2026年のApple Intelligenceに期待すること
本日からWWDC2024が始まりまして、アップルのAI『Apple Intelligence』の発表もありました。略してAI……紛らわしい(^^;
機能としてはほぼウワサ通りなので割愛しますが、いずれにしても、日本語環境への実装は来年に持ち越しだそうで。
やっぱりM1以上じゃないと入らないそうですから、先走って買い換えたMacは無駄にはならないけど、待ち遠しいなぁ……
早く、AIに画面操作を見せたい
ぼくがAIに期待していることは、何はさておき作業や操作の自動化です。
オリジナルの絵文字が作れるとか、
メールが勝手に仕分けされるとか、
自分好みの音楽が再生されてるとか、
そーゆーのはどぉでもいいのです、まぢで。
人間のように会話が出来るようになったSiriが道案内してくれなくても、Googleマップがあれば迷いませんって。バッテリーがなくなることのほうがヤバイのです(笑)
だからそういうことを期待してるんじゃなくて、自分の画面操作をAIに見せながら、
「デザインは全然違うけど、旧サイト1000ページと新サイト1000ページのコンテンツが一致しているかチェックして」
とか、
「動画の書き出しが終わったら、ブラウザを開いてここをクリックして、このサイトにアクセスしたらここにアップして。ぼくは買い物に出掛けてるから」
とか、
「このアプリのこのボタンって、なんなん?」
とか、そういう使い方がしたいのです。
現状でも画面キャプチャをChatGPTに見せることは可能ですが、操作となると動画になりますからね。それはまだ見せられません。
そもそも画面操作をクラウド上のAIに見せるのは、いささか不安でもあります。プライバシーという意味で。
例えるなら──スタバでMac開いてドヤっていたら、隣の人がジロジロと画面を覗き見てくる、みたいな不安感でしょうか(^^;
だから端末で動くAI──最近は『エッジAI』と呼ばれているそうですが、それが画面操作を認識してくれるならベストだと思うのです。
そうなれば、少なくともオペレーションに関しては、自分より優秀なスタッフを雇用しているようなものです。
学生なら優秀な家庭教師がいるようなものかもですね。電子書籍の教科書を開いて「ここがわかんない」と言えば答えてくれるわけです。
そうなったら人間は、指示を出すだけ。作業系の仕事は全部AIがやってくれる……はず!
そういう使い方をするためには、画面操作をAIに見せて、かつ、AIがそれを理解し、適確な回答をする必要があるわけですが……まぁ初期のApple Intelligenceはそこまで出来ないでしょうねぇ。画面認識はするようですが。
現状では、従来の開発と変わらない
ぼくの場合、現状で、ChatGPTにプログラムを書かせて作業の自動化はそこそこ出来たので、Apple Intelligenceの日本語実装が来年でも、支障ないと言えばないのですが……
でも結局それだと、従来からの開発と変わりません。だからプログラムのことがある程度わかっていないと出来ないわけです。
「このデータだと……この値がキーとして扱えそう」
とか、
「この作業なら、PythonよりVBAのほうがいいかな」
とか、
「そもそもこの処理はプログラムでは出来ない」
とか、
そういうことは、現状だと人間が判断せざるを得ないのです。
さらにプログラムによって操作を自動化する場合、厳密な指示(プロンプト)を書かないと全部エラーになります。
人間側の指示ミスもあればAIの記述ミスもあるので修正がけっこう大変。
だから結局「日本語でプログラムを書いているだけ」ということになります。まぁこれだけでも凄まじいことなんですが一般化は難しいでしょうね。
となると、けっこうな量の作業でない限り、やっぱり人間がやっちゃったほうが早い……となります。
それは例えるなら──
「あのバイト使えねぇ! オレがやったほうが早い!」
──という心境と同じなのです(笑)。
だから、
AI → プログラム → 作業
ではなく、
AI → 作業
という構図にしたいのです。
そしてもちろん、アバウトな指示でも、ユーザーの意図を汲むようAIが学習し、作業をしてくれればベスト。そのためにも作業履歴をAIに見せることは必須だろうと思います。
「今ぼくが見せた操作をやって。このフォルダに入っている1万ファイル分」
とか、
「こういう内容の文章ファイルはこうして、ああいう内容の文章ファイルはああして。ぜんぜん違う内容だったら報告して」
とか、
「この作業の見積もりを作って。過去の金額を参照しながら」
とか、そういうアバウトな指示でも作業してほしいのですね。
Apple Intelligenceの日本語実装が2025年だとしたら、2026年くらいには、そんな感じになってくれないかなぁ。
そうして時短しまくった結果──
──ぼくはコツコツと小説を書きたいわけですが(^^;
ま、そうなったら、小説もAIが書くでしょうけどね(笑)
追伸
っていうか早くsoraを一般公開してくれないかな。『ぼっち王女』のアニメが作れるか試したいのに〜。