ようやく読めた「繊細さん」の本

武田友紀さん著書、「繊細さんの本」
https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/468913/

前々から気にっており、本屋で見つけ購入後少しづつ読み進めてきた。

数日かけようやく読めきれた。読書週間があまりないため、本を読むスピードや本を読み始めると疲れてついウトウト眠くなってしまうのが時間がかかってしまった原因かもしれない。


☆☆☆

さて本題だ。

本書は、繊細・敏感でストレスを感じやすい人が繊細な感性を大切にしたまま楽に生きられる方法が書かれている本です。

読み進めていくとまず自分自身が繊細さんかどうかの診断テストに出会う。ここがまず面白い。

《チェックリスト》

〇自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
〇他人の気分に左右される
〇痛みにとても敏感だ
〇忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
〇カフェインに敏感に反応する
〇明るい光や、強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
〇豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい
〇騒音に悩まされやすい
〇美術や音楽に深く心動かされる
〇とても良心的である
〇すぐにびっくする
〇短期間にたくさんのことをしなければならないとき、混乱してしまう
〇人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく
〇一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
〇ミスをしたり物を忘れたりしないようにいつも気をつける
〇暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
〇あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり神経が高ぶる
〇空腹になると、集中できないと気分が悪くなるといった強い反応が起こる
〇生活に変化があると混乱する
〇デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
〇動揺するような状況を避けることを普段の生活で最優先している
〇仕事をするとき、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
〇子どもの頃、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた

この診断テストで12ケ以上「はい」がある場合、あなたは繊細さんの可能性が強いようだ。

私は11ケと繊細さんよりのようだが、本家繊細さんに比べるとそこまで繊細ではないようだ。

☆☆☆

この本を読み進めていくと、「確かに!」「その通り!」と思わせてくれるところもあれば、繊細さんはそこまで考えているのかと、気付きを与えてくれる本でもあった。

例えば、社内でキーボードをたたく音が大きい人がいたとして、その人がイライラしているのではないかと察してしまう。またその原因が自分ではないかと考え込んでしまい気疲れをおこしてしまうなどです。

このような方を繊細さんと表現されています。

もちろんこれだけではありません。気づかれすることばかりだけではなく、プラス面もあります。

非繊細さんが気が使いない、気が付くことができないポイントを気が付くことができるアンテナを持っています。

詳しいことは、本書を読んでいただきたいのですが、私が一番グサッときた章で『感覚を「わかってもらう」のは難しい。やってほしことを伝えよう』の章でした。

繊細さんが非繊細にいくら「わかって」「察して」と言っても、非繊細にはどうしても「わかる」「察する」ができません。

ここの例えが、繊細さんが「背中の羽根が痛い」と訴えているようなものと言いっており、非繊細には確かにわかりたくても痛みはわかりません。

私は、どちらかというと繊細半分・非繊細半分のような人間と自分自身で分析している。そのため、なんとなく羽根の痛みもわかるし、わからないと言うのもわかる。

色々な人と接する時に、本書のような方達がいると知っていると知らないだけでも接し方が全然違う。

実に勉強になった本でした。

ありがとうございました。




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