みんな、何考えて生きてる？

この世界には、考えないといけない問題が山ほどある。

でも、未来のことをちゃんと考えてる人なんて、どれだけいるんだろう。自分の未来だけじゃなくて、次世代を生きる全ての生き物の未来までを。

同世代（25歳）の友達は口を揃えて「10年後何してるかなんてわからない」って言う。私は学生時代にアジアやアフリカを回ってた経験があって、「世界を平和にしたい」って割と本気で思ってる。冗談だろって笑われるけど。

私はお肉を食べない。情が湧くから。環境にも悪いらしいし。でも世間の声は「へえ、変わってるね」って感じ。「骨が入ってた」とか「食べにくい」とか当たり前のように文句を言いながら食べて、挙げ句の果てに「お腹いっぱい」って言って平気で残す。これが普通の感覚っぽい。

友達の家でゴロゴロしてる時、小さな蜘蛛が出た。私は虫も理由なく殺したくない。当たり前のように殺そうとする友達に「殺さなくてもいいじゃん」って言ったら、「いやいや」って呆れられた。そっちが世の中で言う「正論」ってやつなのかも。

私は本を読むのが好き。美容院で担当してくれた美容師さんに「何読んでるんですか？」って言われて、「社会とか政治についてです」って正直に答えたら、返ってきたのは「なんか、難しそうっすね！笑」だけ。その後話したのは、美容師ってモテるのか、とかそんな話題だったと思う。

ものを買うときは、安さよりも質や産地、生産過程にこだわりたい。でも、友達とショッピングに行くと海外産のファストファッションのお店に入ったりする。最近の服って本当に安くて、その裏にはどんな理由があるんだろうってところまで考えてるの、店内で私だけかも。

人間活動のせいで温暖化がどんどん進んでも、それでも生きていかないといけない。住む場所を追われる動物もいる。自然界の循環が壊れていく。

それを知りながら、今日も当たり前のように人間の文明の力で涼んでる私。

私はとことん利己的で矛盾だらけだ。結局思ってるだけで何も行動してない。

でも私は未来を守りたい。人間だけの未来じゃなくて、動物も自然も社会も全部、美しいまま残したい。「今が良ければ」とか「自分さえ良ければ」じゃなくて、もっと「未来(=他者)」に目を向けたい。

ほんの少しの自己犠牲と、妥協と、惜しみない優しさで、あたたかい輪を広げたい。みんなで。

だって、10年後も当たり前にこうして他愛もない話して呑気に笑ってたいじゃん。