犬がいた季節(伊吹有喜)を読んで
ずっと前に本屋さんで気になって買って、ずっと積読だった本。
とある高校で飼われる犬を巡って、時代の変遷を追って高校生たちの青春が描かれる。犬目線なのがなんとも可愛らしい。
私はというと、2000年代前半に高校生だったわけだけど、
最近使う電車が変わってその高校の制服をよく見る。
私の時とすこし違って、ベストの裾のところにラインが入っている。
私たちの時はユニクロのカーディガンとか、イーストボーイのリボンとかしてたなぁ。それがだめなのかな、今は着崩している子は皆無。
あの頃と変わったのは、女の子でもパンツスタイルな事。制服が。
うん、たしかに、それもあり。
どうなんだろう、私が高校生だったらはくのかなぁ。
脱線しましたが、
この本を読んでいると、高校生の頃の思い出がフラッシュバックする。
犬は高校にはいなかったけど、
ずっと見守ってくれる先生とか、こんな気持ちなのかな。
あの時の学生も、
今の学生も、
それぞれの時代に合わせて楽しんでる。
楽しみ方は違うし、
それぞれ自分の過ごした青春が一番って思ってるかもしれない。
それでいい。
だけど、自分とは違う青春の過ごし方を覗けると、
あぁこんなのもいいな、って思える。
時代を超えた、思い出の共有?ができる。
あっという間に読めるし、楽しいし、犬がかわいいし、おすすめです。