21課メモ 会話 『みんなの日本語』
「会話」はビデオもあり楽しいのですが、一番の生ものなので話題の劣化が気になります。教科書がでたばかりの頃は、身近な話題に変えて会話練習をしていたのですが、最近はこのまま練習するというよりは、その課の会話ででてくる知っておいたほうがいい表現を使った談話練習として扱うことが多いです。
21課では、「久しぶりですね」「～でも飲みませんか」「もちろん」「もう帰らないと…」が新出語彙です。私がよく練習するのは「久しぶりですね、お元気ですか」と「もちろん」です。「お元気ですか」は毎朝言う学生がいて、私もついつい「元気ですよ」と訂正せずに返事をしたり、毎週会う学生なのに自分から「元気？」と聞いてしまったりしますが、本来「元気ですか」は久しぶりに会った人にしか使わないとこの機会に話します。
ところで、この中で重要なのは「もう帰らないと・・・」です。「～なければなりません」は文法項目としてあがっていますが「～しないといけません」はここが初出で、文法解説（p.135)にも
７．Vない－formないと・・・
としてあがっています。「～でも」も６に説明がありますが、この段階で使いこなせなければ困るというほどではないと思います。でも、「～しないと」は日常会話でもよく使いますし、JLPT対策の中でもよく見かけます。会話だからと参考程度にビデオを見て終わり、とすると23課の問題に出てきてびっくりします。「会話」を会話練習としては使わなくても「～しないと」は聞いてわかるようにしておいたほうがいいと思います。
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