
自己紹介
1994年、大学の日本語教師副専攻課程終了後、新卒で国内の日本語学校の非常勤講師になりました。ボランティアや数校の掛け持ちをしながら、非常勤講師を続け、1997年から4年間専任講師として働きました。産休後、2年間非常勤講師を務め、その後、在宅での仕事を経て、2012年から現在まで国内の日本語学校で非常勤講師をしています。
専任講師をしている時は、外部の団体ともつながり、日本語教育界全体を見て仕事をしていたつもりです。
でも、若い専任講師にとって、専任経験のある非常勤講師の一言は必要以上に重いことがあります。ですから、非常勤講師として教壇に戻ってからは、余計なことは、言わず、見ず、自分の授業だけに集中してきました。
そして、ふと業界を見まわしてみると、20年前に私が苦労していたことをまだ繰り返している人がいる!むしろ、事態は悪くなっている?私がいつまでこの仕事をやれるか考えた時、そろそろ、これまでお世話になかったご恩を次の世代に伝える仕事の終活をする時期なのかもしれないと思い始めました。
日本語教師はいろんな意味で心も体もボロボロになりやすい。私も毎日毎日納得のいかないことばかりでした。もしも、もしも、私が見聞きしてきたことで、傷ついたどこかの日本語教師を元気づけることができるなら。
その思いでつづってみます。片田舎の非常勤講師のたわごとと思われたなら、どうぞお見捨ておきください。