『球団ベーゴマ讃歌①』セリーグ(ベーゴマ考52)
ベーゴマの中では
わりと出てくるプロ野球の「球団」
戦前はプロ野球よりも
六大学野球(早稲田・慶應・法政・明治・立教・東大)の方が人気であった。
ある種、学生が爽やかに行う野球を望む姿があり。そのころは野球でお給金を貰おうなんざと嫌厭する思いがあったようだ。
戦後、子どもたちの手に鋳物製のずっしりとしたベーゴマが戻ってくる。
軍事特需で盛り上がった鋳造業者は、一気に作るものがなくなり、こどもの玩具であるベーゴマは一大ブームとなる。
今回は野球の球団ベーゴマから
ベーゴマの最盛期の年代を調べてみたい
巨人(13種)
大日本東京野球倶楽部(1934年)
東京巨人軍(1935~46年)
読売ジャイアンツ(1947年~現在)
阪神(13種)
大阪野球倶楽部(1935年)
大阪タイガース(1936~40年)
阪神軍(1941~45年)
大阪タイガース(1946~60年)
阪神タイガース(1961年~現在)
「阪神」のベーゴマは現在確認しもっているものだけで13種。文字の大きさや自体が異なる。
中日(8種)
名古屋軍(1936~43年)
産業軍(1944~45年)
中部日本(1946年)
中部日本ドラゴンズ(1947年)
中日ドラゴンズ(1948~50年)
名古屋ドラゴンズ(1951~53年)
中日ドラゴンズ(1954年~現在)
現 横浜
大洋ホエールズ(1950~52年)
大洋松竹ロビンス(1953年)
洋松ロビンス(1954年)
大洋ホエールズ(1955~77年)
横浜大洋ホエールズ(1978~92年)
横浜ベイスターズ(1993~2011年)
横浜DeNAベイスターズ(2012年~現在)
吸収した球団
1936-1937 大東京
1937-1941 ライオン
1941-1944 朝 日
1946 パシフィック
太陽(2種)
1947 太陽ロビンス
大陽(4種)
1948-1949 大陽ロビンス
松竹(3種)
1950-1952 松竹ロビンス
大洋ホエールズと合併して
大洋松竹ロビンスに
広島(5種)
広島カープ(1950~67年)
広島東洋カープ(1968年~現在)
現ヤクルト
国鉄スワローズ(1950~64年)
サンケイスワローズ(1965年)
サンケイアトムズ(1966~68年)
アトムズ(1969年)
ヤクルトアトムズ(1970~73年)
ヤクルトスワローズ(1974~2005年)
東京ヤクルトスワローズ(2006年~現在)
ベーゴマ25確認球団のうちの24個目
『ヤクルト』である。
ヤクルトアトムズを名乗ったのが1970年なので、新しいベーゴマと言える。
日本ハムや西武とおなじ中王型なので
1979年以降で作られたものだ。
新しすぎてもってなかったのだ。
球団ベーゴマには
明らかに年代が分かるものが存在する
球団名がどんどん名前が変わるからだ
『金星』が1947
『太陽』が1947
『大陽』は1948
『松竹』は1950~52
『洋松』は1953~54
『東急』が47~52
『急映』は1948
『西日本』は1949~51
つまり、1947年から54年頃が
ベーゴマ全盛期と呼べる。
この頃は力道山が活躍していた頃とおなじ。
1個前のなかなかてにはいらなかった
東映も1954年からなので、
ベーゴマ全盛期からズレており、
鋳造数が少なかったと思われる。
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