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セン君と僕のこと⑥

2022年11月17日、僕たちは地域猫(のら猫)を保護しました。男の子で、名前は「セン君」としました。(タイトル上の写真がセン君です。)

ここではセン君と僕の出会いから別れを綴っていこうと思います。今日はその第6回です。

Chapter 6 セン君との平穏な日々

セン君が我が家に居た1か月間のことについて書きたいと思います。

保護した直後は、セン君はお医者さんに行くときに暴れたり、撫でようとしても少し強めに噛んできたりしました。いかにも「野生の猫」って感じでした。

しかし、保護してから3日後くらいから慣れてきて、撫でてあげると「ゴロゴロ」とノドを鳴らすようになりました。その後何回か検査のためにお医者さんに連れて行ったのですが、2回目からは驚くほど静かに診察を受けるようになりました。去勢手術をするときも「とっても良い子でしたよ。」と獣医師さんに褒められたくらいでした。

1週間もすると、セン君は我が家の生活に慣れたようで、お気に入りのクッションの中でのんびりくつろいだり、ケージの外のレノンやレノワにご挨拶をするようになりました。

お気に入りのソファーでくつろぐセン君

妻が試しに抱っこしてみると、ぎこちないながらも、嬉しそうに妻に体を預けていました。

初めての抱っこ

セン君は想像以上に順応性が高く、「これは家で飼えるぞ。」という確かな手ごたえを感じ始めていました。

そして、我が家に来て2週間後。ワクチン接種を終えたセン君をシャンプーして、ケージから解放することにしました。

シャンプーをするときも、セン君は本当におとなしくて、妻は「うちの子たちを洗うよりも、楽だった。」と話していました。

そしてケージから出してあげると、セン君はすぐにレノンと仲良くなりました。鼻をちょんとくっつけて挨拶して、ふたりでこたつの中で過ごしていました。そして1週間も経たないうちに、体をくっつけて寝るようになりました。このとき撮った写真は、とっても可愛かったです。

左がセン君、右がレノンです。

レノワの方は、なかなか心を開かずに、遠くからセン君を眺めていることが多かったのですが、やはり1週間ほど経った頃には、徐々にそばで過ごすようになっていきました。

こうして順調に我が家に慣れていったセン君でしたが、ケージから解放した2週間ほど経ったころに、セン君に“異変”が見られるようになりました。(つづく)

明日は、「セン君との別れ」について書こうと思います。

↓第7回は、こちらから。


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