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人生には本番が必要だ
起業5年目にして、人生初の大勝負を終えて思うこと。
それは「人生には本番が必要」だということだ。
大人になると大半の人が戦わなくなる。いや、戦えなくなる。
なぜなら、本番がないから。
かくいう僕もそうで、野球に打ち込んだ学生時代には「試合」があった。
地区の大会であったり、はたまた甲子園出場をかけた勝負であったり。大なり小なりあれども、全力を懸けて向かう場所があった。
おそらく部活をやっていた人は誰もが経験しているものだと思う。
あるいは受験なんかもそうで、いわゆる「絶対に負けられない戦い」は、意図せずとも定期的に用意されていた。
それが大人になるとどうだろう。
人によっては競合プレゼンがあったり、緊張感のなかで仕事をする場面があるかもしれない。アーティストであれば、Mステに出たりステージに上がる機会があるかもしれない。
ただ、それってごく一部の人たちではないだろうか?
この1年で本番と呼べる舞台があった大人は、それに向けて必死こいて走った大人はそんなに多くないはずだ。
同じルーティーンの中で漠然と疑問を抱え、将来に不安を感じたりしながらも、現状維持で精一杯な人の方が圧倒的多数だろう。
でも、だからこそ「本気になれるもの」を渇望している大人も多いように思う。
情熱を燃やして走ったほうが楽しいことを知っているから。そして、山も谷もない毎日がどうしようもなく退屈なものだと気付いているから。
今回僕は、自分のビジネスコミュニティーを立ち上げて仲間を集った。
初のプロモーションで思うように進められないことも多く、自分に苛立ち、途中で心が折れそうになった瞬間も普通にあった。
だけどヘタクソなりに必死こいて走っていると、助けてくれる人が現れる。
「いやそれ絶対間に合わないから!ウチでやってやるよ」と、自社のチームを動かしてくれた仲間がいた。
「絶対イケるから、やれること全部やろうぜ!」と言ってくれるメンターがいた。
めちゃくちゃ美味い焼肉をごちそうしてエールを送ってくれた人もいたし、「友人が面白い企画やってるから見てくれ!」とTwitterで拡散してくれた人たちは一生モンの同志だ。
結果として熱量の高いメンバーがたくさん集まってくれたのだけど、いずれも本番に挑まなかったら得られなかった。
そして一人ではとても体験できなかったことでもある。
振り返れば反省することが山ほどあって笑える。
ただ、挑戦した自分は誇れる。
こんなに最高の人たちが周りにいることも、改めて自信になった。
ぶっちゃけ誰だって、傷付くのは嫌だしムリして疲れたくもない。
大人は無鉄砲に挑まなくても生きていけるのかもしれない。
だけどそれでも、どこかで持っていると思う。
自分の人生でガッツポーズしたい願望は、本能的にどこかで持っていると思う。
そして、その先でしか掴めない興奮や熱狂が待っていることも、きっと知っているはずだ。
黙っていたら一生こない本番を、僕らは自分の手でつくろう。
人生には本番が絶対に必要だ。