子ども時代に我慢してきたこと
子育てをしている中で気づくことがある。
娘は小2。ただ今、クレーンゲームにドハマり中だ。
毎週のように近所のゲーセンに通っている。
今日は夫とともに、お小遣いの1000円を持って遊びに行った。
結果、ハート型のスプリングおもちゃ1個のみ。
終わり。
ってことで、半泣き状態で帰ってきた。
「1個しか取れんかったー、お菓子も買えなかったー」
、、、先に買えよ。
以前1000円でたくさん取れたから、今回はショックだったのだろう。
「取れる時もあれば取れへん時もあるわ」
そう言っても悔しさと悲しさで泣きわめく。
とうとう1個だけ取れたスプリングおもちゃもぐちゃぐちゃにする始末。
(上の写真の状態に。元はビヨヨーンと伸びていた。)
誕生日プレゼントのお金を増やしてクレーンゲームをさせてくれ、と興奮しながら泣きついてくる娘に少しイラッとしながら言う。
「そんな泣いてもどうにもならへんで。泣いたら何でもしてもらえると思ったらあかんで」
そのまま娘はしばらくグズっていたが、その後はスッキリして落ち着いて動画を見始めた。
そんな娘を見て、ふと気づいた。
「あっ、私も子どもの時、あんなふうにグズグズ八つ当たりしたかったんだ。でも、できなかったから、今、腹が立ったんだ。」
私は子どもの頃、母を助けたいと思っていた。
役に立ちたいと思っていた。
だから、できるだけワガママを言わず、いい子でいた。
その方がきっと助かるでしょ?
と、勝手に、無意識的に選んで、そうしていた。
勝手に我慢していた。
もしかしたら、何か具体的な怒られたり、嫌がられたりしたことがあったのかもしれない。
それでも、いろいろ我慢してきたことには違いない。
でも、本当は出したかったんだ。
今の娘みたいに不満やら悲しみやら苛立ちをぶつけてスッキリしたかったんだ。
それができなかったから、それを平気でする娘に対してイラッとするんだ。
そのことがわかると何だか急に私もすっきりした。
#子育て中の気づき
#人は自分が我慢していることを平気でする人に苛立ちを覚える