『うんちのゆくえ』を考えてみたら、下水が資源だって気付いた話
最近、ゼミがG部Gゼミという名前で呼ばれるようになった。。。なんと、新潟市下水道部と協力して下水道広報をやってみてる。。。でっ、下水道の頭文字でG部Gゼミ。。。そして。。。知ったことがある。。。なんと!なんと!!なんと!!!『下水が資源だってこと』。。。
ちょっとだけ経緯。。。
ゼミのきっかけは将来目指す自治体職員の方の話を聴く授業!!下水道広報に携わる方々の話を聴いてフムフムって感じ。。。この方々から東京地下ラボ(東京都下水道局の広報の一環)やメルボルンウォーター(オーストラリアの上下水道会社)の話を聴いて下水道の広報ってやつを知った。新潟市がやったしゃべるマンホールの企画のきっかけが「踏むとイテッっていうマンホールがあったら面白い」っていう話からと聞いて、おちゃめな下水道部に思わず笑った。そこからゼミはGゼミへと。。。
さてさて、そんな経緯で下水道広報を行うことになった私たちが、なんと小学生に下水道の授業をすることになった。。。っていうか勝手に小学生向け自由研究教室下水道編をすることにしたんだけど。。。
でっ!!!!何も知らなきゃ何もできないって考えて、オネガイして新潟市中部下水道処理場ってところに取材&撮影会に行ってきた。
ウェイ!!見学だぁ!!
なんか下水処理って2つの役割があるらしい
① 汚水を浄化する
② 雨水を川に戻す
中部下水道処理場に雨水と汚水の混ざった下水が到着すると大きなごみを除去し処理場の中へ!!24時間365日稼働するポンプで下水を組み上げる。中心地域の大多数、市域の25%がゼロメーター地帯の新潟にとってこのポンプは命綱!!下水道って汚水処理だけじゃないのね!!
さてさて、ポンプでくみ上げた下水はその後、最初沈殿槽へGO!!!そこで泥を沈殿させ次のばっ気槽へ。。。ここでは微生物を投入し水に溶け込んだ有機物をバクバク食べさせ最終沈殿槽へ。。。有機物を食べた微生物は重くなって沈殿。。。最後、大腸菌などを殺菌して川へ戻す。こんな流れで処理するらしい。
沈殿した汚泥。。。なんか汚そう。実を言うと全産業廃棄物の43%を占める。(環境省:産業廃棄物の排出及び処理状況等H27)エーッそんなになの!!!チョットびっくり!!そんな廃棄物の量。。。そのゆくえが気になるとこだけど。。。昔は焼却して埋め立てとかに使ってたらしい。でも。。。窒素が多い汚泥は温室効果ガスとして知られる酸化窒素をつくる。。。それって。。。地球温暖化の道へひた走りってこと???江戸時代は人の糞尿は肥料になってたはずだけど。江戸時代の人の方が環境にやさしい!!昭和のやり方ってサスティナブルじゃない!!!
でも、令和の今は違うみたい。汚泥は消化タンクへためられて微生物によりメタンガスなどのガスを発生させるらしい。それをガスタンクにためてなんと!!!発電するらしい!!!汚泥発電。。。おそるべし!!その後、汚泥を脱水してリンたっぷりの肥料や煉瓦・セメントと混ぜ建材になるってスゲー!!!!
小学生向け授業。。。つくってみる
小学生と言えばうんちが大好きって何かに書いてあった。だからうんちをモチーフに授業をつくるとうけるかなぁ???
ちょっとやってみる。。。うんちって下水道のしくみによってすべてが資源になるってことだよね。うんちが電気になってぇ!!うんちが建物や道路になってぇ!!うんちが肥料になって。。さらにはその肥料で作物が育つっっ!!
新潟市の下水道って、水都にいがたにとって大切な大切な大切なきれいな水だけ作ってるのかなって思ってたけど。。。だけじゃないみたい!!下水道は、生ごみを資源に変えて。。。うんちを資源に変えて。。。水をきれいにかえる!!!
これから授業を組んでいくんだけど、なんか小学生にうけそうな授業が出来る気がしてきた。。。っていうか下水道スゲー!!下水道おそるべし!!てな感じの今日この頃でしたぁ!!