THE BEATLES "GET BACK" 改めての感想
『ザ・ビートルズ:Get Back』
ディズニー+で配信が始まってから毎日のように観てましたし、ルーフトップ・コンサートを中心に編集され映画館で上映された時も観に行きました。
なのですが、ディズニー+を解約したこともあり、輸入盤BDを購入しました。
輸入盤ですが、問題なく再生出来ますし日本語字幕もあります。
ポストカードが4枚封入されてました。
音声はDolby AtmosとDTS MASTER AUDIO。配信の時から思ってましたが、とても生々しいサウンド。特にアップルビル屋上のライヴは、風音とかノイズらしきものが殆ど聞こえません。最新技術も駆使しているのでしょうが、元々ビートルズの演奏とグリン・ジョーンズのミックスが素晴らしかったのが大きいと思います。また、リハーサルではダラダラやってたジョンが大爆発。集中力凄くて本番に強く、リーダー振りを発揮してます。
今回改めて思ったのは、ルーフトップ・コンサート時、街頭で聴いているロンドンの観衆のクールさです。
「ビートルズでしょう?知ってますよ。ポール・マッカートニーが歌ってるわね」
「どういう意図でやってるか分からない」
「新しいレコード出ても買わないわ。息子は買うと思うけど」
近くのビルの屋上から見てる人たちも、まるで友達かのように手を振ってます。「お〜い!」みたいな(笑)。まだ現役で神格化されてないビートルズへの、自然な反応なんですかね。
そしてロック史上最も格好良いと個人的に感じた、バンドと観衆のコール&レスポンスが最後に実現します。
2回目の"Don't Let Me Down"を始める直前。「ロックンロール!」と叫んだ人に対してジョンが「お前もな!」(You too!)と返す場面。ポールも「フーっ!」とか言ってます。ここ、何度観ても感動します。最高のやり取りじゃないですか?嬉しかっただろうなあ、この人。今でも色んな人に自慢してるかも。