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みかんはチート

私はフェイジョアという果物を栽培しています。フェイジョアは栽培方法があまり知られていません。なので栽培方法を色々と模索しています。フェイジョアの栽培のために同じ常緑果樹である、みかんについて調べてみました。

何もしないで果実がなる!?

みかんは単位結果という性質があって受精しなくても果実が肥大します。そして自家和合性もある。なんじゃそらと。フェイジョアは自家不和合性で他家受粉をしなくちゃ果実がならないのに。

フェイジョア栽培でもっとも時間がかかる作業の1つに人工授粉があります。1本の木すべてに花粉をつけると20分近くかかることもあります。この人工授粉の作業をしなくていいなんて。ずるい!うらやましい!

これは、みんな育てますよね。一時期日本の果物生産量で1位になったこともあるようです。今現在、みかんは生産過剰になっているらしいです。みかん美味しいからもっと食べればいいのに。でもフェイジョアも食べてほしい。

みかんの木、1本で60㎏以上収穫できる

みかんはミカン科で高さ3~4m、9月~12月収穫になります。この木の大きさや収穫時期もフェイジョアとにています。みかんはフェイジョアのライバルと言っていいでしょう。

みかん1個の重さは60g~140gで平均だと100gほどになるようです。そして木一本から600個も収穫できるようです。600×0.1kgで60㎏。しかも、もっと大きい木になると倍以上収穫できてしまいます。

フェイジョア1個の重さは20g~160gで平均すると70gほどになります。中央値は50gかなと思います。みかんに比べて、果実の重さのバラつきがあります。一本の木からの収穫は200個ほど収穫できます。200×0.07㎏で14kg。フェイジョアはあまり量を収穫できないのです。

みかんは植えて5年で結実し、10年で大量に収穫ができるようになるそうです。このあたりもフェイジョアと似ています。

フェイジョアの収穫量を増やしたい

フェイジョアとみかんを比べると、みかんの方が4倍近く収穫量があります。ですが木の高さ、花の数を比べるとほぼ同じなのです。なのでフェイジョアに良い環境を整えてあげればフェイジョアもみかんのように沢山収穫できるようになるのではないでしょうか?

私は今までフェイジョアの果実を大きくするために蕾を取る摘蕾をしていました。ですが今年は果実の収穫量を増やすためにこの摘蕾を減らしました。

摘蕾を減らしても1個当たりの重さが減ってしまえば全体の収穫量は変わらないことになってしまいますが、1個1個を大きくすることができるようならば、摘蕾はしない方が良いことになります。

今年は果実が小さくなる可能性もありますがチャレンジです。今年はフェイジョアの木の様子がとても良いんです。枝葉のボリューム、花の数。今年が一番良いのでチャレンジしてもよいかなと思ったしだいです。

みかんの栽培技術をフェイジョアにも導入したい

まだあまり調べていませんが、みかんの栽培技術をフェイジョアにも導入することでフェイジョアの収穫量をもっともっと増やしていきたいです。

あとは人工授粉をどうにか楽にしたい。もしくはやめたい。木の本数を増やしたり、蜂や昆虫が受粉してくれないかな。

来年は何本か人工授粉をしない木を作ってみようかと思っています。自然受粉を促進するために、花を植えたり、フェイジョアを密植したり、フェイジョア周りをより肥沃にしたり、やれることをドンドンやっていこうと思います。

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