見出し画像

9年ぶりにジェルバ島へ行く 12

遅ればせながら、ジェルバ島の地図です。
淡路島より少し小さめの島。
だから車でないと島中を回ることはできない広さ。

チュニジア🇹🇳は本当に小さい国だけど、南部にはサハラが始まっているのでなんだか色んな側面があり、人の性格や暮らし方のスタイル、言葉の使い方も色々場所によって違いがある。

そんな中、それぞれの県に住む人たちは、自分の生まれ育った県をとても誇りに思っていて、他の県に対して、いかに自分の生まれ育った場所が素晴らしいかを語る。
ほぼほぼの確率でチュニジア人はみんなそう。

でも、お母さんやお父さんの生まれ故郷が一番だという人もいるけれど。

とにかく、どこで生まれ育ったか。
そこを誇りに思いながら育っているというのがすごいなと思う。

日本ではそんなふうにみんながみんな、感じて生きてるわけではないからね。そんな人ももちろんいるんだろうけれど。

だからか、私にも、○○県はダメよ、あんなとこ、いくもんじゃないわ、ここが一番!と言われたり、あるいは、自分の地元がいかに素敵な場所であるかを強調して、だからあなたを連れていきたい、と強く言われることはしょっちゅう。

私は南部方言を話すので、北部に行くと、南部訛りを笑われる。

それでも、チュニジア各地には素敵な場所がものすごくたくさんある。
そして私的見解にはなるが、北部より、南部の方が、人が良いなあと感じることが多い。
北部の全てを知ってるわけではないけど、それでも南部のホスピタリティとは比較にならない。暮らし的にはフランス風の強さは北部にあるけど、自国の文化を守る、と言う意味では南部のほうがこの国らしさが多分に残っているように思っていた、、が、今回の旅で、それも変わってきたなーと思った。

車に乗り、食洗機を使い、家政婦を雇う人が増えていた。

日本と変わらない生活。南部で?南部で。

それでも人々のホスピタリティは変わらない。

でも、人々が皆言う、チュニジアは変わってしまった、人もみんな変わってしまった、と。

それは日本と同じく、良いように、ではなく、良くない方へ、と言う意味で言っていた。

世界どこもそうなのだろうという気がしている。

そんな中で、、

『ねえ、あんた、今日ランデブーある?』
と突然ぼーっとしてたら聞かれたので、ん?ランデブー???なんだったっけ??

私の知識では、、

ランデブーの意味
1. 1. 
(男女が)時間と場所をきめておいて出会うこと。

👆という認識があったのだけど、そういえばこの国では違ったんだった!

この国はかつてフランスの植民地だったことからフランス語も話す。だからランデブー、という単語も日常に根付いている。意味としてはこっちだ!
▷ フランス rendez‐vous (=会合。会合の約束)

いつもこの意味を忘れて、恋人との約束??
と思い違いをしてしまう。

でも当たり前に人々は、今日、ランデブーある?ときいてくる。

なんかひとりで頭の中をぐるぐるさせては自分の勘違いに笑ってしまう。

また、子どもの名前に、スキャンダル、とつけていた人がいた。スキャンダル?? なんでそんな名前、、と思ったが、きっと何がしかの意味があるんだろう。

ビンの蓋などは、普通に同じ、フタ、っていうみたいなんですけどね、、、

子供を寝かしつけるときも、ネンネ、ネンネ、というし、、。

ほぼジェルバしか知らない私だから言葉はこの島の人たちから学んできた。

それでも、まだまだ学ぶべき面白い言葉があるんだろうな。

一昨日教わった言葉、『ハルナーナ』
意味は、高齢者が何度も何度も同じことを話すこと。

ハルナーナ、というと一同爆笑。

島の中心地の夕暮れ

この笑いも日本人とめちゃくちゃ似ているんだよーという話はまた今度。

追伸
わたしもたぶん、この記事の連載において、かなり何度もハルナーナ、してるんだろうな、、、ごめんなさい、、。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集