33課の場面『みんなの日本語』
命令形・禁止形については別途記事をあげているので、こちらは「と書いてあります」と「と言っていました。」についての場面です。「と言っていました」というべき場面で「と言いました」という誤用をよく聞く気がします。「と言っていました」と「と言いました」の違いを説明するのではなく、「と言っていました」がフレーズとして、さらっと出てくるように練習したほうがいいと思います。
<1>セール
A:お弁当、どれにしますか。
B:私はこれにします。100円引きと書いてありますから。
A:あ、いいですね。じゃあ、私はこれにします。今日だけ!と書いてあると欲しくなるんですよね~
〈2〉友達の様子を伝える
[よくある誤用]
教師「あれ?今日Aさんはお休みですか?Bさん、何か知っていますか。」
Bさん「いいえ、知りません。でもAさんはいつも頭が痛いと言いました。昨日アルバイトから帰るとき、今日も頭が痛いから、すぐ寝ると言いました。」
[こう言ってほしい!]
教師「あれ?今日Aさんはお休みですか?Bさん、何か知っていますか。」
Bさん「いいえ、知りません。でも、Aさんはいつも頭が痛いと言っています。昨日アルバイトから帰るときも、今日も頭が痛いから、すぐ寝ると言っていました。」
〈3〉前日の先生の話
[よくある誤用]
教師「今日は48ページからですね。」
Aさん「え?先生!昨日45ページまでだけしました。」
教師「え?そうですか?」
Bさん「先生、大丈夫です。昨日の先生は46ページと47ページは来週すると言いました。」
[こう言ってほしい!]
教師「今日は48ページからですね。」
Aさん「え?先生!昨日45ページまでしかしていません。」
教師「え?そうですか?」
Bさん「先生、大丈夫です。昨日の先生は46ページと47ページは来週すると言っていました。」
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