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マイルールが解禁され、開発配属となります

4月にパトスロゴス社に転職し、

3ヶ月の突破型の研修を終え、開発配属(エンジニア)となりました。

研修の内容は書けませんが、
ほぼ(99%)未経験の状況の中から、ほぼ人生初めてのプログラミング言語を扱い、実際に製品を作ります。
一言で言うと、「Forever ダニングクルーガー」で、
無限に絶望の谷がやってくる日々でした。

もちろん、入社時にエンジニアになる可能性があったため、なる覚悟は持って入社しましたが、エンジニアになると決めて入ったわけではありませんでした。

今回は、「今までの人生とは異なる点」となることは間違いないため、その瞬間に何を考えていたかの備忘録を兼ねて書きます。
(おそらく、将来見返した時に、考えが変わる可能性は大いにありますが、それも理解した上で)

※ また、会社の意見ではなく、完全に個人の話、個人の意見であることが前提となります。

なぜ「今までの人生とは異なる点」となるのか?

21歳の時に、20代ルールとして「英語とプログラミングはやらない」というマイルールを設定していました。
なぜこのマイルールを設定したかを書き始めると非常に長くなるので、
要点だけ書くと、

  • つけるべき能力に集中するため(無限にある選択肢から絞る)

  • ポジショニング(どこで戦うか?)

やらないルールの盲点として、一生関わらない、別物として関わりを断ってしまうことがありますが、むしろ、やるべきことは逆で、自分はやらないからこそ、やれる人を近くにおいて、理解に努めるべきだと考えていました。
こういった類のやらないルールは選択肢を狭めるためではなく、むしろ選択肢を広げるために活用するのが効果的であると。

だからこそ、「エンジニアの人が何を見て、何を考え、何を話しているか」を理解しようとしました。
(ただ、「何を言ってるか全然わからない。全然イメージつかない」という状況が長く続いていました。逆に最近は、自分が使うワードが、当時向こう側だと思っていた、その向こう側に来たと実感します。まだ入口の入口ですが)

当時の置かれた状況から、一点突破するために、ある種、このルールは、集中すべきことが明らかになり、よく機能していたと思います。

ただし、ルールは、時代・環境の変化に応じて、変えるべきで、
20代後半からは、そのスタンスだと通用しない点もあったため、徐々にそのルールではない方向性へと進んできました。

そのため、21歳の自分が今の自分の選択をすることは想像もつかなかったので、これまでの人生とは異なる点となります。

何が初期のエンジニアの力量を分けるか?

あくまで自分自身の事例1 として思ったことではありますが、

「求められる基準」によって、実力差、最初の成長角度が決まってくる
というのが現状の仮説です。

誰に求められることもなく、開発を進めるのか?
最終的に顧客が使うことで、どのような変化、価値が生まれるか?
ここの求められる基準です。

プロダクト・製品も、問題解決の手段の1つであり、
「顧客からの要求」が起点となり、仕様が生まれ、実装を行う。
ここの想像力、リアリティを持って行えるか?

ただ一人で開発しているだけでは辿り着くことが難しいかもしれない
環境要因としての要素もあるかもしれません。

"プロダクトへの幻想"がいい意味で解かれた。

今まではやったことがないからこそ、
プロダクトを作れる人=すごい人
という印象がありました。

そんな中、自分が作ったものが実際に動くことを経験し、
それを客観的に見ることで、ただプロダクトがあるだけで、
自然と最高の解決策になりうることはないことを実感しました。

当たり前の話ではありますが、その前後の実際に届けること、届けた後に課題解決がされることとセットでないと意味がない。

初めて自分で作ってみたからこそ、少しずつ理解できつつある点もいくつかあります。エンジニアに軸足を置くことによって、世界がもう1つ広がった感覚もあります。

  • 作る側になって感じるUI の重要性

  • どのようなロジックで動いているのか?

  • グローバルスタンダードとなるプロダクトがなぜ凄いのか?どういう試行錯誤を経て、今の形になっているのか?これまでのテクノロジーの発展の歴史

同時に、「プロダクト=すごい / 無限の解決策」ではないことも理解し、
あくまで、この3ヶ月で自分が経験した範囲内の観測で、
プロダクトの幻想がいい意味で、解かれました。

何が勝負を分けるのか?

幻想が解けたからこそ、「プロダクトが事業の競争優位性になること」の解像度も1から、再考する必要が生まれました。

そんな中での現時点での解像度、仮説としては、

「顧客への提供価値」「顧客体験(UX)」が大事
そのために、ドメイン知識・顧客理解が必須

技術的優位性だけで勝負をするには、
グローバルの視点での相当量の技術投資が必要になります。
では、どこで勝負を分けるかというと、結局は、顧客のことをどれだけ深く理解して、欲しがられる製品を作れるかという部分

業界/市場・ドメインという変数と、
「人間の普遍的/根源的な欲求」と「社会が落ちる方向性」を適切に理解した上で戦っていく必要がある。

またエンジニアという新たな視点を持って、社会を観測することができるので、それを楽しみにしつつ、集中すべきことに集中してやっていきます。

エンジニアも、組織における役割の1つである

まだ1mm も貢献できていない立場の中ではあるので、
変化する可能性は大いにありますが、
1つのスタンスとして持とうとしているものです。

職種・職能というのは、一定の再現性がなければ、話にならない
のは大前提として、
会社・事業に応じて、最適な振る舞いをし続けられるか。
主語を何として考えられるか。

前職で行っていたカスタマーサクセスでも、
カスタマーサクセスのとしての役割を果たすことと同時に、
会社が前進するために、何が必要かを考えてやれるか
という部分にこだわってやってきたので、
その観点をエンジニアをやる上で、どう行っていくことができるかを1つのチャレンジとして、1から頑張っていきます。

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