29課-1 自他動詞 導入・練習イラスト『みんなの日本語』
文法的な説明に時間をかけるより、基本的なことを理解した後は、単語のようにそのままのフレーズで言えるようになることから始めたほうがいいという考え方でやっています。
私:あ!せんぱーい、すみません。僕の部屋のエアコンがついていますから、消してください。(練習B2例)
同居の先輩:いいよ~、わかった。
店長:テーブルが汚れていますから、ふいてください。(練習B2-1)
店員:はい、わかりました。
店長:それと、時計が止まっていますから、電池を取り替えてください(練習B2-2)
店員:はい、これでいいですか。
店長:はい、ありがとう。
桃子:つかれました・・・
私:どうしたんですか。元気がありませんね。
桃子:洗濯機が壊れていますから、手で洗わなければなりません。(練習B2-3)
私:それは大変ですね。うちで洗濯してもいいですよ。
私:わたし、あのスーパーのパンが好きなんですよ。
みどり:わたしもです。でも今日はスーパーが閉まっていますから、コンビニで買いましょう。(練習B2-4)
今回は、練習B2のイラストを作ってみました。練習B通りの一文を言うためだけに使うのではなく、スーパーとコンビニの違いを話すとか、近隣のどこの店が安いとか周辺会話が広がっていくのに役に立つといいなと思っています。また、目の前の学習者さんがどの話を話したいかわからないし、複数の学習者さんがいるクラスで誰にどの場面があうかわからないから、複数の場面を用意しているだけで、全部のイラストについて詳しく話す必要があるわけでもありません。その場で話したくなった話を話しながら、文法を勉強した気分にもなれるのが『みんなの日本語』の真骨頂だと思っています。