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京都旅行記。京都のハイレベルな食事・カフェ・パンを楽しみ、紫式部と藤原氏の平安時代に思いを馳せる旅。

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大好きで行き慣れた京都の旅行。グルメ好きの私は、今回も京都のハイレベルな食事・カフェ・パン屋さん・雑貨屋さんをたくさん発見できました。美味しいやかわいいもの、素敵な空間や温かいホスピタリティに出会ったときの感動を自分でも追体験できるよう、そして皆様にもお伝えしたく、文章にしました!

前書き:文章を書くのが好き&食事で写真はあまり撮らない主義なので、文章ばかりです。読んで想像膨らませていただけると嬉しいです!

1日目

さぁ、久しぶりの京都に向けて、出発進行!わくわく♪
京都駅に11:15到着。昼食の予約時間まで少しあるので、その近くで明日の朝食用のパン探しをすべく、フリップアップ(パン屋さん)とリベルテ(同)を下見。

昼食@洋食おがた

人気の洋食店のため1か月前に予約。
カウンター席に案内され、元々決めていたハンバーグ(デミグラスソース)を注文。
先にスープとサラダが運ばれてくる。野菜たっぷりのスープを一口飲むと、まず野菜の甘みが惜しげなくスープに染み渡っており、これは丁寧に作られた逸品だとすぐにわかる。サラダも具沢山で、この一皿で十分に楽しめる。
暫く待つとハンバーグがカウンターから提供される。大きなお皿にマッシュポテトが敷かれ、その上に俵状のハンバーグが乗り、そこにデミグラスソースがかけられる、というシンプルながらこれぞ自信作という堂々たるいで立ちだ。早速ナイフを入れると、肉汁がデミグラスソースの中にじゅわーっとしみ込んでいくのが見える。一口入れると、肉がしっかり美味しい。柔らかいというよりしっかり詰まった感じであり、肉の味わいがしっかり感じられる。デミグラスソースも上品で美味しい。人気洋食店らしい美味しいハンバーグだった。ご馳走様でした。

フリップアップ(パン)→ファイブラン(パン)

下見しておいたフリップアップでベーグルとあんぱんを買う。安くてびっくり!
そしておかず系を買うべく前回と同じファイブランでカレーパンとミートパイを購入。この後歩き回るので夜まで常温で持つものということで選択肢が狭められてしまうのが悔しいが、でも美味しそうなパン達を買えて満足。

Kaikado Cafe(開化堂カフェ)

カフェ本「京都のおいしい名建築さんぽ」で目を付けていたカフェ。コーヒー、紅茶、日本茶どれもに力を入れているカフェで、建物は昔市電の保線施設所をリノベーションしている。その趣のある外面と、上品にリノベされた内装やインテリアは、どちらも素敵だ。
通りに面したカウンター席に座る。お腹は空いていないので冷たい甘いドリンクだけにしようかとも思ったが、せっかくなのでお茶菓子とドリンクのセットにする。お茶菓子はそれぞれ京都市内の様々なお店から取り寄せているようで、「かさね」というお菓子にはなんと「梅園」の文字が。うめぞのCafe&Galleryが大好きな私はその仲間である梅園のお菓子がここにあることに縁を感じ、これにすることに。代わりにドリンクはさっぱりと水出し緑茶にしてみた。
読書をして待つこと数分。水出し緑茶とかさねが提供される。水出し緑茶はガラスのボトルいっぱいに入っており、自分のペースで少しずつお茶碗に注いでいく。早速一口。・・・ん!これはこれは・・・びっくり。甘い。渋みが極限までそぎ落とされた、澄んだお茶の味わい。そしてとろりとした舌ざわり。緑茶ってこんなに美味しくなるんだ!感動のレベルだった。
そして「かさね」。小倉あんとゆず風味白あんの2種類。こちらも上品で美味しいこと!ほんのり冷たく、ほろっとしっとりしたクッキー生地に練り込まれたきなこと、中の餡の甘さが、何とも上品で美味。
美味しいお茶とお茶菓子と素敵な空間で、ささやかな幸せを噛みしめられる贅沢な時間を過ごせた。「お茶とっても美味しかったです」とお礼を告げ、清々しい気持ちでお店を後にする。

風俗博物館

大河ドラマ「光る君へ」で紹介されていた、平安時代の宮中の生活風景を知ることができる博物館。博物館というが、小さなビルの1フロアで、エレベーターで昇ってドアが開くとすぐに展示が所狭しと並んでいるような、洒落っ気もない(失礼!)かなりこじんまりとした場所。の割に800円かぁ・・・と一瞬足がすくんだが、せっかく来たので払って入ることに。
平安時代の宮中の風景かと思っていたら、大半が源氏物語にちなんだ展示で、六条院での紫式部による法会や、明石の姫のお産を迎える場面などが1/4スケールで忠実に再現されている。物語を知っているから、長い説明文章と共に十分楽しめた。人も少なかったのでゆっくり回れたし、源氏物語好きな人ならきっと楽しめる場所であろう。

夕食@アスペルジュ ブランシュ

夫婦二人でやっている、ビブグルマン掲載の小さなフレンチレストラン。感じの良い奥様に席に案内される。京都らしい中庭のある和と洋の融合した、そしてかわいいコレクションのたくさん置かれた、好感の持てる落ち着いた空間。
前菜3品、スープ、肉料理、デザートのライトな6,000円のコース。全て炭火で調理し、素材の味を活かすというお店のコンセプトが気に入って選んだお店、楽しみだ。
メニューを持ち帰るのをうっかり忘れてしまい全部思い出せないのが残念だが、一つ一つの料理が旦那様によって丁寧につくられているのを感じられる味と、奥様の奥ゆかしく感じのよい説明で、どれも美味しくいただけた。バケットは、炭火で焼いた感じがトースターでは出せない美味しさがあり、おかわりをしたので、ライトコースだが結局お腹いっぱいになった。
帰り際は旦那様もキッチンから出てきてお見送りしてくれ、「またぜひお越しください」と言われると「また来たいな」と素直に思わせてくれる、素敵なお店だった。ご馳走様でした。

2日目

7時起床。昨日買っておいたパンとヨーグルトをホテルの部屋で食べる。パンはどれも美味しく、満足の朝食。
9時前にホテルを出発し、宇治へ。10時に到着し、まず中村藤吉で整理券を取る。90分待ち。なら平等院に行くのがちょうどよいということで、商店街をぶらぶら見ながら平等院へ。

平等院

久しぶりの平等院。イメージより少しこじんまりした印象。外観見学はそこそこに、ミュージアムの中に入る。藤原道長・頼道ゆかりであることを改めて思い起こさせられる。様々な展示の説明を読み、藤原氏への理解が深まる。今回の旅のテーマの一つだ。

中村藤吉

ほぼ予定通り整理券を取ってから約90分後に順番が回ってくる。(予測精度素晴らしい!)店内に入ると天井の高い広々とした空間。
本店限定の竹筒パフェにしようと元々決めていたが、期間限定の新茶を使ったパフェがあったのでそちらに。15分ほど待って運ばれてくる。竹筒なので中が見えないが、絵付きの説明が添えてあり嬉しい。柚子が入っており、全体に爽やかさを添える。美味しい。ただ、一つ一つのパーツは抹茶の新茶の味がしっかりと出ておりさすがどれも美味しいが、パーツパーツがやや独立している感じがあり、全体のハーモニーがもう一段欲しかったな。その点、数年前にうめぞのCafe&Galleryで食べたパフェは、パーツ間のハーモニーが絶妙だった。パフェの醍醐味ってこのハーモニーだと思う。けど美味しくいただきました。
ということで話は反れるがここで私の過去のパフェベスト3をあげると、吉祥菓寮のきなこパフェ、銀座の中村藤吉で食べた抹茶のパフェ(同じ中村藤吉でもこれはハーモニー素晴らしかった)、そしてうめぞののパフェ(秋限定)だ。

「光る君へ 宇治 大河ドラマ展 ~都のたつみ 道長が築いたまち~」

大河ドラマ展。今回の京都旅行のテーマ「平安時代〜紫式部と藤原氏」のメインイベントだ。と言いつつ、どれくらい楽しめる場所かは未知数。500円のチケットを買って会場へ。
いきなり人物相関図が大きく張り出されており、もちろんドラマを観るにあたって見たことはあったものの改めて見入ってしまい、まず嬉しい足止め。脚本の大石静さんの写真とメッセージもあり、初めてお顔を知って、あぁこの方が書いてるのか〜と畏敬の念と親しみが同時に湧いてくる。ドラマのテーマ曲も流れており、ワクワクしてくる。
中へ進むと、紫式部達の時代背景の説明がある。そうだったのかぁと深く納得し、心に沁み入る。他にもドラマ撮影秘話、メインキャストからのメッセージ、ドラマで使われた二人の間の文など、楽しめる展示が数々。十二単衣の重さを実感できるコーナーでは、あまりの重さにびっくり仰天。
そして、映像ブースへ。二部構成で、一つは宇治の土地の説明、もう一つはキャストとスタッフのインタビューを交えて紫式部と道長と宇治の関係に迫るコンテンツ。改めてドラマの過去の場面を織り交ぜながら語られると、より胸に迫るものがあり、なぜか涙をこらえるのがやっとだった。時代考証の倉本さんの本も興味がある。今読んでる本が終わったら読んでみよう。
短時間だが想像をはるかに超える感動と発見のある時間だった。ここに来ることを選んでよかった。
そして京都市内へ戻る。

ワルダー(パン)

明日の朝食もホテルの部屋でパンにしようと、アップルパイとシャウエッセン入りバケットといちじく入りカンパーニュのパンを買う。京都は点数高いパン屋さんが多くて楽しいな♪

二年坂・産寧坂散歩

見慣れた光景だし観光客でごった返しているが、やはりここは京都を感じられる場所で好きだ。お馴染みのお皿のお店も覗き、一通り見てから引き返して下り始める。途中、さっぱりしたものを口にしたくなり、梅干しを試食しようかと「おうすの里」に入る。にんにくの梅干し和えの試食をやっており一つ食べると、なんと美味しい。これ買っちゃおうか?他も何種類か試食させてもらうが最初のにんにくのが一番美味しく、買うことに。こういう"正直さんぽ”が楽しい。

夕食@和食屋さん

(こちらは省略!)

3日目

7時起床。昨日買ったパンと夕食の和食屋さんで作ってくれたおむすびを食べた後、売店でお決まりのお土産を買ってからチェックアウト。
今回は荷物は京都駅ではなく、どこにも出やすい四条駅に預けることにし、まず四条へ向かう。

まっしゅ京都(パン)

こちらも食べログ20位以内に入るパン屋さん。帰りの新幹線で食べるパンを買おうと、まずこちらへ。事前に写真で見ていた通り、源氏物語の登場人物の名前のついた4色のあんぱんが!緑の藤壺、紫の紫の上、茶色の六条御息所、黄色の源氏(これだけ食事系)。これは今回の旅のテーマにもちょうど合ってるしぜひ買いたい!ということで、紫の上と藤壺を購入。なんだか嬉しいな。

プティ・タ・プティ(雑貨)

去年の旅行で知った、カラフルでお洒落な雑貨を扱うかわいいお店。特に使う用事がなくても何かしら買いたくなってしまう。色々見ている中でかわいい御朱印帳に惹かれるものの、御朱印集めてないしな・・・と最初思ったが、何も御朱印帳として使う必要はなく、用途は自由だよな!と思い直し、買うことに!嬉しい♪
なんだかんだ30分くらい居たかもな。

昼食@NISHITOMIYA

さて昼食。昨日の夜からずーっと悩んでいたが、前回旅行時のリストにあった、コロッケが美味しそうな洋食屋さんが気になったので、行ってみることに。
カウンター席なら空いてるとのことですんなり入れる。ニース風サラダとコロッケ2種、フォカッチャのセットにする。コロッケは4種類から2つ選べる。「奈良漬けとレモンピール」という変わったコロッケが目に飛び込んでくる。コロッケに奈良漬け!そして奈良漬けとレモンピールという組み合わせ!奈良漬け好きの私としては放っておけず、これとプレーンの2つに決める。
すぐにサラダが出てくる。サラダと言っても、様々な野菜、サーモン、ツナマリネ、ゆで卵、きのこ等多彩な具材が乗っており、これだけで十分楽しめる。
そして、いよいよ揚げたてコロッケが提供される。美味しそう!熱々のうちに早速いただく。まずはプレーン。衣がかりっさくっとしていて、美味しい。そして奈良漬けとレモンピール。どんなかな?コロッケの中に細かく刻んだ奈良漬けが入っており、シャキシャキとした歯ごたえと、奈良漬けの塩気・味噌気がいい具合に効いている。そして時折レモンピールの爽やかさが感じられる。とっても美味しい!面白い!そして、合う!これは発明だな。私も、こういう面白い組合せで料理の幅を広げたいな。
とっても満足のランチでした。ご馳走様でした!

かしや

デセールが気になっていたカフェ。京都らしい古民家風の内装で、お手洗いは中庭の縁側みたいなところを通って昔ながらの木の扉を開けて入るような、どこか懐かしさの漂う空間。
和と洋の融合したデセール。3種から2つ選ぶ。一つは日向夏とクリームチーズ。もう一つは甘夏とタイム。
前者は、日向夏のういろう、日向夏の実とゼリー、マカロン風生地、クリームチーズ2種と、全体的に淡い黄色とオフホワイトで統一された色彩の、落ち着いたハイセンスな一品。いただくと、最初の日向夏の実の爽やかさが口に広がる。そして日向夏のういろうとは珍しい。
後者は、オレンジ色に近い鮮やかな黄色の甘夏の果肉が、甘夏の味の薄いパイ生地で丸く囲われ、その上にタイムの緑が彩る。とても爽やかな味わいで、タイムのアクセントが効いていて、美味!これ好きだ!大人の味。
終始、クラシック音楽が流れている。チャイコのバイオリン協奏曲を3楽章まで全部流したと思ったら次はシベリウスのバイオリン協奏曲。なかなかの選曲だな。お会計しがてら、クラシックお好きなんですか?と聞くと、「そうなんですよ、聞くの専門だけど、やってみたいんですよ〜何かされてるんですか?」というところから話がどんどん弾む。ジャンル問わず好きらしく、先日はブルーノート訪問のためだけに日帰りで東京に行ったという。そういうのって素敵。5分ほど話し込み、お互い良い気分になったところでお暇する。
空間、料理、人、どれもが素敵なお店だった。


私のこの度のハイライト

  • 「平安時代〜紫式部と藤原氏」のテーマに沿ったあれこれ。大河ドラマ展では想像以上に良い時間を過ごせたし、今回紫の上や藤壺のパンに出会えたことも偶然とは思えない!

  • 京都のレベル高いパン屋をたくさん回れた!食べログ20位までは制覇したいな。

  • 開化堂カフェの水出し緑茶!初めてお茶で感動。素敵な時間を過ごせた。

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