【脚長差の啓蒙】椅子がガタついていたらどうしますか?放っておきますかそれとも、、、
脚長差(脚の長さの左右差のこと)の話はとても混みあっていて、なんだか伝えるのがとても難しい問題でもあります。
医療保険下では30㎜以上が装具などの適応になります。
逆にそれくらいの差がなければ問題ないとされます。
30㎜ですよ、、、。
まず、こういう話を人の健康問題で考える前に、日常的なもので考えてみませんか?
例えば椅子やテーブルがガタついているとします。
ガタガタ、傾くことってありますよね。
椅子やテーブルは足が4本あります。
そのうちの1本でも長さが違えばガタ付きが生まれます。
もちろんガタついた状態で出荷されるような椅子はありませんが、足が劣化で削れたり、何か着いていたテープやクッション材が剥がれてしまったり、何かしらで高さが1本だけ短くなってしまうことはあります。
そういう時、放っておきますか?
ガタガタの状態で毎日使いますか?
嫌ですよね。
普通はまたテープなりクッションなりを貼って高さを補正してガタつきを直しますよね。
小学生でも理解できる対処法だと思います。
これは物理的な現象なので、人間のように2本足で立っている動物に関しても当てはまります。
椅子のガタつきを30㎜まで放っておきますか?
数ミリでも違和感が出ますよね。
人間は柔軟性や関節による代償機構があるので、椅子などに比べて目立つことはありません。
でも、脚長差は実際に椅子のガタつきのような状態なのです。
長期間放っておいて良いものではありません。
医療の基準は短期的な問題なのです。
でも予防運動は長期的な問題なのです。
数ミリの差が短期的に問題になることはありません。
特に、子どもは体が柔軟なので問題は出てきません。
しかし、それが中年くらいになると色々と問題となって出てきます。
脚長差ができるのは多くの場合学童期です。
これもよく理解されていないので悩ましいのですが、、、。
子どもの頃に的確に補正すれば治ります。
でも大人は補正しかないのです。
脚長差を正確に見定めるには技術が必要ですが、補正した時の変化は人によって魔法のような驚くべき変化が出ます。
数年来の痛みがゼロになることだってあります。
もっと脚長差のことを知って欲しいですね。
仙腸関節痛、膝痛、腰部側弯、腰痛など多くの不調や障害の原因になっているのが脚の長さの左右差、つまり脚長差です。
日本ヘルスファウンデーション協会では脚の長さをみる専門家を養成しています。
ぜひ、興味ある方は専門家になって下さい。
またご自身の脚長差が気になる方は専門家に連絡をとってみて下さい。
もちろん僕の所属するTAKT EIGHTでも見させて頂きます。