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ジャクソン・ブラウンから貰った言葉 "It's Rock'n'Roll"

映画『ローレル・キャニオン 夢のウエストコースト・ロック』では、後に大スターとなるミュージシャンの若き日の姿を見ることが出来る。

ジョニ・ミッチェルは昔から大好きなアーティスト。そして、ジャクソン・ブラウンは凛々しくて好青年!

ジョニ・ミッチェルのライヴは残念ながら体験出来なかったけど、ジャクソン・ブラウンはこれまで2回観てる。幸運にも終演後、話をする機会を得て、とても印象的な言葉〜"It's Rock'n'Roll"〜を貰ったので、その時のことを書いてみる。


1996年4月15日、福岡市民会館。サポート・メンバーにヴァレリー・カーターも居たし(名曲 "Love Needs A Heart"を歌ってくれました!)、代表曲は殆ど聴けたし、とても良いライヴだった。

このアルバムがリリースされた頃でもあった。
"Love Needs A Heart"も収録されてる

終わってバックステージを訪ねることが出来た。興奮冷めやらぬ中、とても感動したことを述べた後、今考えると相当恥ずかしいのだが、こんなことを大胆にも言ってしまった。

「僕はアマチュア・バンドをやっているのですが、“Running On Empty"のコード進行を拝借して日本語の歌詞付けて、オリジナル曲と称してライヴでやっていることを告白します…」

それに対して、ジャクソン・ブラウンはこう言ってくれたのだ。

"OK, It's Rock'n'Roll."
「いいんだ、それがロックンロールさ」

なんて格好良いんだ、と心底感動した。極東の島国の初対面の人間から、ライヴ後にヘンテコなこと言われたのに、このクールなコメント。あのジャクソン・ブラウンから「それがロックンロールさ」と言って貰った。一生胸に刻みます。あの名曲の数々は、こうした誠実さからも生み出されるのだろう。

これは、その2年後にライヴで来日した時に貰ったサインです。


my note #151

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