『あひるの空』全51巻振り返る15巻
こんばんわ!なおとです。
今回も「あひるの空」全巻振り返り、今回は15巻です。ついに大栄戦が始まります。
一巻からの振り返りもマガジンにしてまとめていますのでまだの方も是非!
今回も下記のフォーマットでやっていきます。
1.本巻の注目キャラクター
2.連動して読むならこの巻
3.深読みするためにもうひと押し
遂に始まる横浜大栄戦。同行会設立をかけた重要な一戦。
クズ高バスケ部は多くの先生の前でコートに何を残すことが出来るのかーーー。
1.本巻の注目キャラクター
今回は「峯田圭祐」をピックアップしました。白石や鷹山はまだ取っておきます(笑)
近所という理由で大栄に入部した所謂地元組の一人で雄一の生き残りでした。尊敬した白石に「辞めちまえ」と諭され一度は退部。しかし、自身の練習不足と甘い考えを見直し再入部を果たします。
「やっぱヤメるのやめます!!!!」
このシーンはあひるの空きっての名シーンでしょう。峯田は作中でも凡人寄りのキャラでしょう。それでも峯田は一度はバスケ部を諦めかけるも、それでも進み続けました。18巻で茂吉とマッチアップする峯田ですが、中学時代は茂吉に苦い思いを屈しました。それでも、進み続けて峯田は茂吉を圧倒するまでに成長します。成長速度は遅いかもしれませんが、継続により掴み取った実力差は、中学でバスケを諦めた茂吉には埋めることが出来ません。
「去った者と残った者の差なんてない。”止まるか進むか”ただそれだけなんだ・・・!!」
これを如実に表したのが中学でバスケを諦めた茂吉と、進み続けた峯田が対比になっています。
これはあひるの空に限った話ではなく実生活にも当てはまります。
今人気の芸人やYouTuberやブロガーは勿論才能もあるでしょうが、それでもひたすらに愚直に進んできたから今があるのでしょう。才能に打ちひしがれて挫折した人、面倒になって辛くなって投げ出した人は数え切れないほどいるでしょう。私もそうです。
継続して進み続けることが持って生まれた才能に勝る最大の才能だとこの15巻で気づかされます。
今noteを書き続けていますがこの15巻を振り返ってみて、さらに頑張ろうと気合が入りました。全力で書き続けます!
2.連動して読むならこの巻
横浜大栄といったら51巻から始まるIH予選決勝リーグ進出を掛けた再戦でしょう。
51巻で連載がストップしているので51巻を読むと続きが気になって今後の展開想像が止まらなくなってしまいますが。
51巻でも峯田は何とスタメンで登場します。峯田と茂吉のマッチアップは気になるところです。
3.深読みするためにもうひと押し
横浜大栄との再戦は実は敗北がすでに決定しています。
39巻で明言されています。
正直39巻のこのページを見た瞬間「えっ!?」となりました。私だけではないでしょう。しかも横浜大栄がその年のIHを制していますので、大栄に敗北するのは確定しいます。まさか確定した敗北に向かって物語が進んでいくとは思いもしませんでした。
ネタバレしたも同然ですが、それでも面白いあひるの空はストーリーの展開のさせ方が上手すぎるのでしょう。39巻辺りから各キャラの未来が少しずつ断片的に描かれます。それによってさらに読み進めたくなります。
さて本筋に戻りますが、ここで気になるのはどういった敗北の仕方をしたのかです。
大栄の再戦時に空は鷹山とある約束をしています。
負けた方が坊主ーー
それで空も鷹山も両方とも坊主にしています。空は試合に負けたから坊主なのは分かりますが、鷹山は何故坊主にしたのでしょうか。
まだ”下”がいる
これは空のことを指すのは間違いないでしょう。
45巻より始まる妙院戦で空は「今井レオ」と3P の本数と外した本数の両方で勝負します。
鷹山が試合には勝ったが、個人的な敗北があっての坊主です。これは3Pの数なのかどうか。安易に考えればそうでしょう。私も9割方そう考えています。
残り1割は3Pではなく、平面の勝負だと思います。
16巻のこのシーンで酒巻も語っていますが、小さい選手の最大の武器はドライブと。そしてさらには17巻のラストのこのシーン。
鷹山が空をドライブで空を抜き去るシーン。同じ体格なら対等と思っていた空のおごり。そして鷹山と空の実力差を如実に示すシーンだと思います。
3Pの実力は二人に無いと思っています。では二人の間で個人的な勝敗が生まれたのか。私はこのドライブ勝負と予想します。
大栄との再戦で空が鷹山を抜き去る、まさにこのシーンと逆のことが起こると激アツの展開ですね。
このシーンが真っ先に頭に浮かびました(笑)。
15巻はクズ高バスケ部、いや「あひるの空」にとって分岐点ともいわれる重要な試合です。15巻~18巻までの試合は続きます。私もこの4巻の振り返りはより一層気合を入れて臨んでいきます!
次の16巻の振り返りでお会いしましょう!それでは!
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