3分楽読『無意識のクセ』を変えればすべてが思い通りになる
本書籍は年間100冊以上読む私が出会った中でも、TOP10に入る印象的な本だと思う!
何度読み返しても、もう一度読みたくなる
なぜかうまくいかない
ーその原因はー
『メタ無意識』
仕事でトラブルが起きたとき、上司から「トラブルが起きたんなら、自分で考えろ!」と言われたら、あなたは次のどちらを選びますか?
Aさん「わかりました。自分で考えます」
Bさん「どうしたらいいんだろう…」
これは無意識に自分でその思考を選んでいます。その判断基準になるものを『メタ無意識』と呼んでいます。
『メタ無意識』とは、その潜在意識をいれる器のようなものです。
はい。この説明で
「あー、なんか難しそう読むのやめよう」ってなりますよね?笑
僕も何回読んでも、正確に理解できてないのですがおそらく
「無意識に決めていることは、今までの自分ならこうする(考える)って形に合わせている」
という事だと思います。
昨日までBさんのように
「どうしたらいいんだろう…」
と考えてしまう人は、明日も同じことが起こっても同じように考えてしまうってことです。
え?じゃあ、どうすればいいの?
そうです!まずはその無意識に選ぶ形から変えないといけないのです。
無意識に選ぶことは避けられないので、無意識に選ぶ形を変えてしまえばいいってことですね(^^)
無意識には14パターンの
『クセ』がある
そもそもAさん、Bさんどちらの考え方が良い、悪いなどはないんです。
ただ、その人にとって快適な環境・なりたい人物像を目指すのであれば、その思考へ無意識に判断しないと近づけないということです。
ですから、まずは無意識のクセを知るところからやっていきましょう!
パターン①
主体行動型⇄反映分析型
主体行動型とは、思ったことを即行動に移す人
反映分析型とは、まずは調べて行動に移す人
ビジネスでは両方のパターンを兼ね備える方がベスト!ただ、航空管制官などが主体行動型だと「とりあえず飛行機飛ばしとけっ!」となるので、制御できなくなってしまいますねwww
パターン②
目的思考型⇄問題回避型
目的思考型とは、結果を思い描いて行動する人
問題回避型とは、問題を避ける方法を選ぶ人
起業家は目的思考型のほうがうまくいきます。
医者は「絶対治るよ」と目的思考型の言葉はなかなか言えないと思います。「先生、治るって言ったじゃないですか!」って訴訟問題になりかねないんでね。
パターン③
目的基準⇄体験基準
目的基準とは、目標達成に喜びを感じる
体験基準とは、ワクワクや充実感など途中の体験で得られる心地よさに喜びを感じる
スポーツの世界では、これが結果に大きく変わってきます。
わかりやすい例えだと、フィギュアスケートの浅田真央さん。
ソチオリンピックでは、取材陣のマイクに
「自分の演技がしたいです」と答えました。
これは少し危険だな、体験基準の思考だなと思うと案の定、ショートプログラムでも大失敗。総合でも6位となりメダルを逃しました。
その一ヶ月後、世界選手権では
「やりきったと言えるように終わりたいです」
これは完全に目的基準の思考です。
もちろん結果は優勝!
うまくいかない真犯人『メタ無意識』
を書き換える
この他に全ては書ききれないですが『無意識のクセ』を変えるだけで、その後の世界観、人生が大きく変わるのです。
ものごとがうまくいく人とうまくいかない人は、脳の働かせ方が逆だということが分かっています。
世の中でお金持ちと呼ばれる人たちは、この脳の働かせ方が抜群にうまいんです。
14パターンある無意識のクセの最後に
生存欲求⇄目的欲求というパターンがあります。
生存欲求とは、死を避けるために行動
目的欲求とは、自己実現のために行動
究極的な例として第二次世界大戦時、ナチスドイツが大量虐殺を行いました。特にユダヤ人は1日数万人が命を失くしています。その中で生き残った人にパン屋さんがいました。彼は
「俺はこの戦争が終わったらまたパン屋を再開して、焼きたてのパンの香りを街中に届けるんだ。こんなところにいる場合じゃないんだ」
と言っていたそうです。
ただ生きて収容所から出たいと思っていた生存欲求型はみんな亡くなり、一方で「目的欲求を捨てない人たち」が生き延びたそうです。
上と下、右と左、白と黒があるように生と死のようは対比するものがあります。
脳は「生き残る」ためには、「死を意識する」とこのように対比するものがあるとより、働くようになります。
「お金が欲しい」という欲求を持ち続けるには、「お金に不安がある」という概念が必要となります。
このように『脳は逆に動く』という性質をうまく利用する人がミリオネア(お金持ち)には多くいます。
このミリオネア脳の人たちは、これを避けたい、こうゆうことはしないという自分基準でルールを作っています。
マーク・ザッカーバーグの父親が植え付けた『自分基準』のルール
高所得者として有名なFacebookのCEOマーク・ザッカーバーグは自分基準で育てられたよい見本といえます。
例えばマークが子供の頃のやりとりで
マーク「このゲーム買って」
父親「どうしてこのゲームが欲しいんだい?」
マーク「友達が持っているから」
父親「ノー。だめだ。それでは買わないよ」
のちに高校生となったマークは、
マーク「フェンシングがしたいんだ」
父親「どうしてフェンシングがしたいんだい?」
マーク「強くなりたいから」
この次の日、父親はフェンシング道具一式を買い揃えてきたそうです。
つまり、誰かがやっているからではなく、自分がこうなりたいからと自分基準で発したことはすべてやらせてきたそうです。
その息子もやがて、Facebookを作り上げたのです。
潜在意識を思い通りにコントロールするすごい方法
ここまで本書の内容をお伝えしてきました。
まず大切なことは自分の「無意識のクセ」はどうゆうパターンに従っているのか?
そして、それは自分が理想とする未来を叶えるために本当に合ったパターンであるか?
さらに、
そのパターンがもし理想とする自分とかけ離れていたらどうしたらいいのか?
その解決方法がこの本に書かれていると思うといかがでしょうか?
ぜひ一度、この本を手に取って何度も読み返して欲しいと思います。
私は年間に100冊以上の書籍を読んでいますが、手元に残すお気に入りの本はほんのわずかです。
自分にとって、将来財産となる本に出会える喜びを多くの方に知って頂きたいと思います。