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映画「セブン』IMAX上映
あのサスペンスホラーの傑作『セブン』がIMAX上映されるというので観て来ました。僕の中では最高傑作映画ベスト5に必ず入ります。
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セブン SE7VEN
【監督】
デヴィッド・フィンチャー
【出演】
ブラッド・ピット
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モーガン・フリーマン
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グウィネス・パルトロー
ケヴィン・スペイシー 他
【公開】1995年
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フィンチャー監督が自ら4Kレストアを行ったということで、映像もさらに鮮明に、サウンドも細かい部分がはっきり聞こえ、よりこの映画の恐怖感、狂気が迫って来ます。実は、監督はDVD化の際も丁寧にレストアし修復作業を行っているのです。こちらのBOXセットで自ら詳しく解説しています。
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Blu-ray化された時も同様の補正を行なっているものと思われます。それだけこだわり、思い入れが強い作品なのでしょう。
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今回のIMAX版でも、単にアップグレードしただけでなく、「あ、ここ修正したな」と気付いた点がありました。それは最初の方で、ミルズとサマセット刑事が車の中で会話するシーン。フロントガラスに映る雨の量が明らかに違うのです。つまり、2人の会話は同時ではなく個別に撮影しているのが分かってしまいます。そこを違和感ないように雨量を同じに見えるように修正してました。そこに気付くくらい、相当観てます、この映画。
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これは2人が出会ってすぐのシーンですが、この後車中で会話するのです。
映画公開時、大ショックを受け、かつ「7つの大罪」に沿って殺人が行われる」という7つの数え方に疑問を感じ、(セブンだけに7回観ないと分からないのかも)と何度か映画館に足を運んだのですが、さすがに3回で止めました。
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なので、今回で4回目の映画館鑑賞、BD/DVDは何回見返したか分かりません。
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エンディングで唖然とした後、クレジットが下へ降りて行く編集も衝撃でしたし、その時に流れるデヴィッド・ボウイの曲 "The Hearts Filthy Lesson"も映画のテイストにジャストフィットしていて、超格好良かった。
来月には4K ULTRA HD&ブルーレイセットも発売されるので楽しみです。
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今回、改めて印象に残ったのは、後半いかがわしいお店をやってる店長をミルズが取り調べるシーンで「こんな仕事やって楽しいか?」と聞くと「楽しかなえよ。でもそれが人生だろ? "That's life"」と答えるのです。最近は"That's life"が僕のテーマです。
「ジョーカー」との共通点もあると思いますね。狂気とか、街中を逃げ回るシーンの撮り方とか。
この映画で重要なシーン。最後に犯人ジョン・ドゥを乗せて現場に向かう車中で「最も許せないのは人々の『無関心』だ」というセリフです。無関心こそ最大の罪だ、と。
今はネットやSNSで炎上があちこちで起きてますが、「関心しすぎる」もしくは「責任ないから、無関心だから、勝手に騒いでる」世の中なのかもしれません。色んな予言を残した映画だと思います。
my note #224