そこ(自分の書斎)にとじこもっている限りは、何人からも邪魔されない、完全に自分だけの世界を築くことができる… - 忘れがたいことば

渡部昇一『人生を「知的」に生きる方法』より引用します。
以前書いた記事のアイデアのもとは、ここにあったのですね。https://note.com/naotaka7328/n/n6baa42e32ad1
無意識に使っていました。

 ”たとえば、本が好きな人なら、六畳一間でもいいから自分の書斎を持って、そこにとじこもって愛読書を読んだり、物を書いたりする。音楽が好きなら、レコードをコレクションして聴いたり、ピアノを弾く。尺八を吹いたってかまわないし、書画だってかまわない。とにかく、そういった空間を持てばいいというわけです。そこにとじこもっている限りは、何人からも邪魔されない、完全に自分だけの世界を築くことができるから、息抜きにもなるんだね。心静かに瞑想にふけることもできる。
 で、愛読書を通じてとか、レコード・コレクションなどの趣味の研究を通じて、人が集まれば、そこでは、人目を気にしなくてもいい、気楽で自由な貴族階級のような振る舞いができる。そんな愛好会から脱落したって、べつに食うに困らないし、社会的にも関係のない世界ですからね。”

なんでも男には外へ一歩出ると”七人の敵”がいるという話で、娑婆へ出て稼ぐようになると、骨身にしみてそのことがわかったりするわけですが、その稼ぎで疲れた身体(というよりも精神、こころ)を癒す場が、自宅であり自室なんですね。

こうやってnoteに好きなことばをあげるのも、いい気分転換ですし、むしろこの自室での生活が本来の自分なのではあるまいか、などと思うわけです。

引用文をあげ、そこにひとこと感想を添える、という小さなアウトプットであっても、自分には貴重な時間です。
何か自分の栄養になっている気がします。
こうやって忘れがたいことばことばが、かたちを伴ってクラウド上に積みあがっていく。

しかも好きなときに(外出先でも)、好きなことばにアクセスできる。
自分にとって宝物に等しいことばたちに、いつでもどこでもアクセスできる。
そのことが、大きな”いやし”になる。
こういう環境が新しいアイデアを生むこともまた、あるのだと思います。

ことばの”用心棒”と”作戦参謀”を、引き連れて歩いているみたいなものです。
ありがたい、ありがたい。

それから、他人様が記事を読んでくれて、参考にしていただけたり、おもしろがっていただければ、それもうれしいことでございます。


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