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「受け身を卒業!“泥臭い営業”が教えてくれたフリーランス成功のヒント」
はじめに
先日、とある同世代のビデオグラファーさんと、ランチをする機会がありました。お互いフリーランスとして活動しているのですが、その方の“直営業”スタイルを聞いて、思わず刺激を受けたんです。
今回はそのエピソードから得た学びや、「受け身の集客から一歩踏み出すためにはどうすればいいのか」について書きたいと思います。
1. 受け身集客だけじゃ限界がある?
僕は普段、Instagramやクラウドソーシングサイトを活用して、フォトグラファーとしての仕事を受注しています。
ただ、どちらかというと「待ちの姿勢」になりがちで、自分から積極的に営業を仕掛けることはあまりやっていませんでした。
ところが、そのビデオグラファーさんは “名刺を持って直接お店や企業に突撃する” スタイル。
インターネット全盛の時代にオフライン営業って珍しいですよね。
最初はびっくりしましたが、泥臭い方法だからこそ繋がる案件やリピートも多いのだとか。
2. 飛び込み営業のメリット・デメリット
相手に直接会ってプレゼンする“直営業”は、やればやるほど経験が積み重なり、提案力が磨かれます。とはいえ、もちろん断られまくるという現実もあるそうです。
メリット
顔を合わせられるので信頼構築が早い
営業先と仲良くなれば継続的に依頼が発生
「こんな人いるんだ!」と印象に残りやすい
デメリット
大企業やIT系の会社だと、飛び込みしにくい
地理的・行動範囲的に限界がある
行きやすいお店だけに偏ると、なかなか客単価が上がらない
このビデオグラファーさん曰く、「オフライン営業している人は、周りのフリーランス仲間でもほとんどいない」そうです。
だからこそ逆に目立つし、結果的に“差別化”になるというわけですね。
3. DM営業のハードルを下げるための“無茶振り”
もう一つ面白かったのが、DM営業の慣れに関するお話。
「例えば有名インフルエンサーにメッセージを送るのは緊張する。でも一度超大物(たとえば中田英寿さん級)にDMを送って撃沈すれば、そこから先は何でも“しょっぱい”程度に思える。慣れちゃえば平気!」
と語っていて、妙に納得しました笑
実際にDMを何十通も送ると、
全員にスルーされるわけではない
20通送って1通でも“撮影OK”の返事がくれば儲けもの
という成功体験も積み上がっていくそうです。やらなきゃわからないことって、本当に多いですよね。
4. 適正価格を守るための“戦うフィールド”選び
フリーランスのフォトグラファーやビデオグラファーは、「安い仕事が多い」 というイメージを持たれがちです。実際、無料や超低価格で撮影する人もいるから、いざ自分が3万円や5万円と提案すると「高い!」と言われることもあります。
でもそれは、自分の求める客層がいるフィールドで戦っていないからこそ生じるギャップかもしれません。
あなたの写真・映像は、どんな価値を相手にもたらすのか?
その価値を理解してくれるクライアントは、どこにいるのか?
ここをしっかり見極めないと、価格も上げられないし、リピートも得づらい。無料や格安でOKな人だけが集まる場所にずっといても、お互いに不満足なままで終わってしまうかもしれません。
5. 写真や映像“そのもの”に価値はない?
印象的だったのは、「作品自体はただの成果物にすぎない。そこからどうお金を生むか、どんな未来を提供できるかまで提案できる人が本物だ」という話。
例)プロフィール写真を撮るだけ → ただの自己満で終わりやすい
例)プロフィール写真+活用方法の提案 → SNSやホームページ、ブランディング戦略で“仕事につながる写真”にアップデート
クライアントが気づいていない価値まで一緒に提案できると、「この人に頼んでよかった」「またお願いしたい」と思ってもらいやすいのは間違いありません。
6. 業務委託だけで満足しない
クラウドソーシングなどで業務委託を受けるのも大切ですが、それだけだと「自分にしか作れない価値」をアピールする機会が少ないという意見も。
発注者の指示に従ってアウトプットを出すだけ
価格交渉もしにくく、あまり単価が上げられない
もちろん最初の実績づくりとしては有効な手段ですが、「フリーランスになった意味」を考えるなら、自分の商品・ブランドを育てるための行動も必要ですよね。
7. まとめ:「自分のフィールド」を築いていこう
ランチで会ったビデオグラファーさんの話は、僕にとって大きな刺激でした。
特に印象的だったのは、「待ち姿勢」から踏み出して、“自分が本当にやりたい価格帯・価値観”を目指すための泥臭い行動が大事だということ。
直営業で信頼を築く
DM営業で数をこなし、場数を踏む
適正価格を守れるフィールドで勝負する
成果物+活用提案まで踏み込む
これらを意識するだけで、フリーランスとしての次のステージが見えてくるかもしれません。僕自身、まだまだ行動量が足りないので、ここから一歩踏み出してみようと思います。
あなたも、もし「受け身だけになっているかも……」と感じたら、ぜひ少しずつチャレンジしてみてくださいね。お互いに高みを目指して頑張りましょう!
今回のポイントおさらい
オフライン営業の強み:ネット時代だからこそ、差別化できる
超大物にDMを送ってみる:慣れてしまえば他が怖くなくなる
自分の価格帯×正しい顧客層:これをマッチさせなければ安売りに陥る
成果物+活用提案:そこまで踏み込むのがプロの仕事
業務委託で満足しない:自分のブランドで勝負するからこそフリーランスの意味がある
「よし、ちょっとでも行動してみるか…!」
そう思っていただけたら嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。