仕事・人間関係の悩みが軽くなる💡
全ての人間の悩みは人間関係から生まれる
と心理学者のアルフレッド・アドラーは『嫌われる勇気』という著書の中でおっしゃられていました。
こちらの記事を見ている方も、多かれ少なかれ人間関係の悩みを抱えたことがあると思います。
私も今までの人生で仕事やプライベートでも多くの人間関係に悩まされてきました。
その度に落ち込んだり仕事を辞めたいと思うようになりました。
ただ少しでも人間関係を解決するために図書館の心理学書や人間関係を綴った本を読み漁りました。
今まで手にとってきた書籍の中でとても役に立ったなあと思った内容をこちらの記事にてご紹介させていただきます。
こちらの記事を読み終わった頃には、なぜ人間関係に悩んでいるのかを深く理解し改善できるようになることでしょう。
では本題に入りましょう。
まず人間というのは性質、タイプを含めて4つに分類されます。
人間の4つのタイプ
①ポジティブ自立型タイプ(リーダーシップ)
リーダータイプ
想像できるようにポジティブで自ら進んで物事に取り組む前向きかつエネルギッシュなタイプです。
このような人のタイプは、考え込みすぎずにまず最初に経験だ!ということでビジョンを立てて、いい意味で周りを巻き込みながら先陣を切って進んでいくような人です。
②ポジティブ依存型タイプ(ムードメーカー)
ムードメーカー
癒し系でムード作りがうまい人です。
依存型の人は自立型とは違い、先陣を切って進むようなタイプではありませんがその分周りの空気感や気持ちをすぐにキャッチでき、ポジティブな言動で周りの雰囲気を和やかにすることができます。
よく学生漫画などのスクールストーリで、周りに気に入られるようなムードメーカのようないつもおちゃらけて、空気を和やかにしてくれる人がいましたよね!
ポジティブ依存型はそのような人をイメージしていただければと思います。
③ネガティブ自立型タイプ(管理職)
管理職
ネガティブの視点から物事のリスクに敏感で論理的な発想をするようなタイプです。
そのリスクに気づくことで、自立型として自身の発言をもって主導権を握り物事を進めるようにします。
なのでこのような人は、周りの人や部下からは
”優秀だ” ”完璧主義者”
というようなイメージをもたれます。
このタイプは大企業のサラリーマンや中小企業の部長などに多いです。
④ネガティブ依存型タイプ(カウンセラー)
カウンセラー
常に最悪の場合を視野に入れた物事の考え方をしているので、リスクや悪いことから目をそらしません。
逆のタイプであるポジティブな人たちは、悪いことがあったとしても
”どうにかなる”
精神で深く考えません。
ただネガティブ依存型のタイプは悪い部分を深い思考力のもと見つめ直します。
また人の気持ちに共感する力が強く、人のネガティブな思考にも目をそらさずにしっかり向き合います。
逆にリーダータイプの人にこの悩みを相談しても趣旨をずらされるか、もしくはなんとかなるでしょといった曖昧な答えしか返ってこないことが多々あります。
では上記の4タイプを知ってどのように行動にうつせば人間関係が改善されるかをご紹介させていただきます。
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常に同じタイプなどいない
みなさんもよく周りの人とコミュニケーションをとるときに、勝手に相手のタイプを決めつけることはないでしょうか。
その考え方はとても危険です。そのような考え方を持つことで人間関係の闇に陥ってしまうのです。
ではどうすればいいのかそれは
どんな人であろうと周囲の環境によって上記の4つのタイプに切り替わるということを理解してください。
私たちは人生の中であらゆる立場の人間関係の交流があると思います。
会社の上司・同期・学生時代の人・後輩(部下)・友人・家族・親族
あなたはこの立場の人たちに対して同じタイプで会話をすすめているとおもいますか?
家族に見せるあなたや会社で見せるあなたは違うと思います。
ネガティブ自立型のような管理職タイプの人でも、初めて会った人に対して、急に論理着いた会話を進めたりしないですし
またポジティブ自立型のリーダータイプでも、初めての場所で自分のビジョンを伝えて高評価を得ようなどしないと思います。
つまり、4つのタイプのどれかがあなたに当てはまるということではなく、コミュニケーションをとる相手や周囲の環境次第で程度の差はあるが一つのタイプに当てはまらず4つのタイプのどれにも当てはまるようになるということです。
また、おもしろいのが
自分のタイプは自然と相手のタイプの対角線になるということです
例えば、相手がポジティブ自立型の人と会うと、自然とネガティブ依存型の対局的なタイプになるということです。
これは私も経験があって、普段はポジティブで自立型の自分も相手がそれ以上のポジティブ自立型だと認識してしまうと黙って人の話を聞くようなタイプになってしまうこともよくありました。
極端すぎるとダメになる
まず前提としてどのタイプが優れているということはありません。
4つのタイプだけを見るとポジティブで自立している方が良さそうと感じる方が多いと思いますがそうではなく全て横並びでフラットな存在です。
ただどのタイプであっても極端になりすぎるとよくないです。
では下記より極端になるとどのようなことになるのかをタイプごとにご紹介します。
極端なポジティブ自立型(全知全能)
まずポジティブ自立型からお話させていただくと、
ポジティブ自立の思考があまりに強すぎると、全て自分が正しいというような思考を持つようになりリスクや自分の悪い点が見えなくなるということに繋がります。
そのような行動をとると、人の気持ちを軽視するようになり人からの忠告も無視して甚大なミスを犯してしまうことに繋がります。
また人を軽視して忠告も聞かないような人なので一度大きな失敗をすることで周りの人たちは離れていきます。
極度なネガティブ自立型(パワハラ上司)
ネガティブ自立型が度を超えると、ネガティブな側面ばかり目がいって自分の思い通りに修正したいパワハラ上司になります。
また対角線にあるポジティブ自立型が目につくのでそのタイプの粗探しばかりするようになります。
いつのまにか追い詰めることが目的になってしまい、追い込むことに快楽を覚えるようになります。
極度なポジティブ依存型(無能)
次に、ポジティブ依存型であるムードメーカはいきすぎると無能な人間になります。
これは、要するに対角線にいるネガティブ自立性の人に全て任せて身をゆだねるようになります。
ネガティブ自立型になにをしても何を行動しても叱責され、考えるという思考をやめてしまいます。
極度なネガティブ依存型(暗い人)
そして最後にネガティブ依存型がいきすぎると暗い人になります。
いろんなことを悪い方向に考えすぎて
”なんで世の中はこんな不平等なのだろう”
とおもいはじめるようになり不平不満を垂れ流して、落ち込み続け何も行動できないようになります。
以上のように、もし人間関係がうまくいっていないということは上記のような問題が引き起こっていると言えます。
なので、もしあなたがムードメーカーよりの性質で上司が管理職タイプで頭ごなしたに叱責されやる気をなくしていたとするとお互いに極度な立ち位置になっているのかもしれません。
ですので自分もしくは相手に極度になりすぎないように心がけて行動する必要があります。
ではどのように極度化しているタイプを沈静化させてお互いより良い方向に導けるのかご紹介します。
極度タイプと上手に人間関係を作る方法
極度なポジティブ自立型(改善)
極度なポジティブ自立型で自分が全知全能だと思っている人は周囲の人たちに弱音を吐くようにする。
そうすると周りの人はアドバイスをするとように、そのアドバイスを自分の行動に生かせないかを考えることで、周りとより親密なコミュニケーションが取れていくようになるでしょう!
極度なネガティブ自立型(改善)
完璧な結果にこだわりたいにもかかわらず周りが私以上に出来ないとか無能すぎるとかんがえるようになったらそれは極度化しています。
そうなったら、物事の過程やプロセスを見るようにしましょう。
完璧に物事を進めるということは素晴らしいことだがその中でももう少し視野を広げることで周りの人の努力や部下の何気ないフォローなどの自分には到底出来そうにない気配りなどがあったりします。
そういうことに気づくように努力することで、あなたはパワハラにならずに人間としていい上司になれるでしょう
極度なポジティブ依存型(改善)
私も前職で頭ごなしに叱ってくる上司に対して、
”わかりません” などの敗北宣言をしていました。
そうするとその関係性の中で弱肉強食環境が生まれて、より上司も叱責するようになり自分もより自分で考えることや頭が真っ白になっていました。
ただそういう環境に陥らないためにどうすればいいのかというと
自分から上司に積極的に話かけて相手に主導権を握られないようにしましょう。
私は、上司に対して積極的に話をすることで怒られなくなりましたし以前より関係性が良くなりました。
それは多分上司が私の頑張っているところや自分の性格を深く知ることができたからでしょう。
極度なネガティブ依存型(改善)
このタイプは単純でクヨクヨしない(考えすぎず前向きな考え方をする)ということです。
このタイプの人は、過去や人の気持ちに対して落ち込んでしまう人が多いので、その中で自分にコントロールできないことに対して気にしても結果いいことがないという言葉を心に刻んでください。
いかがでしたでしょうか。
こちらの記事を読んで、読む前とは違い少しでも人間関係の成り立ちや改善に関して理解していただけたと思います。
あとはあなた次第です。
頑張ってください!!
長い間、記事を読んでいただきありがとうございました!