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‘22.12.7 アンデルセンと森鷗外

今度の世界の名作は『マッチ売りの少女』です。作者はアンデルセンです。代表作に『人魚姫』『みにくいアヒルの子』『雪の女王』などがあります。誰もが知っているお話です。

アンデルセンは『即興詩人』で世に認められて有名になるのですが、日本以外では今はもうあまり知られていません。なぜ日本で有名かというと森鴎外が訳したからです。(時は流れ、あ日本でも知っているひとは少なくなって来たと思いますが。)

森鴎外が訳した文語体の『即興詩人』は、「原作以上の翻訳」と評されていて、高校生の時に憧れて挑戦しましたが、すぐに挫折しました。

『舞姫』や『高瀬舟』は何とか読めましたが、『即興詩人』は、文語体の壁だけでなく、イタリアの文化がわかっていないと読み進められなかったのです。ローマカトリック、カタコンベ、グラディエーター、浴場文化などなど。

数年前「児童文学のノーベル賞」と呼ばれる「国際アンデルセン賞」を受賞している安野光雅さんの口語訳を手にしました。口語訳という言い方はまるで聖書のようです。

安野光雅さんのおすすめの通り、森鴎外訳と読み比べながら読んでいます。やはり美しい響きだなと心が躍ります。

またここで話を『マッチ売りの少女』に戻します。

アンデルセンは、死ぬ以外に幸せになる術を持たない貧困層の嘆きと、それに対して無関心を続ける社会を、童話という媒体を通して訴え続けていたと言われています。

一方鷗外ですが、私は鷗外の中で『高瀬川』が一番好きです。次は簡単なあらすじです。

京都の罪人を島に送るために高瀬川を下る舟に、弟を殺した喜助という男が乗せられた。護送役の同心である羽田庄兵衛は、喜助がいかにも晴れやかな顔をしていることを不審に思い、訳を尋ねる…

「安楽死」がテーマと言われています。今回「マッチ売りの少女」を読んで、不遇な人への眼差しがとても似ていると思いました。

以上

22.12.7 안데르센과 모리 오가이

이번의  세계 명작은 “성냥팔이 소녀 ”입니다.  저자는 안데르센입니다.  대표작은 “인어공주”, “미운 오리 새끼“, ” 눈의 여왕“ 등이 있습니다.  모두가 아는 이야기입니다.

 안데르센은 “즉흥시인”으로 세상에서 인정받고 유명해졌만, 그 작품은 지금은 일본 이외에서는 별로 알려져 있지 않습니다.  

왜 일본에서 유명한가 하면 모리 오가이가 번역했기 때문입니다.  (때는 흘러, 그 일본에서도 알고 있는 사람은 적어진 것 같습니다. )

 모리 오가이가 번역한 문어체의 “즉흥시인”은 '원작 이상의 번역'으로 평가받아서 고등학생 때 동경해 도전했지만 곧 좌절했습니다.

 “마이히메(무희)”나 “산쇼 다유(인신매매)“나“타카세부네”는 어떻게든 읽을 수 있었습니다만, ”즉흥시인“은, 문어체의 벽 뿐만이 아니라, 이탈리아의 문화를 알고 있지 않으면 읽을 수 없었습니다.  로마 카톨릭, 카타콤베, 검투사, 목욕탕 문화 등.

 몇 년 전 ‘아동 문학의 노벨상’이라고 불리는 ‘국제 안데르센상’을 수상한 안도우 미츠마사 씨의 구어체 번역본을 읽었습니다.  구어체 번역이라는 말은 마치 성경 같습니다.

 안도우 미츠마사 씨의 추천대로, 모리 오가이 번역본과 비교하면서 읽고 있습니다.  역시 아름다운 어감에 감동합니다. 

 다시  “성냥팔이 소녀“이야기로 돌아가겠습니다. 

 안데르센은 죽는 것 외에 행복해지는 방법이 없는 빈곤층의 슬픔과 그에 대해 무관심한 사회를 동화라는 매체를 통해 계속 호소하고 있었다고 합니다.

 한편  나는 모리 오가이의 작품 중에서 “타카세부네“를 제일 좋아합니다.  다음은 간단한 내용입니다.

 교토의 죄인을 섬에 보내기 위해 타카세강을 타고 내려가는 배에 남동생을 죽인 키스케라는 남자가 탔습니다.  

그 죄인을 호송하는 하네다 쇼베는, 키스케가 너무나도 맑은 얼굴을 하고 있는 것을 이상하게 생각해 이유를 묻는다…

 ‘안락사’가 테마입니다.  이번에 “성냥팔이 소녀 “를 읽고, 불우한 사람에 대한 관점이 매우 비슷하다고 생각했습니다.

 이상

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