災難はあってみないと行動できない

いつも通勤で乗り換えている駅のすぐそば、本当にすぐそばで人身事故があった。

仕事帰りの通勤ラッシュで人も随分とホームにいた。
もちろんその事故があった電子内にも沢山の人が乗っていたと思う。

駅前は騒然としており、踏切近くであったため、踏切ランプは付いた状態。
消防車、救急車、パトカーと救助組が勢揃いだ!

帰宅通勤ラッシュということもあり、野次馬といつ電車が再開するのかの不安、家への電話をする人などで非日常風景で皆戸惑いを隠せなかった。

☆☆☆

事故整理と事故にあわれた方の捜索作業が続いていた為、これは当分再開は困難だなと思い、別の路線を考え動き始めた。

同様の事を考えた人達も同じ様に動いていた。

残念ながら、別の路線まで別駅まで行くのに歩いて15〜20分かかる距離だった。

その距離を人の流れが出来ていた。

何とか別路線にたどり着き、乗り慣れない電車に乗って帰宅したが、何時もより大幅に帰宅が遅れた。

家についた安心と乗り慣れない電車での人混み、運動してるとはいえ、仕事終わりに長距離歩行でクタクタになっていた。

☆☆☆

情報を振り返り、地震、火災、津波、台風などで多くの災害時、公共の交通機関はマヒをする。
このような時に多くの人はどう動くのか?!
もちろん、防災訓練を行っているのでそれなりの集団行動を取るのだが、即座に状況判断をしなければならない時に沢山のシュミレーションをしておかないと人は動けない。
仮にシュミレーションをしていたとしても、動揺や不安も重なり判断は鈍くなる。

今回の件で、人はやはり頭でわかっていても体で経験し、苦しい想いをしなければ本当の行動は起こせない事がわかった。

ライオンは子どもを崖から落とし這い上がらせて強くさせるというが、崖に自ら落ちることはないのだが、できる時に、早いうちに茨の道を経験しておいた方が自分が見える世界は変わる!
判断が早くなる!

事故にあわれた方のご冥福をお祈りします。


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