鈍感力が招いた一大事(最終話)
お金がなければ支払いができません
そらそうだ
仕入れた商品の代金を支払えない
こんな状況考えたことがありませんでした
給料が払えない
税金が払えない
ではありません
普通
100円で仕入れたものを100円で売っていれば
払えるはずのものです
こうなってしまったら
謝るしかありません
土下座
人生で初めて
立て続けに
行いました
仕入先は2箇所でしたので
2回
相手方は冷静に
『いつなら払えますか?』
と大人なご対応
最後には
『頑張って乗り切って』
というお言葉ももらいました
その後
従業員たちにも現状を説明
実は
支払いができなくなったタイミングから
仕入れを止められ
売場に商品が並ばない状況に
私は本社で野菜を仕入れ
トラックで毎朝
開店前に野菜を運ぶことにしました
店舗のスタッフの方からは
厳しいお言葉もいただき
1名は去ることなりました
数日後
運良く
半月前に融資の申し込みをしていて
数日後にはお支払いが完了し
仕入れも通常通り行えることに
結局
スタッフも足らず運営が厳しいため
新店舗は次の引き継ぎ先が出てきたタイミングで
退くことにしました
それまでの期間
私が片道2時間かけて毎日店舗の運営をフォローし
家賃も半額にしてもらい
その月から黒字化
はじめからその意気でやれよ
当時の自分を説教したい
首の皮一枚繋がった
そんな言葉がぴったりな状態でした
そして2ヶ月後
引き継ぎ先が決まり
手を引くことになりました
みなさんは
人を信じますか?
それとも信じませんか?