鈍感力が招いた一大事(4)
その当時
本社もドタバタでした
新たな販路が増え
私も従業員も毎朝ドタバタ劇
休みなく動いていました
新店舗は売上が伸びているから安心
でも会社全体の業績が思ったより伸びない
なぜだろ
実はこの頃
本社と新店舗で単体の収支を取っておらず
ごちゃ混ぜの収支しか出ていませんでした
頑張れど頑張れど
なぜか赤字が拡大する
いやもっと頑張れば改善するはず
もっと動かなきゃ
違う 違う そうじゃそうじゃなーい
って音楽が聞こえてきそうです
そしてついに
会社のお金が底をつきはじめます
これくらいの時期になると
鈍感力満載の私も流石に何かを感じ
新店舗の収支を見返し始めました
そうすると
明らかにおかしな点が
B君がいた時までは
売上はそこまででもないけど
仕入れもそこまででもない
こんなかんじ
売上 100
仕入 80
B君が辞めてから徐々に
売上が少し伸びるものの
仕入れがとんでもなく増えている
こんなかんじ
売上 120
仕入 160
これってどう見ても異常数値です
こんな単純なことに気づかないほど
この頃は日々の業務に追われていた
なんて
言い訳にならないレベルのミスです
さらに続きます
同じくらいのタイミングで
Aさんから
『力になれそうにないので退職したい』
と申し出が
内容を精査していた
私と税理士があるカラクリに
気付き始めた矢先のことでした
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