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コマの魅力展(ベーゴマ考104)

ベイブレードが昨年25周年であった。
25年目のベイブレードは
「ベイブレードX」を展開
それを記念して、全国を回る企画展を実施することになった。

日本玩具文化財団

企画を進めるのは
「一般財団法人 日本玩具文化財団」
おもちゃ会社のタカラの創業者が、子どものための玩具をうって成り立つ会社だから、そのおもちゃの文化を守ることはおもちゃ会社の責任であると立ち上げた財団だそうだ。

当初はこの企画展は
「ベイブレード」だけのものであったが
ベイブレードの元になった、ベーゴマや
独楽の科学、そして独楽全般の展示が加わり
「コマの魅力展」となった。

財団の現理事長の佐藤さんは
立場を明かさず、川口市郷土資料館を訪ねて
リアルにベーゴマを回せる様に、井出先生から
指導を受けた様だ。
特にメリットがあるわけでもないのに、親切に教えてくれて、日三鋳造まで案内していただいた。
とおっしゃっていた。

これはすごくわかるw
うちの児童館にもたまにベーゴマをききにくる
大人の人がいる。やってる側としたら
ベーゴマに興味をもっていただけるのが
すごく嬉しいのだw

日本全国ベーゴマ界総力戦

佐藤理事長は
井出先生のお人柄とベーゴマの魅力に触れ
初めて企画展の話を伝えられた。

「展示用のベーゴマを貸して頂きたい」
しかし、郷土資料館の展示をもっていくと
資料館になくなってしまう…。

一方、私は井出先生の存在は存じていたが
まだお会いできてなかった。

初めて日三鋳造を訪れたのは
2009年であった。
こどもの城の研修後に1日延泊して川口を訪れた。
その時、辻井社長や中島さん、池田さん、平井さんたちが、わざわざ集まってくれて、その資料館で床を囲んだ。

わかい。このとき20代

その時、資料館にバイ貝がなかったのか
私が一つ寄贈した。
当時からバイ貝を持ち歩いていた事実がキモい。


2022年、コロナ全盛の時に 日三鋳造の移転に伴い、中にあった小さな資料館も閉めるという話を聞いた。ヤバい。頭に浮かんだのは
あの場にある「力道山」や「東🗻」
それほど貴重なのだ。
その時に郷土資料館の井出先生が引き取り手がなければ廃棄予定であった、資料を資料館に移すことを提案されたときいている。

井出先生は
コロナ禍に川口の小学校にオンラインでの社会科見学を行っていた。
動きが私に似ている…失礼ながら同じものを感じ
今一番会いたい人だった。

2023年に、3000個の寄贈を浅草のA氏から受けていた私は、できるだけ多くの人にベーゴマを知ってもらうことが恩返しと考え、整理し、
郷土資料館の展示物すべての写真データをもらい、
字体がことなるものの重複をすべて
郷土資料館に寄贈した。


2024年7月8日
井出先生から、会いたいとの相談があり、
わざわざ来神していただいた。

中島さんも一緒に来ていただき、
今回の企画展の協力依頼をお話しいただいた。

どのみち、我が家にあって
どっかに持ち出しても
「燃えないごみの日明日やで。2度ともって帰ってこんでええで」
との神さんからの固定メッセージが繰り返されるだけだ。
(かみさんは、なんぼベーゴマあるか知らない)

資料館のベーゴマを持ち出すわけにはいかない
では喜んでうちのをだしまっせ!
たぶん、コレクターとしてはそれなりだが
すべてのベーゴマを調べて整理してるのは私だけだ。

古今東西のベーゴマ知識の融合

2024.9.22〜23
企画展の 打ち合わせのため、総重量40キロの腰をぶっ壊す
悪魔の荷物を担ぎ、関東に旅に出る。

タクシーを呼ぼうとしたら朝早すぎて動いてない。しかも雨。小さな自転車のタイヤが
悲鳴をあげる
「いきなり太ったんか!?」

せっかくなので、
前日に松下さんに会いに行き、戦前と戦後の話をお聞きする。

そんで
念願の平井さんの赤羽にも会いに行く。
懐かしい人、会いたかった人にたくさん会えた。

そして翌日

念願の
「川口市立文化財センター郷土資料館」
にお伺いできた。
驚くべきは移転した日三鋳造が目の前にあることだ。
わざとではなく偶然らしい。
そんなことあるのだろうか。

この日は、
田口コレクションの田口さん

中島名人
井出先生
そして私。ベーゴマの歴史に詳しい日本の知識が集結し、企画展にだすベーゴマと、各コメントを精査していく

なんとも夢の様な時間であった。
現代のベーゴマも一緒に展示することとなり
ベーゴマブースだけでも
江戸時代から、明治、大正、昭和、平成、令和の各時代のものが並ぶ。
まさに
古今東西ベーゴマ界の総力戦といえる陣容である。

『コマの魅力展』

そして、先週末からいよいよ
大阪の守口市にある
イオンモール大日店で第一回目の
「独楽の魅力展」が開催された。

ご挨拶も兼ねて、
また展示の様子を確認したく
初日にお伺いしたが
尼崎から近すぎて30分くらいで着いてしまい
開場前に到着してしまった。


関係者として
入場許可もらって入らせてもらった。

今回の「独楽の魅力展」は
25周年となるベイブレードの企画展に

・東京工業大学の山崎先生による独楽の科学
・独楽博物館のお師匠さんの各種独楽の展示
・ベーブレードの元であり、「バイ貝」から派生したベーゴマの歴史
が加わった構成になっています。

ベーゴマ展示

ベーゴマの展示は
①戦前
②戦後のヒーローごと
③加工と近現代
に分かれる。

私のベーゴマたちがこうやって並ぶのは
感無量である。


そして、このたび
改めまして
全日本バイゴマ・ベーゴマ学会を立ち上げます!

振り返り、ベーブレード誕生の年(1999)から
私のベーゴマとの歩みがスタートしたことがわかります。

やっと
日本玩具文化財団の佐藤理事長ともお会いできまして、大阪バイゴマ倶楽部の高橋さん、井出先生とともに、ベイブレードの話やベーゴマの話など大変興味深いお話ができました。

佐藤理事長とのお話から
ベーブレードの根本にベーゴマの流れがしっかりと血のように流れていることを実感しました。


また、今回の展示が
ベーゴマ発祥の地である上方の地大阪でスタートすることも大変嬉しく思います。

ベーゴマからベーブレードへ、そして原点回帰してもっともっと新しくおおきな広がりに繋がっていきます。

お近くで開催の際はぜひ
私のコレクションを見に行ってください!

https://toyculture.org/2024/12/20/news/3509/

現在、開催が決まっているのは
1/11~13イオンモール大日(大阪) 
1/17~19イオンモール奈良登美ヶ丘 
1/24~26イオンモール八千代(千葉) 
以下随時発表していきます

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