若かったあの頃
どこかで、酷い目に遭ったらいいな
そんな事を言い始めてから、心に変化が起こり始めた。
それ以降、本当に許す事ができたんだけど。
偶然会った時、普通に話せるようにもなった。
長い時間がかかったけどね。
心の底の本当の思いを、意識できるようになるまでは
許しは実践できない。
本当に、相手がひどい目に遭って
罰を受けて欲しい
そんな事を思ってたんじゃなく
相手の不幸を願うほど
自分は傷ついていたこと
わたしはその事実から、逃げていた。
知らないうちに軽い風邪にかかって
自然に治った経験は誰にもあるけど
40度を超える高熱が続き
ベットから起きられないほどの風邪だったら
誰もが適切な治療を受けるだろう
心に大怪我をした時も
どんな怪我なのか、はっきり見なければならない
わたしは、自分の怪我を見たくなかったのだ
弱い自分と惨めな自分がそこにいたから
相手は仕事順調、結婚決まり
人生の頂点、って時だったから余計にね
こんなひどいことされたけど、許すわたしって
エライ!
そんな態度でも取らなければ
何一つ勝てるものがない
そんなの惨めじゃん
バカみたいに、虚勢を張っていたのだ
若かったあの頃のお話
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