会社の成長に追いつき、追い越すために選んだ選択
みなさん、こんにちは。髙澤(たかざわ)と申します。
私は2016年10月にビジネス・ブレークスルー大学大学院に入学し、2年間の大学院生活の後に無事大学院修了をいたしました。この2年間は色々な人との出会いがありましたし、様々な刺激や学びを受けることができました。この記事は2018年12月に書いていますが、改めて入学前に思っていたことと、卒業後の思いを書き記しておこうと思います。
■ 独学でたどり着いた先に現れた大きな障壁
私は大学を卒業してから約15年くらい写真関連の仕事をしていました。写真スタジオや写真機材販売店での業務経験を経て、北欧カメラメーカーの日本法人立ち上げに参画しました。その後色々ありまして、とあるベンチャー企業に行くことになりましてその中でマーケティング職として自社サービスの提案書作りや、Webディレクションなどを行ないました。入社当時は40名程度出会った社員数もわずか一年で70名程度に増えまして、会社の成長スピードが著しかったことを思い出します。
当時の私はベンチャー企業に勤めて一年足らず。それまでの私が歩んできた北欧カメラメーカーの日本法人と比べますと、とにかく業務の意思決定速度が早く、毎日目まぐるしくことが進んでいきます。前職は海外とのやりとりが多かったために時差もあって意思決定にものすごい時間がかかっていたことを思うと、とても刺激的な職場でした。
別の目線で比べますと、社員数も少なく会社の組織というものがよくわかっていませんでした。(営業部とか技術部とか管理部と言った部署の存在など。)前職もそうでしたが、いわゆる部署が作られた職場にいたことがほとんどなかったので、ITベンチャーでの組織拡大に戸惑い、ついて行くだけで精一杯であったように思います。世間一般の会社組織ってどんなものなの?ということを初めて意識した瞬間だったかもしれません。今まで経験していなかった世界と全く違う何かを感じた私は、職務の時間以外に会社の成長に追いつき、追い越して行くだけの何かをしなければ、これから先の自分の未来がないのではないかと思ったのです。
■ 仕事と学びの両立、その支えになったもの
追いつき追い越して行くためには何をすべきなのかを考えました。そして世の中を見渡すと、ビジネス関連のセミナーがたくさんあることに気づきました。さらにWebで検索をしてみますが、本当に色々な講座が出てしまい、思うようなものが見つかりません。色々なサイトを見て回っている中で私はふと社会人になってから語学を学んだ時のことを思い出しました。その際は英会話スクールではなく大学で行なっている社会人向け講座を選択し、受講していました。なぜ大学で主催する講座を選んだのでしょう。
「学校で学ぶものだから、それほど外れたものを教わることはないだろう」
そんなことを思っていました。また、学校で行なっている英会話講座は思った以上に安いということもわかり、安心と節約を両立できてよかった〜という経験がありました。そういうわけでマーケティングについても大学の講座を受けてみたらいいのかな?と思うようになりました。
ここで一つ課題が出てきます。講座は平日の夜が多かったのです。当時勤めていた際は日々10時くらいまで仕事をしていましたので、空き時間を見つけて通うということは難しいのではないか。そう思ったのです。そんな中で見つけたのがインターネット上で学べる講座があるという事実。それがBBTとの出会いになりました。
しかしオンラインで学ぶというのはどういうことなのだろう?
そう思った私は直近で開催するBBT大学院の説明会に参加しました。説明会では、大学院の概要を丁寧に紹介される以外にグループワークがあり、参加者同士で一つの課題に対してディスカッションを行う機会がありました。大学院に通おうかどうするかを悩む人たちが集いますから、みなさん積極的です。説明会で大学院への理解を深めるだけでなく、ディスカッションする楽しみも感じ取ることができました。ここであれば、自分も空き時間にいつでもどこでも自分らしく学べるのではないか。そう思うようになりました。
■ これから先を見据え、大学院への入学を目指す。そして、人生の転機がやってくる
説明会に参加してすっかり気を大きくしてしまった自分は、マーケティングのことを学ぼうという決意をしました。当時はマーケティング・コミュニケーションが業務であったために「マーケティング概論」という講座を単科で受けようと詳細を確認し始めたのですが、ここでまた意外な展開が。
講座受講なのでお金を払えばエントリ完了〜と思っていたら、「なぜマーケティング概論を学びたいのか?」を論じなければならなかったのです。そして小論文以外にも提出しなければならない書類が色々ある。世間のセミナーではお金を払えば手続きはほぼ終わったもの・・・と思っていたので、こうした入学の手続きについては驚きがありました。とはいえ、オンラインで学びたい、学ばなければならないという思いが勝り、自分の当時の心境を論文として提出し、その後ようやく講義を受けるに至りました。
講義ではBBT大学院に在籍する人々に混ざってディスカッションに参画します。ここでの経験は、その後のBBT大学院生としての慣らし運転のような期間だったのかもしれませんね。単科とはいえ、発言には期限があったり現場のリサーチをしたりと様々なタスクが積み重なっていきました。そのタスクをこなす度に、これまでの生活では感じることのできなかった知見が積み重なっていくような気がしました。初めは大変だと思っていた2ヶ月程度のマーケティング概論を修了した際には、大変だったけれども、とても楽しく充実した生活を送ることができた充実感も感じることができたのです。
そしてもう一つの考えが浮かび上がってきます。講義を受けて経営層の考える思考に触れた時に、「これはもっと深く学んでいかねばならないのでは?」と思うようになりました。日々の業務で作り上げる提案書は誰がみるのか決まっているわけではない。経営層の時もあれば情シスの担当者や従業員の場合もある。そう思った時に様々な立場の人との交流が自身の成長に必要なものではないか?と思うようになってしまったのです。
そうした思いのもと、考えてもみなかった大学院への入学を決意させるに至ったのです。
今回のお話はここまでですが、今後機会がありましたら大学院生活の出来事なども綴っていければと思っております。いつ公開するかはわかりませんが、気を長くしてお待ちいただけますと幸いです。ここまでご覧いただきましてありがとうございました!