チャイコフスキーの弦楽セレナード、カラヤンとムラヴィンスキーの名演
チャイコフスキーの弦楽セレナード。
名曲である。実にすばらしい。
楽曲としてのバランス、プロポーションが抜群によい。
しかも、甘く切ない、メロディーが美しい。
30分を切る長さなので、通勤時はもちろん、寝る前のひと時など忙しい日々の中でも聴く時間がとりやすい。
チャイコフスキー40歳ころの作品らしい。構成が実に緻密で、でもあんまり悲観に落ち込まず、美しいメロディーに酔える。おすすめです。
カラヤン、ベルリンフィルでこの曲に開眼し、近ごろはムラヴィンスキー、レニングラードフィルの名演に感動しています。
巨匠が教えてくれることは多い。情報量が、百凡の演奏家とは違う。
カラヤンの甘美、ムラヴィンスキーの高貴。
聴き比べもまた楽しからずや。