競技人生の中で最も走ってきた峠である。

2020年に京都に帰ってきてから何度か全開で走った事もあったが2018年に出した自己ベストを更新する事は出来ていなかった。

4年ぶりにしてやっと記録を更新できた。


正直嬉しかった。
怪我から3年目にしてようやく数値的にも怪我前の自分より強くなってきたのを確信できた。


食中毒でリタイアしたとは言え、ランカウイで日本のレースでは経験できないスピードでのレースを走れた事も調子が上がっている要因であるように感じる。やはりレベルの高いレースに出れば出る程、経験値、技術、フィジカルは上がっていくように自分は感じる。
思えば2018年に花脊でベストタイムを出した少し前にHCクラスの10日間のステージレース、ツアーオブハイナンを走ったし、このレースのお陰で確実に一皮剥け身体も限界を超えたお陰でフィジカルも一皮剥けた感覚があった。

残り公式戦はツールド沖縄のみ。
チームとして優勝して気持ちよく来年を迎えたい。

誰にも相談出来なかったが、今年は個人的にメンタルが厳しい事が多く、辛い1年だったけど、まだまだ成長していきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?