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【日記】無料で使える統計ソフト「EZR」
僕はSPSSを使っていますが、無料でとても高い機能を有した統計ソフトがあるということで、シェアします。
知っている人は知っているようですが、僕はStat ViewとSPSSしか知らなかったので、誰かにお勧めするなら、無料のこのソフトにしようかなと思っています。
ソフトは自治医科大学の先生が作られてR言語を用いたものだそうです。
ほぼほぼ網羅されてます!
無料というのがすごいです。
①名義変数の解析
頻度分布
比率の信頼区間の計算
2群の比率の差・比率の比の信頼区間の計算
分割表の直接入力と解析
分割表の作成と群間の比率の比較(カイ二乗検定、Fisherの正確検定)
post-hoc検定(Bonferroni法、Holm法)
対応のある比率の比較(McNemar検定)
比率の傾向の検定(Cochran-Armitage検定)
二値変数に対する多変量解析(ロジスティック回帰)
順序変数に対する多変量解析(順序ロジスティック回帰)
多項ロジスティック回帰
②連続変数の解析
連続変数の要約
平均値の信頼区間の計算
外れ値の検定と除外(Smirnov-Grubbs検定)
正規性の検定(Shapiro-Wilk検定)
2群の等分散性の検定(F検定)
3群以上の等分散性の検定(Bartlett検定)
1標本のt検定
2群間の平均値の比較(t検定)
対応のある2群間の平均値の比較(paired t検定)
3群以上の間の平均値の比較(一元配置分散分析one-way ANOVA)
ANOVAのpost-hoc検定(Tukey法、Tukey-Kramer法、Dunnet法、Bonferoni法、Holm法)
対応のある2群以上の間の平均値の比較(反復測定分散分析 repeated-measures ANOVA)
対応のない複数の因子での平均値の比較(multi-way ANOVA)
共分散分析(ANCOVA)
相関係数の検定(Pearsonの積率相関係数)
線形回帰(単回帰、重回帰)
線形混合モデル
③連続変数の解析(ノンパラメトリック)
2群間の比較(Mann-Whitney U検定)
対応のある2群間の比較(Wilcoxon符号付順位和検定)
3群以上の間の比較(Kruskal-Wallis検定)
Kruskal-Wallis検定のpost-hoc検定(Steel-Dwass法、Steel法)
対応のある3群以上の間の比較(Friedman検定)
連続変数の傾向の検定(Jonckheere-Terpstra検定)
相関係数の検定(Spearmanの順位相関係数)
④生存期間の解析
生存曲線の記述と群間の比較(Logrank検定、一般化Wilcoxon検定)
post-hoc検定(Bonferroni法、Holm法)
生存期間の傾向の検定(Logrank trend検定)
可逆性イベントの生存解析と累積発生率
生存期間に対する多変量解析(Cox比例ハザード回帰)
時間依存性変数を含む生存期間に対する多変量解析
競合するイベントの累積発生率の記述と群間の比較(Gray検定)
競合するイベントの累積発生率に対する多変量解析(Fine-Gray比例ハザード回帰)
時間依存性変数を含む累積発生率に対する多変量解析
⑤検査の有用性の評価
定性検査の診断への有用性の評価
2つの定性検査の一致度の評価(Kappa係数)
陽性適中率、陰性適中率の計算
定量検査の診断への有用性の評価(ROC曲線)
2つのROC曲線のAUCの比較
生存期間のROC曲線解析
質問項目の信頼性の評価(Cronbachのα信頼性係数)
⑥メタアナリシスとメタ回帰
比率の比較のメタアナリシスとメタ回帰
平均値の比較のメタアナリシスとメタ回帰
ハザード比のメタアナリシスとメタ回帰
ネットワークメタアナリシス
⑦マッチドペア解析
マッチさせたコントロールの抽出
マッチさせたサンプルの比率の比較(Mantel-Haenzel検定)
マッチさせたサンプルの比率の多変量解析(条件付ロジスティック回帰)
マッチさせたサンプルの生存率の多変量解析(層別化比例ハザード回帰)
⑧必要サンプルサイズの計算
閾値奏功率、期待奏功率からのサンプルサイズの計算
1群の比率の信頼区間をある幅におさめるためのサンプルサイズの計算
1群の比率を既知の比率と比較するためのサンプルサイズ、検出力の計算
2群の比率の比較のためのサンプルサイズ、検出力の計算
2群の比率の比較(非劣性)のためのサンプルサイズの計算
無作為化第2相試験におけるselection designでのサンプルサイズの計算
1群の平均値の信頼区間をある幅におさめるためのサンプルサイズの計算
2群の平均値の比較のためのサンプルサイズ、検出力の計算
2群の平均値の比較(非劣性)のためのサンプルサイズの計算
対応のある2群の平均値の比較のためのサンプルサイズ、検出力の計算
2群の生存曲線の比較のためのサンプルサイズ、検出力の計算
2群の生存曲線の比較(非劣性)のためのサンプルサイズの計算
⑧グラフと表
棒グラフ
円グラフ
幹葉表示
QQプロット
ヒストグラム
折れ線グラフ
反復測定データの折れ線グラフ
箱ひげ図
ドットチャート
整列チャート
スイマープロット
散布図
散布図行列
他の因子で調整した生存曲線
他の因子で調整した累積発生曲線
競合するイベントの累積発生率を積み重ねて表示 サンプルの背景データのサマリー表の出力
解析結果のサマリー表の出力
Rについて調べていたら統計局のHPにいきました。
学校での授業のサポート的なサイトで、これもいいですね。
せっかく大学院で統計をうん10年ぶりに学び直しているので、分かりやすくまとめたものを関係者の方にシェアできる機会を作りたいと思っています。
一から統計を学んで、研究計画を立てるのって難しいですよね。
ある程度、統計手法と研究計画をセットにして、研究への敷居を下げたいなと思っています。
苦手な僕だからこそ、本当に統計を知らない人でも日々の臨床をデータでまとめて発表できるようなシステムを作りたいと思います。
表計算の記入方法も検定によって決まっているので、そこもセットにしたら楽ですよね。
自分の行ってきた統計しかできませんが、それでも自分が主宰している団体での研究力を上げていきたいと思います。
SPSS も高いので、学生が終わったらEZRへ移行していきたいと思います。
使ってる人、多いのかな?
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