ウィーラーとパーラ
僕は基本的に高校野球が大好きなのだけど、中学・大学も時々観る。もちろんプロ野球も。
全部の球団を同時には追えないからtwitterなどで確認していて、今さっき超いい場面に遭遇した。巨人と横浜の一戦での一コマ。
ここまで2三振(かつ最近ちょっと下降気味)の巨人の四番・岡本選手が勝ち越しのホームランを叩き込んだ場面で、一塁ベースを回るときについ雄叫びをあげているのが熱い。
そしてわざわざnoteに書きたかったのは、そのあと。外国人選手のウィーラーとパーラが最高なのだ。
まず動画30秒あたり。ベンチ前で二人揃ってお辞儀をする迎え方がおもしろすぎる。神を崇めるかのごとくペコペコしているのはかなりセンスが良い。
続いて50秒あたり、今度は打った瞬間のベンチの様子が流れる。
手放しで喜ぶとはこういうことを言うのか。
気持ちいいほどのド派手なガッツポーズ。もうこの場面だけ切り取ったらメジャーリーグだ。とにかく笑った。
プロ野球に興味がない方のために軽く説明すると、パーラは2020年から巨人でプレーしている。そしてウィーラーに関しては、つい最近トレードで加入したばかりだ。
にも関わらず、ベンチ最前線でのこの喜びよう。
本当に凄いことだと思う。生え抜きかよっていう。
もちろんプロ野球選手だから、成績をシビアに見られることは間違いない。毎年必ず戦力外になってしまう選手がいるわけで、野球の実力をいかに示すかが彼らの仕事なのは言うまでもない。
ただ、チームスポーツにおいて、こうやって盛り上げてくれる存在がいるか否かでベンチの雰囲気は180度違ってくる。そして雰囲気の良さは流れを呼び込むから、貢献度でいってもバカにならないと個人的には思う。
事実、負けが込んでいるチームはベンチがお通夜になりがちだ。
スポーツに限らず「明るく盛り上げる」ってのはスキルなんだなと。
僕は学生時代は多分もうないからアレだけど、社会人になっても新天地に足を踏み入れる場面って少なくないと思う。
起業したって一緒で、新しいコミュニティで新しい空気を吸うタイミングはあるものだ。
そんなとき「新参者だから」とおとなしくする気持ちはわからんでもないが、きっと今は、今まで以上に「明るいヤツ」の価値が上がっているんじゃないだろうか。
ウィーラーとパーラのあり方は、今の時代に求められているものを体現してくれたのかもしれない。
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