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二代目ベーブレード(ポピー社製1980年ごろ)をまわしてみる(ベーゴマ考78)

1980年ごろテレビのキャラクターと
コラボして
ポピーという会社が
「スーパーベーゴマ」というシリーズのおもちゃを販売している

ポピー社について

1971年、バンダイグループで駄菓子屋などの一般の玩具流通以外で売られる玩具「雑玩」を販売する会社として発足。
社長は同じだが、専務の森と常務の杉浦の2人がバンダイを離れる形で作った会社のようだ。
キャラクター玩具という分野を確立し、1976年2月期には146億円を突破、親会社のバンダイのみならず、トミーをも抜き、わずか5年で玩具業界トップに立つ。親会社であるバンダイの売り上げを凌いでいた。
1983年再編したバンダイに吸収される。

スーパーベーゴマシリーズ

ポピー社による「スーパーベーゴマ」シリーズは

スタジアムがついた、
電子戦隊デンジマンのセットと
ウルトラマン80のセット
ほかにも
シューターである「ブンマシン」のセット
独楽だけのセットがある。
発売はそれらの内容から見て

付属の小冊子によると7シリーズ✖️4種
・デンジマン
(1980年2月から1981年1月放送)
・ウルトラマン
・ウルトラマン80
(1980年4月から1981年3月放送)
・仮面ライダー
・ゴーディアン
(1979年10月から1981年2月まで放送)
・ドラえもん
・アニマルシリーズ(上級者用)

それぞれのコマや紐には
「全日本ベーゴマ協会承認」と印字されている

付属のひもも公認


各局のテレビ放送時期からかんがえると
発売は1981年であろう。
私は当時1歳だ

簡単にベーゴマを回す方法は
ブンマシンと呼ばれるシューターに
ベーゴマをセットする。

この取り付け口は二つに分かれたキャップが
ベーゴマを挟み込むようになっていて
上部のところを紐で巻くことで
キャップが締め付けられ
ベーゴマを固定
紐を引き回すことで、
キャップが開放しベーゴマがリングに落ちるようになっている。

実際にまわしてみた

ベーブレードとは
すこし違うシステムではあるが

回しているベーゴマは、
通常の紐で巻いても回せるので
シューターでまわす方法はことなるが

雰囲気はほぼベーブレードである。
バトルリングもスタジアムそのものである。

これは1980年当時は
画期的やっただろう。

電子戦隊デンジマン

スーパーベーゴマはポピー社のキャラクター玩具であり、いろんなキャラクターとコラボしている。
 今回手に入れた『電子戦隊デンジマン』(でんしせんたいデンジマン)は、1980年2月2日から1981年1月31日まで、テレビ朝日系列で毎週土曜18:00 - 18:30(JST)に全51話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。ゴレンジャーからはじまる「スーパー戦隊シリーズ」第4作にあたる。

やばい…
頭の中で
「↑デンジマン♪↓デンジマン♪↑デンジマン♪↓デンジマン♪誰かが助けを求めてる…」
って聞こえてきた。
なんで年代違うのに
歌えるんや私は…

ダイナマン世代やけど
太陽戦隊サンバルカンの方が好きやったな。

黄色とピンクどこいったw
4人になっても1人足りひんから、
合体ロボいれたんやな。


しかしデンジマンの胸元のマークが
「エコ」にしかみえない。
なんか環境に優しそうだぞ

そして、敵の奴らは
なんで毎回巨大化するのかな?
そして、
最後はなんで爆発するんや…

はっ!ダメや横道にそれていくので
その辺はまた

小冊子(ベーゴマミニ百科)

…ベーゴマミニ百科…
なんて、甘美な響きなんやろか

それでは中を見てみよう

はじめは、
「スーパーベーゴマのじょうずなまわし方⭐️」
ここでは
ブンマシンでの回し方と、ふつうの回し方がかいてある。
このスーパーベーゴマシリーズの特徴は
こまはほぼ普通の超合金ベーなので
普通にまわせることだ。

普通の巻きの形は「おんなまき」である

次はルールであるが
勝ち負けなどの
基本は通常のベーゴマのルールに
準じている

そして掛け声は
「ゴーシュート」
ではなく
「ヨーイ…ドン」

超絶普通や

次は改造のこと
「あんぜんなカイゾウならどんどんやろう!」
削りなどは超合金なので加工しにくいし
書けなかったんだろう。

クレヨンによる色付けを紹介している。


ベーゴマリング

プラスチック製の床のことを
スーパーベーゴマではベーゴマリングと呼ぶ

本来のセットには赤い足がついていて
デラックスセットと言われる
私が今回手に入れたデンジマンのセットは
赤い脚が欠品している

全日本ベーゴマ協会

実はこの団体…よくわかんない。
いまは存在してない気がする…

しらべてみると、
このスーパーベーゴマの大会がかつて
玩具屋さんでひらかれていたようだ。

会員証もついていたみたい。
関敬六さんというのは
どなただろう。

引き続き調査中

※9.11追記
関敬六さんは、コメディアンの方のようだ

この人だよと、井出先生経由で中島さんが教えてくれました。感謝



「日本ベイゴマ協会」は故スガチョこと菅原さんが率いていた。「NB」というベーゴマや、ハリケツの加工方法などがひろがった

私の「神戸ベーゴマ狂会」とかも
しっかりなんか歴史に刻んでおかんとあかんな

全日本ベーゴマ協会については
ポピー社がこのスーパーベーゴマを広めるために
会員証つきで販売し、各地で大会などを行うためにつくった団体であろう。
そのため、有名人だった「関敬六」さんを
会長としてお願いした
というところかと思われる。

現在はこの当時の団体名が活動実態がないため、
日三鋳造所の辻井社長が改めて登録し直したようだ。

他の収蔵品


□ウルトラマン80

このシリーズからは4のうち2つを持っている。
が…なんなんだこの怪獣は

調べてみると
顎の下のヒゲから考えると
ウルトラマン80(1980) 第2話『先生の秘密』に出てきた羽根怪獣ギコギラーと思われる

…怪獣のチョイスよw


□アニマルシリーズ

アニマルシリーズは
・ライオン
・バッファロー
・イーグル
・ウルフ
の4つで

上級者向きとされていたのは、
表記に書いてある「シリマル」が由来だ

他のベーゴマには「タカベエ」とかいてあるのでこの「シリマル」は凸部が丸く加工されている、そしてハリケツの伝統をもって、先端に突起がある。
ほかの「タカベエ」と異なり、角度が甘いとうまく回らないことから、上級者用と位置付けられていると思われる



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