大谷翔平選手がぶれない理由
大谷翔平選手。
今や、世界中のほとんどの人が彼のことを知っているのではないか。
というのは言い過ぎかもしれないが、野球というスポーツが普及している国に限れば、きっと世界中の人が彼の名を知っていることだろう。まず、日本で彼のことを知らない人はテレビがない、スマホを持ってない、まだ物心ついてない人くらいだろう。
彼は、日本中を夢中にさせた前回のWBCでMVPになり、名実ともに世界一の選手になった。しかも、昨年は日本人選手初のMLBでホームラン王となり、2度目のリーグMVPになっている。今年、ロサンゼルス・エンゼルスからドジャースに移籍したわけだが、世界一の契約金でドジャースに加入した。
もし彼が、数字として、もしくはタイトルや自身の欲求として「世界一の選手」になることが目標であれば、満足したり、足を止めたり、次に苦しいことが出てきたときにあきらめてしまうかもしれない。
ただ、そんなことはない。
それはなぜだろう。
彼は「世界一の選手になること」が目標である。
この「世界一の選手」の定義が、世界一の結果を残すことではないから。
世界一愛される。世界一応援される。野球を通して世界一プラスの影響を与えられる選手をイメージしているから。
大谷翔平選手は目的達成型なので、目標を達成しても油断しないし、燃え尽きないし、反対に結果が出なくてもぶれません。
世界一プラスの影響力がある野球選手とは、うまくいかないときにどんな考えや行動をするのだろう?ふてくされるのだろうか?できることに焦点を合わせて、次に向かっていく人が愛され、応援される選手ではないか?というマインド。
目的は、企業で言え、志や経営理念といわれるもの。
目的は世界一観ている人たちに感動を与えられるようなプレーをすること。
そのために意識して全力でやれることをやっていこう。
凡事徹底していこうと決めていました。
亀はゴールしか見ていませんでした。
戦いとは相手を負かそうとする行為ではありません。
自分がゴールに向かってできることを全力で凡事徹底することなのです。
全力とは相手ではなく、自分たちのできることをすることではないだろうか?
侍とは、
チャンピオンはチャンピオンになってからチャンピオンらしくなるのではなく、チャンピオンになる前からすでにチャンピオンなのです。
世界一のマインドをもっていて、世界一にふさわしい取り組みをしているから、結果的に世界一になれる。これはどんな分野でも共通だと思います。
参考記事
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