関西同心円バイ(ベーゴマ考86)
東寺のガラクタ市
関西ではほぼ骨董市では
ベーゴマは出てこない。
四天王寺の弘法市でも散々探して二つとか
これは、関東より関西のベーゴマの時代が古く、数が出ていないからだ。
今回は京都なら出るという確信を持って
関西バイと面バイを探しに行った。
買ったものを、
家に持ち帰った後
今まで持っていたものと比べてみた。
ん?同じやと思ってたけど
購入した一つがこれ
七角形で、裏側(凸側)は同心円の溝であり
関西の特徴がバッチしなわけだ。
なんで関西が7角を作ったかはわかっていない。
同じ型のも、青い「C」があったけど、
あれ、
いっぱいみてるのは右の癖のかなり強い「C」
裏にしてみるとこんな感じ
どちらも同心円の七角形
横から見てみよう
形状の違いがよくわかる。
なんでいままできづかなかったんやろ
横のエッジが強く、
今回購入したものが今でいう「天明ベイ」に似ている。
「C」以外も確認できた、
もともと七角形同心円バイは二種類あったのだ
製造元か、型の違いか
今回のこの関西バイをみていて
作りが近いと感じるのは
関西のチビバイである
写真ではわかりにくいが、
ひとまわり小さい。
今回のバイは作りがこれに似ている
つまりアルファベットの関西バイは
型の異なる種類が存在したのだ。
そして気づく
四角型
四角も初めから鋳造されたもので
削られていない。
豆ベーの中に
四角が、あるのは気づいていた
今回改めてみていると
『D』ははじめから四角なのだ。
この四角型
裏側は同心円で
なんなら少し先がはじめからとがっている。
丸型
そして。もう一つ
丸型が存在する。
イメージとしては
この丸型が古い。
「バリ」の形状からみても
関西バイであろうと考えられる
ひらがな
かたかな
アルファベットがある
鋳物の鉄の度合いから見て
戦前の頃と思われる
まとめ
関西バイの種類
明治期
…真鍮バイ、面バイ
大正から昭和(戦前)
…丸型・六角型(大型・小型)・豆べー・七角(高い)・桜ベー
戦後?
…七角2種・芯付きバイ
次の謎w
左のやつ…同心円が下手くそだ。
誰やこの型つくったんw
そして、なんでこいつだけやねん。