#18 藤原直哉と昭和天皇実録を読む(昭和20年7月2日~7月17日)
藤原直哉
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※試聴版。オリジナル版(29:46)は購入後に視聴可能。
中国とソビエトとの外交が完全に暗礁に乗り上げている状況、食糧の欠乏、交戦国を超えた大きな危機が迫ってきている7月前半です。
*7月分は、7月2日から7月分として記録されています。
*一人ではなかなか読み進めることが難しい『昭和天皇実録』、藤原直哉の解説を聴きながら、だんだんと理解が深まってまいります!
実際に真ん中で何が起きていたのか、昭和天皇実録巻34昭和20年(下)について、下記のキーワードと合わせて、藤原直哉が細部まで丁寧に読み解き、歴史観も含めて音声解説(29:46 mp3版:ダウンロード可)いたします。
当時何が起こり、今の私たちに、そして未来へと結びついてくるのか、歴史の力、時間の重力がどのように働き、世の中がどのように動いているのか、一緒に学びましょう!
<第18回目>
<7月2日月曜日>
・戦地より帰還
・軍状の奏上
・参謀総長梅津美治郎
・戦況の奏上
・外務大臣東郷茂徳
・去る6月29日元首相広田弘毅駐日ソ聯邦大使を訪問と提案
・東亜における平和維持に関する相互支持
・両国間の不侵略関係を設定すべき協定の締結
・満州国の中立化
・石油の対日供給を条件とする漁業権の解消
<7月3日火曜日>
・内大臣木戸幸一欠勤
・侍従長藤田尚徳
・対ソ方針
・重慶工作の経過
・政府側の奏上につき御下問
・農商大臣石黒忠篤
・閣議決定
・7月乃至10月の間主要食糧配給の1割節減
・情報局発表
<7月5日木曜日>
・親補式
<7月6日金曜日>
・侍従武官今井秋次郎
・海軍技術研究所ほか8箇所への御差遣
・仏領印度支那より帰還の前匿名全権大使松本俊一
<7月7日土曜日>
・内閣総理大臣鈴木貫太郎
・対ソ交渉のその後の進捗状況
・ソ聯邦に対して率直に和平の仲介を依頼
・特使に新書を携帯させて派遣しては
・軽井沢
・公爵近衛文麿
・外交交渉の報告
・軍令部総長豊田副武
・参謀総長梅津美治郎
・陸軍大臣阿南惟幾
<7月9日月曜日>
・海軍大臣米内光政
・ドイツ国の敗戦に伴う同国の艦船及び軍人等に対する措置
・内大臣木戸幸一
・元外相有田八郎
・重慶政権ソ聯邦延安中国共産党を通じた外交工作
・戦争の帰趨を大観
・本土決戦を前に御決断
・皇国の危急
・上奏書
・吹上御苑
・蛍を御覧になる
<7月10日火曜日>
・参謀総長梅津美治郎
・南方軍の軍状
・宮内省
・帝室博物館における美術品の観覧を当分の間停止する告示
・去る3月10日を以て閉館中の東京帝室博物館
・奈良帝室博物館閉館
<7月11日水曜日>
・内閣総理大臣鈴木貫太郎
・去る7日の対ソ交渉促進に関する天皇の御提案
・昨10日の最高戦争指導会議構成員会議
・午後5時より9時5分まで開催
・ソ聯邦へ特使を派遣することを決定
・奉答
・望嶽台
・御文庫附属室補強工事現場
・近衛第一師団長森赳
・陸軍工兵学校研究部長浄法寺朝美
・作業を御巡覧
<7月12日木曜日>
・軍旗親授式
・内大臣木戸幸一
・対ソ特使
・公爵近衛文麿
・御下命又は御委託
・近衛としても名誉
・近衛の拝謁
・特に待立者はなきこととされたき旨の提案
・御聴許
・内閣総理大臣鈴木貫太郎
・時局終結に関する意見
・速やかな戦争終結を要する
・外務大臣東郷茂徳
・駐ソ大使佐藤尚武
・緊急の館長符号電報発送
・モロトフトノ会談電報
・三国会談開始前
・ソ側二対シ戦争ノ終結二関スル大御心ヲ伝へ置クコト
・今次戦争カ交戦各国ヲ通シ
・国民ノ惨禍ト犠牲ヲ日々増大
・戦争カ速カ二終結
・大東亜戦争
・米英カ無条件降伏ヲ固執スル限リ
・帝国ハ祖国ノ名誉ト生存ノ為一切ヲ挙ケ戦ヒ抜ク外無ク
・国民ノ流血
・人類ノ幸福ノ為
・速カニ平和ノ克服
・民草二対スル仁慈ノミナラス一般人類ノ福祉二対スル御覚召
・御新書ヲ近衛文麿公爵二携帯セシメ貴地二特派使節トシテ差遣
・モロトフ二申入レ
・大至急先方ノ同意
・貴地首脳部カ三国会談二赴ク前
・飛行機ヲ満州里又ハチチハル迄乗リ入ルル
・絶対極秘
<7月13日金曜日>
・内閣総理大臣鈴木貫太郎
・公爵近衛文麿対ソ特派大使
・外務大臣東郷茂徳
・内大臣木戸幸一
・宮内大臣石渡荘太郎
・敵国に在留する同胞の救恤激励
・敵国在留同胞対策委員会
・御奨励
<7月14日土曜日>
・陸軍大臣阿南惟幾
・去る3月11日独立宣言
・安南越南帝国の旧領土ツーラン海防河内の各特別市その他の同国への復帰
・敵機動部隊へ一撃を与える必要
・内務大臣安倍源基
・空襲による都市被害
・正倉院御物の疎開準備
・正倉院構内改装事務所及び奈良帝室博物館収蔵庫への移納
・宮内省上奏書類
・正倉院御物の疎開地候補
・万寿常照皇禅寺京都府北桑田郡山岡村
・浄瑠璃寺京都府相良郡当尾村
・軍令部総長豊田副武
・敵機動部隊による青函連絡船二隻撃沈
・釜石付近への艦砲射撃の開始
・大東亜戦争帝国海軍戦時編制の改定
<7月15日日曜日>
・侍従武官尾形健一
・敵機動部隊
・東北北海道地方来襲
・青函連絡船大部分撃沈した状況
・一般戦況
<7月16日月曜日>
・前第1軍参謀李鍝公第2総軍参謀参殿
・参謀総長梅津美治郎
・戦況の奏上
・師団独立混成旅団等の臨時編成
・大阪商船株式会社船嘉義丸ほか4隻
・敵襲により死者発生
・運輸通信大臣
・御救恤金
<7月17日火曜日>
・内閣総理大臣鈴木貫太郎
・最高戦争指導会議
・東印度独立
・対泰措置
◎昭和天皇実録とは◎
昭和天皇の生涯にわたる記録を公式にまとめたものです。
どういう風に昭和という時代が動いていったのか、私たちが未来を考えていく上で第1級の資料です。
昭和20年は、8月15日を境に、ものすごく世の中が変わった劇的な年です。
その昭和20年(昭和天皇44歳)を何回かに分けて、読んでまいりましょう。
◎音声ダウンロードファイルのお取り扱い◎
弊所の許諾なく無断で改変・複製・公衆送信・転載・販売等することは、営利目的、非営利目的問わずご遠慮ください。
70年以上前の日本、1945年(昭和20年)の7月と私たちが生きている2017年(平成29年)の7月、そして、10年後、50年後、100年後の未来がどのようにつながるのか、日々感じながら、この1年を過ごしてみませんか。
「昭和天皇実録」を通して、歴史の中の今を日々感じながら、過ごしてみませんか。
歴史の流れをつかみながら、現在の実生活や未来への思考・判断をする習慣を身につけてみませんか。
*7月分は、7月2日から7月分として記録されています。
*一人ではなかなか読み進めることが難しい『昭和天皇実録』、藤原直哉の解説を聴きながら、だんだんと理解が深まってまいります!
実際に真ん中で何が起きていたのか、昭和天皇実録巻34昭和20年(下)について、下記のキーワードと合わせて、藤原直哉が細部まで丁寧に読み解き、歴史観も含めて音声解説(29:46 mp3版:ダウンロード可)いたします。
当時何が起こり、今の私たちに、そして未来へと結びついてくるのか、歴史の力、時間の重力がどのように働き、世の中がどのように動いているのか、一緒に学びましょう!
<第18回目>
<7月2日月曜日>
・戦地より帰還
・軍状の奏上
・参謀総長梅津美治郎
・戦況の奏上
・外務大臣東郷茂徳
・去る6月29日元首相広田弘毅駐日ソ聯邦大使を訪問と提案
・東亜における平和維持に関する相互支持
・両国間の不侵略関係を設定すべき協定の締結
・満州国の中立化
・石油の対日供給を条件とする漁業権の解消
<7月3日火曜日>
・内大臣木戸幸一欠勤
・侍従長藤田尚徳
・対ソ方針
・重慶工作の経過
・政府側の奏上につき御下問
・農商大臣石黒忠篤
・閣議決定
・7月乃至10月の間主要食糧配給の1割節減
・情報局発表
<7月5日木曜日>
・親補式
<7月6日金曜日>
・侍従武官今井秋次郎
・海軍技術研究所ほか8箇所への御差遣
・仏領印度支那より帰還の前匿名全権大使松本俊一
<7月7日土曜日>
・内閣総理大臣鈴木貫太郎
・対ソ交渉のその後の進捗状況
・ソ聯邦に対して率直に和平の仲介を依頼
・特使に新書を携帯させて派遣しては
・軽井沢
・公爵近衛文麿
・外交交渉の報告
・軍令部総長豊田副武
・参謀総長梅津美治郎
・陸軍大臣阿南惟幾
<7月9日月曜日>
・海軍大臣米内光政
・ドイツ国の敗戦に伴う同国の艦船及び軍人等に対する措置
・内大臣木戸幸一
・元外相有田八郎
・重慶政権ソ聯邦延安中国共産党を通じた外交工作
・戦争の帰趨を大観
・本土決戦を前に御決断
・皇国の危急
・上奏書
・吹上御苑
・蛍を御覧になる
<7月10日火曜日>
・参謀総長梅津美治郎
・南方軍の軍状
・宮内省
・帝室博物館における美術品の観覧を当分の間停止する告示
・去る3月10日を以て閉館中の東京帝室博物館
・奈良帝室博物館閉館
<7月11日水曜日>
・内閣総理大臣鈴木貫太郎
・去る7日の対ソ交渉促進に関する天皇の御提案
・昨10日の最高戦争指導会議構成員会議
・午後5時より9時5分まで開催
・ソ聯邦へ特使を派遣することを決定
・奉答
・望嶽台
・御文庫附属室補強工事現場
・近衛第一師団長森赳
・陸軍工兵学校研究部長浄法寺朝美
・作業を御巡覧
<7月12日木曜日>
・軍旗親授式
・内大臣木戸幸一
・対ソ特使
・公爵近衛文麿
・御下命又は御委託
・近衛としても名誉
・近衛の拝謁
・特に待立者はなきこととされたき旨の提案
・御聴許
・内閣総理大臣鈴木貫太郎
・時局終結に関する意見
・速やかな戦争終結を要する
・外務大臣東郷茂徳
・駐ソ大使佐藤尚武
・緊急の館長符号電報発送
・モロトフトノ会談電報
・三国会談開始前
・ソ側二対シ戦争ノ終結二関スル大御心ヲ伝へ置クコト
・今次戦争カ交戦各国ヲ通シ
・国民ノ惨禍ト犠牲ヲ日々増大
・戦争カ速カ二終結
・大東亜戦争
・米英カ無条件降伏ヲ固執スル限リ
・帝国ハ祖国ノ名誉ト生存ノ為一切ヲ挙ケ戦ヒ抜ク外無ク
・国民ノ流血
・人類ノ幸福ノ為
・速カニ平和ノ克服
・民草二対スル仁慈ノミナラス一般人類ノ福祉二対スル御覚召
・御新書ヲ近衛文麿公爵二携帯セシメ貴地二特派使節トシテ差遣
・モロトフ二申入レ
・大至急先方ノ同意
・貴地首脳部カ三国会談二赴ク前
・飛行機ヲ満州里又ハチチハル迄乗リ入ルル
・絶対極秘
<7月13日金曜日>
・内閣総理大臣鈴木貫太郎
・公爵近衛文麿対ソ特派大使
・外務大臣東郷茂徳
・内大臣木戸幸一
・宮内大臣石渡荘太郎
・敵国に在留する同胞の救恤激励
・敵国在留同胞対策委員会
・御奨励
<7月14日土曜日>
・陸軍大臣阿南惟幾
・去る3月11日独立宣言
・安南越南帝国の旧領土ツーラン海防河内の各特別市その他の同国への復帰
・敵機動部隊へ一撃を与える必要
・内務大臣安倍源基
・空襲による都市被害
・正倉院御物の疎開準備
・正倉院構内改装事務所及び奈良帝室博物館収蔵庫への移納
・宮内省上奏書類
・正倉院御物の疎開地候補
・万寿常照皇禅寺京都府北桑田郡山岡村
・浄瑠璃寺京都府相良郡当尾村
・軍令部総長豊田副武
・敵機動部隊による青函連絡船二隻撃沈
・釜石付近への艦砲射撃の開始
・大東亜戦争帝国海軍戦時編制の改定
<7月15日日曜日>
・侍従武官尾形健一
・敵機動部隊
・東北北海道地方来襲
・青函連絡船大部分撃沈した状況
・一般戦況
<7月16日月曜日>
・前第1軍参謀李鍝公第2総軍参謀参殿
・参謀総長梅津美治郎
・戦況の奏上
・師団独立混成旅団等の臨時編成
・大阪商船株式会社船嘉義丸ほか4隻
・敵襲により死者発生
・運輸通信大臣
・御救恤金
<7月17日火曜日>
・内閣総理大臣鈴木貫太郎
・最高戦争指導会議
・東印度独立
・対泰措置
◎昭和天皇実録とは◎
昭和天皇の生涯にわたる記録を公式にまとめたものです。
どういう風に昭和という時代が動いていったのか、私たちが未来を考えていく上で第1級の資料です。
昭和20年は、8月15日を境に、ものすごく世の中が変わった劇的な年です。
その昭和20年(昭和天皇44歳)を何回かに分けて、読んでまいりましょう。
◎音声ダウンロードファイルのお取り扱い◎
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70年以上前の日本、1945年(昭和20年)の7月と私たちが生きている2017年(平成29年)の7月、そして、10年後、50年後、100年後の未来がどのようにつながるのか、日々感じながら、この1年を過ごしてみませんか。
「昭和天皇実録」を通して、歴史の中の今を日々感じながら、過ごしてみませんか。
歴史の流れをつかみながら、現在の実生活や未来への思考・判断をする習慣を身につけてみませんか。
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