七緒

写真と文。編集者を経て、アイドルからライフスタイル誌まで幅広く撮影。フリーランスの葛藤や育児のことをありのままに。 https://naotadachi.com/

七緒

写真と文。編集者を経て、アイドルからライフスタイル誌まで幅広く撮影。フリーランスの葛藤や育児のことをありのままに。 https://naotadachi.com/

マガジン

  • フリーランス奮闘記。

    フリーランスという働き方は楽しいですが、大変なことも葛藤もあります。その一つひとつと向き合い、前に進み続けるドキュメントです。

  • フリーランス生活1年生・春

    【更新終了】2017年1月に独立しフリーランスのフォトグラファー/ライターになりました。3・4・5月に携わっていた仕事のこと、悩みや葛藤などを率直に書き記します。

  • 退職してフリーランスになるまでの本音の話。

    【更新終了】2017年からフォトグラファー/ライター一本で生きると決めた私の想いや退職までの道のりを素直に綴ります。「退職します」と話した日から記事はスタート。独立前のドキドキ、葛藤が全部詰まっています。※「28歳、フリーランスになると決めた日。」の続編です。

  • 28歳、フリーランスになると決めた日。

    【更新終了】「独立して写真家になる」と決めたその日から2ヶ月分の私の想いや道のりを率直に綴ります。少しずつ少しずつ歩みを進める様子をどうぞご覧ください。

  • 妊娠ってほんとに幸せ?

    妊娠にまつわるありのままの気持ちを、フラットな温度感で書き綴っています。心境の変化も含めお楽しみください◎

最近の記事

2024.11.9

鎌倉に暮らしはじめて少し経った時、音楽をまたやりたいと思った。 20年もの年月、奏で続けてきた。ピアノ、マンドリン、コントラバス、指揮…無意識でつながり合う歓びは、音楽ではじめて知った。 できれば歌も歌いたい。やわらかく、日常と地続きに。そんな気持ちが、緩やかに繋がった。 なんとなく惹かれて山の中のギターレッスンへ。よくよく聞くと、弾き語りが基本スタイルという。 庭でゆるやかに弾き語れたら、どんなに幸せなことだろう。昔のわたしも、きっと喜ぶ。 それにしても、鎌倉に引

    • ストレスゼロ。心地よく成長を楽しめる2歳の「ゆるトイトレ」

      幼い子を育てる親の難関と言ってもいい「トイトレ」。私たち夫婦も、子が2歳になった頃から、そのことを考えるだけで、ほんのり気が重くなり、うーんどうしよう…と思っていました。 でもね、いざ始めたら"大変"ラベルを貼られがちなトイトレを、ぜんぜん無理なく、一緒に楽しめています。成長する過程も興味深くて。 今日はそんなリアルな体験談を書いてみます。 今、息子は2歳6ヶ月。家はほぼパンツ(寝る時はおむつ)、短い外出もパンツ。完全に取れているわけではないけれど、そもそも「いつまでに

      • 都合を押し付けないから、のびのび。本来の個性をぐーんと生かす、子育て。

        noteで連載した「男性育休を5ヶ月取ってみて」について『ゼクシィBaby』6-7月号で取材をしてもらいました。 記事は「二人の子どもだから二人で育てるのは当たり前」という言葉から始まります。 その通り、私たちは”育児はこうあるべき”という既存の価値観をあまり気にせず、どんな家族でありたいか、どんな子育てをできたらうれしいかをゼロから見つめ直して、アップデートを繰り返しています。 こと育児になるとなかなか気軽に発信ができずにいましたが、今回メディア掲載という良いきっかけ

        • 「じゃあそれで私の人生いいのかって思ったときに、小さい光でしたけどやりたいことが見つかりそうだったので、賭けたいと思ったんです」 1万字のロングインタビュー受けました。 https://note.com/unknowninterview/n/nd0721f708789

        • 2024.11.9

        • ストレスゼロ。心地よく成長を楽しめる2歳の「ゆるトイトレ」

        • 都合を押し付けないから、のびのび。本来の個性をぐーんと生かす、子育て。

        • 「じゃあそれで私の人生いいのかって思ったときに、小さい光でしたけどやりたいことが見つかりそうだったので、賭けたいと思ったんです」 1万字のロングインタビュー受けました。 https://note.com/unknowninterview/n/nd0721f708789

        マガジン

        • フリーランス奮闘記。
          24本
        • フリーランス生活1年生・春
          21本
          ¥500
        • 退職してフリーランスになるまでの本音の話。
          29本
          ¥500
        • 28歳、フリーランスになると決めた日。
          22本
          ¥500
        • 妊娠ってほんとに幸せ?
          10本
        • 【夫】男性育休を5ヶ月取ってみて
          11本

        記事

          写真と文・七緒って? / Introduction

          「写真と文」ってどんな仕事してるの?と聞かれる機会があり、携わったお仕事やできることをまとめました。 1. プロフィール 1987年神戸市生まれ。上智大学卒業後、雑誌編集者を経て2017年に独立。広告、雑誌、WEBなど媒体問わず、撮影・執筆を手がけています。作品制作にも力を入れており、2022年に渋谷PARCOで展覧会を開催。著書3冊。 2. できること ■撮影 ■執筆 ■企画、コンセプト制作 ■展示、出版 写真と文を組みあわせた情緒的な表現が得意です。編集者経験を

          写真と文・七緒って? / Introduction

          13年来の推しメンを、私は毎月撮り続けている

          あの“くしゃ笑顔”が13年経った今も忘れられない。 時をさかのぼって2009年の夏。しがない大学生だった私は、彼氏の部屋で暇つぶしがてら動画を漁っていた。なぜそこに行きついたのか思い出せない。かわいい女の子に本能的に引き寄せられたのか、単にYouTubeからサジェストされただけなのか。 AKB48、12枚目のシングル「涙サプライズ」。ミュージックビデオの終盤、メンバーに囲まれて誕生日ケーキのろうそくを吹き消す彼女に釘付けになった。前田敦子、17歳。なんて邪気のない笑顔。か

          13年来の推しメンを、私は毎月撮り続けている

          男性育休から復帰。新しい生活リズム試行錯誤中

          本記事はフォトグラファー/ライター忠地七緒の夫が5ヶ月育休を取った体験談を”夫目線”でお届けしています。執筆に至った経緯はこちらから。 育休から復帰して、あっという間に1ヶ月以上が経ちました。当然、今までと全く同じ生活や働き方は出来ないので、新しい生活リズムに適応することに自分は必死でした。 このマガジン最後の記事として、育休から復帰してからの「生活リズム」と「仕事」の話を書きたいと思います。 保育園入園前の生活リズム幸いにも保育園が決まり、4月から0歳児クラスに入園す

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          夫として父として、育休を5ヶ月取ってよかった3つのこと

          本記事はフォトグラファー/ライター忠地七緒の夫が5ヶ月育休を取った体験談を”夫目線”でお届けしています。執筆に至った経緯はこちらから。 こんにちは。5ヶ月取得した育休を振り返っての情報発信も10本目になります。もともと飽きっぽい性格なので、ここまで書けるとは自分でも思っていませんでした。 今回は育休5ヶ月を総括して書いてみようと思います。ひとことで言うと「我が育休に一片の悔い無し」です。 1.育休を取得して良かったこと(1)子どもと双方向で愛情が深めることが出来た 成

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          育休で得たのは子どもとの時間だけでなく”自分の変化”だった

          こんにちは。育休から復職して、早いもので2週間が経とうとしています。 前回の記事の最後に書いた通り、今回のテーマは「育休取得を通じて変わったこと」を書こうと思います。 妻から「育休中に色々変わったよね」とよく言われます。確かに育休取得をきっかけに変わった/変わりつつあることが多いので、振り返ってみることにします。 【変化1】子育てにおける当事者意識1年近く自分のお腹の中で子どもを育て、肉体的にも精神的にも大変な思いをして子どもを産んでくれた妻と異なり、男の自分は肉体や精

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          育休を取った夫から妻への、リアルインタビュー

          今回は趣向を変えて、私(夫)が取った育休についてどう感じているのか、妻(忠地七緒)にインタビューした内容を書こうと思います。 Q1.夫が育休を取って良かったことは? ①精神的にも身体的にもふたりで子育てができた どんな些細なことでも、夫婦で一緒に考えて、悩んで、結論を出していく。産まれた直後から「ふたりで」育てているという実感があったのはうれしかったな。 特に新生児期は、母親も新米なので、オムツの替え方、ミルク量、肌荒れなど、毎日ネットで検索しても解決策が何なのか全然わ

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          胃腸炎でダウンし、育休最後の週をほぼベッドの上で過ごした話

          本記事はフォトグラファー/ライター忠地七緒の夫が5ヶ月育休を取った体験談を”夫目線”でお届けしています。執筆に至った経緯はこちらから。 こんにちは。前回の投稿から少し間が空いてしまいました。 実は先週、胃腸炎にかかってしまい、ずっとダウンしていました。育休最後の週はほとんどベッドの上で過ごす残念なことになり、何より家族全員に大変な思いをさせてしまいました。 今回は病に倒れて痛感したことと、次回同じようなことがあった時にどうするか考えた内容を書きたいと思います。 胃腸炎

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          育休中の男性が過ごした、とある1日のスケジュール

          こんにちは。早いもので、気がつけば育休について6回目の投稿です。 今回の記事では、育休を取った夫・父親は何をしているのか?をテーマに、1月のある日の行動を例にとって書きたいと思います。 ある1日のスケジュール妻が9時から15時まで家で仕事をして、その間は自分が子どもを見ていた日です。スケジュールをざっくり書くと、こんな感じになりました。 意外と、自分の時間も取れていることが分かります。夜、子どもがぐっすり寝てくれるようになってきて、かつ、私も妻も子育ての中でペースが掴め

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          親だけど、夫婦の時間も一人の時間も大切に。

          こんにちは。育休について5回目の投稿です。 今回は、私と妻が育児を楽しむため、ひいては自分たちが理想とする家族でいるために、大切にしていることを書こうと思います。 何を大切にしているか?我が家では、子どもが生まれる前後で「どんな家族でありたいか」という理想の家族像を話し合いました。その内容を”Family Credo(理想の家族を実現するための行動指針)”に落とし込みました。 具体的には「1.夫婦、子ども、ペットの心身が健やかであること」「2.夫婦が仲良しであること」の

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          男性育休の現実…プチ家出、孤独感、お金、マイノリティなパパ育児

          こんにちは。育休についての投稿4回目です。 前々回は「育休を取ろうと思った理由」、前回は「育休を取るまでの流れ」を書きました。今回は、自分が育休中に大変だったことを書こうと思います(いつもより少し長めです)。 【Episode1】家庭内大戦、そしてプチ家出育休がスタートしてからの9月〜10月末までの約2ヶ月間は、妻と分担して育児をしつつ、料理・洗濯・掃除、その他全ての家事を自分が引き受けていました。家事全般は普通にこなせますし、かつ趣味の一つが料理なので『育児しながらでも

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          5ヶ月男性育休を受け入れてもらうために、職場でしたこと

          本記事はフォトグラファー/ライター忠地七緒の夫が5ヶ月育休を取った体験談を”夫目線”でお届けしています。執筆に至った経緯はこちらから。 こんにちは。忠地七緒の夫です。育休について3回目の投稿となります。 前回のテーマは「なぜ育休を5ヶ月取ろうと決めたのか」でした。その決意をもとに職場に5ヶ月の育休を取る旨を伝えたのですが、とてもありがたいことに希望通りのタイミング・期間で育休を取ることを受け入れてもらえました。 今回は、育休を取得するまでの流れを書こうと思います。 5

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          夫として父として、育休を5ヶ月取ろうと決めたわけ

          本記事はフォトグラファー/ライター忠地七緒の夫が5ヶ月育休を取った体験談を”夫目線”でお届けしています。執筆に至った経緯はこちらから。 あけましておめでとうございます。我が子の成長を見守りつつ、記事をアップしていこうと思いますので、今年もどうぞよろしくお願いします。 前回の記事では、自己紹介とこのnoteを書く理由について簡単に書きました。今回の記事では「なぜ育休を5ヶ月取ろうと決めたのか」について書こうと思います。 育休取得のスタートラインそもそも、我々夫婦はもともと

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