見出し画像

オープンリールテープ

オープンリールテープってご存知ですか?こんなやつです。

テープ幅は6mm
テープ・スピードは19.5cm/secもしくはその倍の38cm/sec

こんなケースに入ってます。

スコッチ社製

カセットテープよりも大きめで幅も広く、その分音も良い。簡単に言うと業務用のテープです。

80年代の後半、多重録音に凝ってました。6ミリのオープルリール用4chマルチトラック・レコーダーとミキサーを自宅に揃えました。楽器はギター、ベース、リズムBOX、そしてマイク。足でリズムBOXを操作(スタート、ストップ、多少のオカズ)しながらベースを弾く。これで2トラック使う。ギターは左右に1トラックずつ。この時点で4トラック全部使っちゃう。
 Tr.1 リズムBOX
 Tr.2 ベース
 Tr.3 ギターA
 Tr.4 ギターB

一旦2chステレオにミックス・ダウンする。定位はこんな感じ。
  ギターA
 センター リズムBOX+ベース
  ギターB
次にそれを再生しながらボーカルとギター・ソロを重ねる。これ、やり過ぎると音悪くなるからダビングは大抵1回で終わり。そして失敗すると最初からやり直し。いったん、マスターテープが出来上がります。最終ステレオMIXはこんな感じ。
  ギターA
 センター リズムBOX+ベース+ボーカル+ギター・ソロ
  ギターB

テープに手書きのラベル

このオープンテープをカセットに落として、友達に無理矢理(笑)聞かせてた。トッド・ラングレンに憧れてた頃。

サウンド&レコーディング・マガジ
相当影響されました

実家で発見したテープの帯を見たら昭和63年5月とあった。1988年!ギリギリ昭和であり80年代。オリジナル曲とトッドのカバーをやってました。

このアルバム『ア・カペラ』もトッドが一人で多重録音やってます

今聴いたら「ギャーッ」と叫んで消したくなるレベルでしょうね(笑)。

my note #125

いいなと思ったら応援しよう!