新郎になって、少しわかった結婚式の正体。
本当は今日(2021/6/12)CRAZY WEDDINGで結婚式を挙げる予定でした。
しかし、コロナを考慮して2021年4月の段階で約1年の延期を決断して、来年に向け再度準備に取り掛かる段階でこの記事を執筆しています。
結婚式の正体とは。
元ネタは、CRAZY WEDDING 松田さんの「誰も教えてくれない、結婚式の正体。」というnote。
結婚式場でバイトしていた経験はありましたが、自分の結婚式はまだまだ先だと思っていたので、当時は「なるほど…。」くらいで読んでいました。
コロナを経て結婚式自体もアップデートされて、改訂版を執筆予定とのことですが、
この度、自分自身が新郎となって準備から延期を決断するまでの過程で感じた「結婚式の正体。」について私なりに書いてみようと思います。
普通の夫婦がどうやって結婚式の準備をしていくかはわからないですが、おそらく普通の夫婦よりは結婚式に対して積極的に関与している新郎だと自負しています。良くも悪くも。
また、結局まだ結婚式はできておらず迷いの中で書いておりますので、戯言だと思って読んでいただければ幸いです。
結婚式の裏側。
結婚式に参列したことはほとんどありませんが、学生時代に某結婚式場で3年間バイトしていた為、結婚式の裏側がどんなものかは知っていました。
“結婚式はもともと、「選択肢サービス」。”
きっと、結婚式をしたことのある人は「そうそう!」と頷いてくれるんじゃないかと思うのですが、結婚式ってこんな風に「選択肢で溢れている業界」なんです。
(誰も教えてくれない、結婚式の正体。より)
思わず「そうそう!」と頷いてしまいました。
会場・ドレス・料理・飲み物・ケーキカット・ブーケ・司会者・カメラマン・ムービーなどなど、いろいろな選択する要素がある中で、新郎新婦がそれぞれのグレードや必要有無を選択していく。
もちろんバイトだったので詳細な金額は知りませんが、大体の金額はサイトや当日の様子を見ていれば想定できました。当日のバイトの動きがパターンによって変わる為、わかってしまうんです。
あぁ、今日は一番安いパターンや。
あぁ、今日はこのオプションつけてるね。
おぉ、今日はなかなか豪華な方たちだな。
なんて、、、。
そして、大安吉日に詰め込まれていく結婚式。
教会1つに対して複数用意されている披露宴会場。
1日何組も効率良く組まれていく挙式と披露宴。
結婚式場がより儲かるようにできた選択肢を選び準備された結婚式を効率良く回していく、それが結婚式場に対するイメージでした。
「今日決めてくれたら大幅に値引きしますよ!」
「今日決めてくれたらドレス無料にしますよ!」
と、競合に取られないように100万円近くの金額が値引きされる業界。100万の値引きなんて一般ピーポーにとってはとんでもない額です。
さらに、理想の結婚式をイメージしてやりたいことを全部やろうとすると、どんどんオプションで料金が高くなっていきます。予算の都合上やりたいことを諦めるか、やりたいことをやるために高いお金を黙って払うか。ということになります。
だから結婚式はお金がかかる上に、ぼったくられるイメージがついてしまうのではないだろうかと思います。
ブライダル業界に搾取されていくお金。
「そもそも結婚式って、お金かかり過ぎやろ。」それがバイト時代の正直な感想でした。もちろん商売なので仕方ないのですが。
ご祝儀の半分以上は料理やお酒、引き出物の費用で消えていく。参列者側も、ご祝儀のためにご祝儀袋・ピン札を準備したり、ドレス・スーツ等々を購入したりして身なりを整えて参列する。
単純に新郎新婦をお祝いしただけなのに。
お金はブライダル業界に流れていく。
だから、もし自分が結婚式に参列する時は、引き出物はいらないし食べ物も簡易的なもので良い。ご祝儀袋代・ピン札を用意するくらいなら、当日管理も楽だろうから上乗せして振り込むのに。
お祝いとしてご祝儀を包んでいるので、料理や引き出物で自分へ還元してくれるよりも、そのお金で新郎新婦が満足のいく結婚式をしてほしい。
納得のいくドレスやスーツを何着も着て欲しい。
2人の思い出になる記念品に使って欲しい。
プロに依頼し素敵な写真や動画を残して欲しい。
多くの結婚式をバイトで見ていく中で、私はそう思うようになりました。
そんな中で感じていた、結婚式の良さ。
ここまでバイト時代に感じていた金に関する少しネガディブな感情を書いてきましたが、とはいえ結婚式ってすごいパワーを持っています。
結婚式には、幸せで溢れる空間ができるんです。
たとえどんなにありきたりな結婚式だとしても、新郎新婦は参列者に誓いや感謝を伝えて、参列者は結婚する新郎新婦を応援・祝福する。ただそれだけで幸せで溢れた空間ができあがります。
幸せそうな新郎新婦。
幸せそうなご両家。
幸せそうな参列者。
笑顔で溢れる会場。
時には、流れる感動の涙。
会場いる方々それぞれがお互いを想うことで感情が揺れていく、この幸せな空間が持つパワーは、他には変えられない結婚式の良さだと思います。
いざ、自分が新郎になってみて。
「結婚式をしたいか?」という、問いに対しては迷わず「YES」でした。
幸せが溢れる空間への憧れがあったから。
でも、ありきたりな結婚式は嫌だ。
じゃあ、自分たちの結婚式では何を大切にして、どんな結婚式をしたいのか。
いざ、自分が新郎になるとわかりませんでした。
バイトを通して思っていたことは色々あるのに。
さらに奥さんと話してみると、結婚式をやりたいという気持ちは同じでも、結婚式に対する考えが異なることがわかってきます。
「旦那さんがなんでもいいよというばかりで何もしてくれない!」と、奥さん側から不満があがる話は聞きますが、2人で話し合いながら考えを摺り合わせ進めていく方法にも難しさはありました。
結婚式というひとつのイベントを2人で作るので、すべてが問題なく進む方法はないのかもしれないし、そもそもそれが結婚式の準備の楽しさなのかもしれません。そう思うと、結婚式の準備段階で衝突があったとしても楽しめてきます。
ちなみに…自分がバイト時代に思っていた考えは、奥さんと話している中で人それぞれ違うから単純ではないということを説かれました。
結婚式では、料理を楽しみにしている人もいる。
旧友と再会して、一緒に新郎新婦を祝うことを楽しみにしている人もいる。
祝儀袋やピン札を準備することで、今からお祝いをしにいくという気持ちが高まる人もいる。
だから、そんな単純ではないのだよ。
難しい。。。
CRAZY WEDDINGに依頼。
奥さんがCRAZYさんでインターンをしていたこともあり、CRAZY WEDDINGさんにプロデュースを依頼することにしました。
私が新卒3年目、奥さんが新卒2年目の4-5月時点のまだまだペーペーの時にCRAZY WEDDINGさんに依頼するのは勇気が必要な決断でした!(主に金銭的に!笑)
それでもCRAZY WEDDINGさんの説明を受けて、依頼する価値を感じたので依頼することに。
CRAZY.inc の公式HPより↓
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ここには、「私たちの結婚式」がある。
「二人の結婚式」に同じものは一つとしてありません。
あなたと同じ人生がないように、
二人と同じ組み合わせがないように、
結婚式も世界に一つだけです。
CRAZY WEDDINGは2012年の創業から、
世界でたった一つの「人生が変わるほどの結婚式」を
届け続けてきました。
人生を振り返り、未来を考えること。
理想を描き、表現するオーダーメイドウェディングによって
二人にしか表現できない結婚式が、ここにはあります。
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私たちも自分たちの人生を振り返り、その人生から素敵なコンセプトを提案していただきました。自分たちにとっても来てくれたゲストにとっても「人生が変わるほどの結婚式」にできたら良いなと思っています。
コンセプトは来年の結婚式の時までお楽しみに!
新郎になって初めて知ったこと。
CRAZY WEDDINGをきっかけに自分たちで色々と調べて動いてみると、選択肢の範囲も広がるし、選択肢を自ら作成することを知れました。
そして、その過程の中でたくさんの素敵な人たちに出会うことができました。
●新郎新婦に寄り添いドレススーツを考えてくれるスタイリストさん
●スーツ愛を語り出せば止まらないオーダーメイドスーツのテーラーさん
●女性は可愛く、男性はカッコよくアレンジしてくれるヘアメイクさん
●笑顔が引き出すのが上手な友人のウェディングカメラマンさん
●そして、提案上手なCRAZY WEDDINGのプロデューサーさん
みんな目をキラキラさせた人たちばかりでした。
バイト時代に知っていた効率を求めた結婚式では出会ったことのなかった素敵な人たちがたくさんいました。
まだ結婚式を終えていないのに、すでに良かったと思わせてくれるような方たちと出会えることは新郎にならないとわからないことでした。
新郎からみる、結婚式の正体とは。
書きたいことを書いていたら、話があっちこっちに飛んでしまいました。
やっとこのnoteの本題である結婚式の正体とは。
結論から言うと、「わからない」です。
このnoteを書いている最中に考えが整理されて、最後にまとめられると思って書き始めてみましたが、まだ今の自分にはわかりませんでした。
格好よく一言でまとめようと思ってたのに。。。
「わからない」というか、新郎新婦それぞれ次第な気がしています。結婚式には正体なんかなくて、開催も自由だし、理由も目的も全部自由。
ただ、なんで結婚式をやりたいのか、結婚式で何を目的としたいのかをしっかりと2人で話し合うだけで深みが変わる気がします。ブライダル業界に用意された選択肢を一度全部取っ払って。自由に。
現時点で考えられた結婚式の正体はここまで。せっかく延期したので、結婚式の正体についてはもう1年ゆっくり考えてみようと思います。
来年結婚式を無事あげることができたら「結婚式を終えた新郎からみた、結婚式の本当の正体。」なんてnoteを書いてみようかな。
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