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セン君と僕のこと②

2022年11月17日、僕たちは地域猫(のら猫)を保護しました。男の子で、名前は「セン君」としました。(タイトル上の写真がセン君です。)

ここではセン君と僕の出会いから別れを綴っていこうと思います。今日はその第2回です。

Chapter 2 セン君との出会い

はじめてセン君を見かけたのは、2022年8月の末頃だったと記憶しています。そのとき、僕は3番目と4番目に保護したネコの里親探しに奔走していた頃でした。

3番目に保護した猫は「レイちゃん」、4番目に保護した猫は「ボン君」といいます。

上がレイちゃん、下がボン君です。

妊娠していたレイちゃんは8月の中旬に「NPO法人 ととの森」さんに引き取っていただきました。「ととの森」さんはレノワちゃんと出会った保護猫団体です。行き場のない地域猫のために、一生懸命活動なさっている、非常に素晴らしい団体さんです。

そして、ボン君の方は自力で里親を見つけることにしました。ポスターを作って、近所のお店に貼ってもらったり、知り合いに声をかけたり、里親募集サイトに投稿したりして、ボン君をもらってくれる家庭を探していました。初めての「自力里親探し」ということもあり、なかなか上手くいかないこともあった時期でした。

そんな折、近所をキジトラ柄の猫が歩いているのが目に入りました。そのときは「うちのレノンに似た子がいるな」くらいの感覚でした。

それからしばらくして、「外のキジトラ君」との関係が大きく変わったのが、2022年の9月でした。それも、偶然にも「ボン君」の里親さんが見つかって、その方にボン君を預けた帰り道でした。

2ヵ月におよぶ里親探しの末、ボン君の譲渡契約がようやく成立し、ボン君を先方に預けて安堵しながら帰っていると、家の目の前に、例のキジトラ君が飛び出してきました。こちらを見て「う~、う~」と唸っているので、カバンの中に入っていた、ねこのおやつを取り出して、あげてみました。すると、キジトラ君は美味しそうにそのおやつを食べて、いなくなりました。

僕も、ちょうど一仕事終わったところだったので、とても気分が良かったです。「キジトラ君、また会おうね!」と言って、その日は家路に就きました。

初めて近くまで来たセン君

それからしばらく経った10月2日、妻からメールが届きました。
「あのキジトラ君が、線路の中に入ってる!!」
どうやら、妻は仕事帰りに、キジトラ君が線路に立ち入っているところに遭遇したようでした。妻は大きい声を出して、キジトラ君を線路から出したそうです。

それ以来、我が家ではそのキジトラ君のことを「線路に入ったセン君」と呼ぶようになりました。


よく僕らの前に姿をみせるようになったセン君


セン君はその後、度々僕たちの前に現れるようになりなりました。僕たちはたまにセン君を見かけると、ちょっとおやつを上げて「バイバイ」って言うような間柄になっていきました。

そんなある日、セン君にかなり近づくことができたので、セン君の体の様子を観察してみると、とても立派な、男のシンボルが見えました(笑)。どうやら、まだ去勢していないようでした。「これは、一度保護してTNRした方がいい。」と考え、先程の保護団体から捕獲機をお借りして、「セン捕獲作戦」を開始することにしました。(つづく)

明日は、セン君を捕まえてから、その後のお話を書きたいと思います。

↓第3回は、こちらから。


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